- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480098719
感想・レビュー・書評
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旅行ガイド風の古代ローマ案内。
巻末の『役に立つラテン語会話』の「私はとても頭の悪いクマです」が役に立つ場面が思い浮かばない…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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豆知識的に古代ローマの生活がミクロでわかる。一定の知識があることが前提だが面白い。
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詳しい内容や妥当性についてはAmazonとかにいる評論家に委ねることにする。私は単純に読み物として面白いと思った。ジョーク臭い表紙だが生活史を知るには十分に役立つ。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738246 -
旅行ガイドという視点を通して、古代ローマの様相が見えてくる面白い本。ローマ帝国時代の解説がメインだが、ロムルスの話や共和政時代の話も出てくる。当時の文明レベルの高さには驚嘆。生活のほぼ全てが人脈で解決されるというシステムも興味深い。こういった古代都市の旅行ガイドシリーズはもっと増えて欲しい。
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ちょっと何これ面白い本!
こんなふうに古代ローマを描ける著者に嫉妬しそう。
巻末に少し、旅行ラテン語会話集あり! -
人目を引く趣向の表紙とタイトルだが、歴史の本で、古代ローマのインフラ、習俗、地理、施設などが、ややガイド風に紹介。合間に著作の引用や落書きなどを交えて、当時の雰囲気を伝える工夫は特に良かった。トピックのバランスも過不足なく、史実をしっかり踏まえた内容なので、逆に表紙とのギャップに戸惑う人がいるかもしれない。それにしても遺跡や記録など2,000年前の情報がこれほど豊富な古代国家も珍しく、下手すれば今日の謎に包まれた国よりは、確かにガイド本製作に値しそう、などと感じた。
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西暦200年頃のローマを旅するためのガイドブックというテーマで書かれた1冊。ローマの建造物、文化などについてガイドブック形式で綴られている。
表紙も帯もすっごいユーモア溢れる感じなので、古代ローマについてのゆるーい本かと思って読み始めたが、なかなかしっかりした内容だった。さすがちくま学芸文庫。悲しいことに私自身古代ローマについて知識がないので、興味ある人だったら結構面白いんじゃないかと思う。
巻末のラテン語会話集も面白いです。 -
旅行ガイドの体裁をとっているが、古代ローマの政治、経済、文化を具体的に解説した見事な歴史書。西暦200年頃のローマの様子をまるで見てきたかのように活き活きと描いている。当時の様子を想像だけでここまで描くことは困難だろうから、生活の様子を残した史料が多数存在することは想像に難くない。また、非征服民の社会、文化を破壊する傾向にある欧州において、ローマの文化、風習がここまで残っているということは、欧州人にとってローマが特別なものであることを伺わせる。