教養としての政治学入門 (ちくま新書)

制作 : 成蹊大学法学部 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 379
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480072115

作品紹介・あらすじ

いま政治学では何が問題になっているのか。政治史・政治理論・国際政治・福祉・行政学・地方自治などの専門研究者が12のテーマで初学者を導く政治学への道案内。

感想・レビュー・書評

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  • 政治学の中の各分野ごとに、その専門の大学研究者によって書かれた本であるので、馴染みがない分野の話では初めて聞く単語も多く少々難しかったです。
    本当に一から政治学の勉強を始めるならもう少し簡単なものを読んだ後に、この本を読んだ方がいいと思います。
    ただ、各章は独立していますし、馴染みのない分野でも著者によっては読みやすかったので、興味がある章や読みやすい章だけまずは読んでみるのもいいと思います。
    私としては、アメリカの政治は最近特に興味があるので、新しい知見も得られて良かったです。

  • 成蹊大学で教鞭を執っていた研究者ら(当時)による小論集。様々なテーマを扱うことで、漠然とした学問である「政治学」の全体像が垣間見えてくる。

    読後の印象は、普段評者が意識して触れてこなかったような題材についても知ることができて有意義だったというところだろうか。とりわけ思想、日本政治論、中国の封建制は初めて知ることばかりだった。ただ、6章だけは少し退屈だったかなと。

  • 政治の話と思って読んでいたら、結局歴史の話になるのだなと思った。
    全ては昔から繋がっていて、その延長線上に今があり、それが今の政治になっている。

  • オムニバス形式で10章ほど
    ロシアソ連の戦時の民衆の動向が興味深かった。戦時中の方がいきいきとしてたなんて考えられない。
    特に筆者の意見とかはなく、これから学ぼうとしている人に、色々な角度からの政治学を見れるという観点からおすすめ

  • 2021/08/25

    お世話になった先生方が書かれた一冊。
    政治学の基本を復習しようと思い手に取った。どの章からも学ぶことが多かった。授業づくりに生かせるような小ネタもあったので、機会を見て読み直したい。

  • 地方行政から国際政治まで政治学のさまざまな専攻の概説がコンパクトにまとめられており、高校で政経すら履修していない文学部出身の私でもわかりやすく、読みやすかった。それでも書かれていることの半分も理解しているか怪しいけれど…

    余談になるが、政治学入門と銘打った文章に坂口安吾やら太宰治やら文学作品が数多く取り上げられているのには驚いた。文学は社会とつながっているのだと再確認させてもらった。

  • 政治学の入門編としては非常に勉強になる本である。特に日本の政治や諸外国の政治の成り立ち、あるいは国際政治や地方行政など今現在の社会がどのような歴史を通って今に至っているのかと言うことを歴史と思想、地域との比較などの面で詳しく学ぶことができる。全く政治の事などわからない人が読んでもわかるような入門的な要素もあり教養を深めるにも良い本と言える。

  • 政治学に関係する12のテーマについてそれぞれの研究者が読みやすく、コンパクトに紹介している。
    政治学を深掘りするというよりは、あまり学んだことがなく、またそれに関心のある人がより興味を持ち、次の書物を手に取れるようにと導いてくれる一冊。

  • ポピュリズムによる世界政治の問題の中でのドイツの組閣に時間がかかることの政治機構の問題点、中国と西側諸国との立ち位置の関係の歴史、外交史、戦後日本の政党政治や地方自治の視角など専門分野を興味深く考えられるように書かれている。

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著者プロフィール

【執筆者】高安健将 [日本政治]西村美香 [行政学]浅羽隆史 [地方自治]遠藤誠治 [国際政治]野口雅弘 [政治理論]平石耕 [西洋政治思想史]井上正也 [日本政治外交史]立石洋子 [西洋政治史]今井貴子 [比較福祉政治]西山隆行 [アメリカ政治]板橋拓己 [ヨーロッパ政治]光田剛 [アジア政治]

「2019年 『教養としての政治学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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