なぜ日本人は戒名をつけるのか (ちくま文庫 し 32-3)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480432377

感想・レビュー・書評

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  • 死んだ人にとっても、残された人にとっても、要は見栄だよな。
    それに意味があるか?といえば、それぞれの考え方があるだろうけど、葬式を中心に寺と残された人と利害が一致してるんだろうね。
    関係ないや!って考えている人にとっては迷惑な話だけど。

  • そもそも寺院の建立などに功績があった人にあたえられていた戒名。いまでは葬式代の一部というべきか、時に予想を超えた金額でトラブルのもとになることもあるという。寺ではお布施と言うが、名前によって相応の金が必要なのは明白。本書では戒名の仕組みや歴史を掘り下げている。親本は随分昔に出ているのに、いまだに古くならないのは事情が変わらないせいか。身分に応じて〝見下すような〟戒名もあったとは驚き。

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著者プロフィール

島田裕巳(しまだ・ひろみ):1953年東京生まれ。宗教学者、作家。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任し、現在は東京女子大学非常勤講師。現代における日本、世界の宗教現象を幅広くテーマとし、盛んに著述活動を行っている。 著書に、『日本人の神道』『神も仏も大好きな日本人』『京都がなぜいちばんなのか』(ちくま新書)『戦後日本の宗教史――天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩選書)『神社崩壊』(新潮新書)『宗教にはなぜ金が集まるのか』(祥伝社新書)『教養としての世界宗教史』(宝島社)『新宗教 戦後政争史』(朝日新書)等多数あり。

「2023年 『大還暦 人生に年齢の「壁」はない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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