私の恋愛教室 (ちくま文庫 ふ 24-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426529

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  • 私の恋愛観  ※  恋愛と人生 恋愛の聖化 美的恋愛  恋愛への逃避 恋愛感情の混乱 恋愛の意味づけ 性の科学 性の露出化 結論  ※現代人は愛しうるかロレンスの恋愛観性的好奇心について恋愛の幻滅  ※誤れる女性解放論日本家庭論恋愛狂時代  ※あとがき以上が目次です。解説は「恋愛はするものであって語るものではありません」(中野翠)。底本は1959年新潮社刊。解説にあるように「決して読みやすい本ではない。スラスラスイスイ読み流せる本ではない」。もちろん刊行当時からかなりの年月が過ぎていることを勘案して読まねばならぬ点も。でも、まず最初の数頁でぐい、と胸ぐら掴まれた思いです。スラスラスイスイではないけれど、一気に読みました。「恋愛など女子供に委せておけばいい」とは考えない人、ぜひどうぞ。手に取ることができるなら、中野翠による解説を読んで「なるほど」と思われる方、ご一読あれ。あ、それから、D・H・ロレンスに興味をお持ちの方も、ぜひ。

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著者プロフィール

評論家,劇作家,演出家。東京大学英文科卒業。 1936年から同人誌『作家精神』に,横光利一,芥川龍之介に関する評論を発表。第2次世界大戦後すぐに文芸評論家として活動を始め,やがて批評対象を文化・社会分野全般へと広げた。劇作は 48年の『最後の切札』に次いで 50年『キティ颱風』を発表,文学座で初演され,以後文芸部に籍をおいた。 52年『竜を撫でた男』で読売文学賞受賞。 63年芥川比呂志らと文学座を脱退,現代演劇協会,劇団雲を結成して指導者となる。 70年『総統いまだ死せず』で日本文学大賞受賞。シェークスピアの翻訳・演出でも知られ,個人全訳『シェイクスピア全集』 (15巻,1959~67,補4巻,71~86) がある。著書はほかに『人間・この劇的なるもの』 (55~56) など。 81年日本芸術院会員。

「2020年 『私の人間論 福田恆存覚書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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