「食の職」新宿ベルク: 安くて本格的な味の秘密 (ちくま文庫 さ 42-1)
- 筑摩書房 (2015年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480432612
感想・レビュー・書評
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面白すぎて一気読み。
最後にベルクに行ったのが十年以上前なので、また行きたくなりました。こだわりのエピソードを読みながら、次回はこれを食べよう!と決意が強まりました。
アルバイトの人の雇い方や、狭い店ならではの仕込みの話も興味深かった。
とても良かったので飲食店を営む妹に一冊プレゼントしようも思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日、南陀楼綾繁さんと金井真紀さんのトークイベントに参加した時のお題"人人本"と聞いて、トークを聞く前の人人本というフレーズのみでピンと来た本『「食の職」新宿ベルク』(迫川尚子著)を再読。知ってはいたけど、面白いのなんの!
ちゃんと登場する人数は少し少ないのですが、読み通すと色々な人が登場します。書店で働いていたからかもだけど、"お店"という"場"は本当に多くの人によって成り立っています。ベルクもわずか15坪のお店ですが、こんなにも多くの人に寄ってあんなにも素敵な"場"になっているのだなぁと改めて。
再読してみたならば、イラストが曽根愛さん、解説が久住昌之さんで弊社の本とも関わりあるお名前が。すべては人人から成り立っているのかもしれない。 -
楽しく拝読できました。
ベルクはまだ2回しか訪問したことがありませんが、また訪問したくなる本です。
「言葉と絵で味を伝える」ということ。これまで私の発想にはなかったことです。ビールや日本酒の味を、私も絵や言葉できちんとで味を伝えることができると良いなぁ。
エッセンベルク、鶏なんこつ。ソーセージやコーヒー。純米酒。いろいろなものを味わいに、今後もたまに訪問できたら良いな。 -
新宿にベルクという店があるということを、関西の情報誌で知った。それ以来、いつか行ってみたいなと漠然と思っていた。基本立ち飲みが好きで、そんな店ばかり探している。
そんな店の存在も忘れていた頃、書店の「食」をテーマにしたブースで、この本を見つけた。
店への愛情とこだわりが溢れていて、それでいて、そこに関わる人への愛情も溢れている。職人の方々との対談はとりわけ読み応えがある。
読み始めたところに、ちょうど東京出張があり、新宿は関係なかったけど、無理して時間をやりくりして、新宿に行った。読むとどうしてもベルクドックとビールで一杯やってみたくなったので。 -
好きなものを徹底して追求する姿勢は見習うべきことしかない。こだわりや主観が強い印象もあるが、それをも凌駕する「食が好き」という情熱がすばらしい。
ロジックとパッションのバランスが絶妙。またお店に遊びに行きたい。 -
食
ノンフィクション -
"小さなお店だが、しっかりと地に足をつけてブランドとして成り立っている。
まだ一度も訪れていないが、一度行ってみたいお店だ。
こだわりの、パン、コーヒー、ハムやベーコンを堪能してみたい。" -
673.98
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購入。
新宿ベルクが店の味を作る際の姿勢をまとめている。
新宿ベルクに食材を納めている職人とのインタビューがとてもよい。職人ごとに何を考えて仕事をしているのか、どんな仕事をしているのかがすごく伝わってくる。
従業員がメニューを決めたときのエピソードもあるのがよい。想いを工夫してメニューで表現しているように感じる。
この本より前に出ている本があるようなので、それも読みたくなった。何よりもベルクでマイスターハムサンドを食べたくなる。 -
本屋さんで立ち読みした時は面白そうに思えたんだけど…
買ってきて読み始め、ふと表紙裏の著者紹介のところに
『新宿のヴァージニア・ウルフ』と書いてあるのをみつけて、
「…へ?…誰が?」と言う感情が急激にこみあげて
私の体内の怒りをはかる部分の目盛が振り切れて
部品がどっかに飛んで行っちゃったくらいの感じで読みだしたから
どうしても辛辣な判定になってしまった。
「うちはすごい、うちは違う、そうだよね?!」のオンパレードに
そうなのかもしれないけど、辟易。
大体このお店に全く思い入れが無いのに
読んだりしてごめんなさいね、と言う感じ。
読後、いまだどこがどう『ヴァージニア・ウルフ』なのか
皆目わからない。(拘るね)
本を読んだだけだとへーふーん、そうなんだーと
本当に傍観者、だったので、
いつか、行ってみるかな。(時期未定)