アメリカ政治講義 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071439

感想・レビュー・書評

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  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1213175

  • トランプ対バイデンの選挙報道に関心を持ったは良いが、アメリカの政治システムを殆ど知らないことに気づいたので、本書を読んだ。非常にコンパクトにまとまっていて、アメリカ政治入門書にぴったりだと思った。

  • いや、こんなよい入門書があったとは。もっと早くに読めばよかったですが、今更でもとても頭の整理&勉強になりました。新書というコンパクトな分量の中に、アメリカ政治の基本ポイントと論点がとても良くまとめられ概説されています。文章も無味感想ではなく、非常に読み進めやすい。良書と思います。著者に感謝。

  • 第1章 アメリカの民主政治
    第2章 大統領と連邦議会
    第3章 連邦制がもたらす影響
    第4章 二大政党とイデオロギー
    第5章 世論とメディア
    第6章 移民・人種・白人性
    第7章 税金と社会福祉政策
    第8章 文化戦争の諸相

    著者:西山隆行(1975-、政治学)

  • 米国政治の概要について非常にわかりやすい方について書かれている名著。分量がそこまで膨大にもかかわらず、様々なカテゴリについてもカバーされているのはありがたい。一般的な議会や行政を含む政治システムの解説だけでなく、外部にある利益団体の存在や、宗教の政治に対する影響等についてもそれぞれ上を設けて解説して頂いてるのがありがたい。これ1冊を読んでおけばコメリカに関するニュースがより深く理解できると思う。

  • 東2法経図・6F開架 B1/7/1331/K

  • 東2法経図・6F開架 B1/7/1331/K

  • 312.53||Ni

  •  同時期に出た筆者の別の本よりも、こちらの方が一般読者向けと銘打つだけある。門外漢の単純な疑問や陥りがちな誤解をベースに、現実の事象を多く取り上げているため読みやすかった。と言っても単なる時事解説ではなく、政治制度や社会の基本に目を向けている。
     米大統領の権力は強い、というありがちな前提。しかし筆者は、行政部の中ではそうだが、他の機関との関係ではむしろ弱いと述べる。確かに、米国自体の影響力が世界で大きいことや、現在はトランプ大統領の個性だとか上下両院とも与党共和党が多数だとかで、つい大統領の権力が強いと自然に思いがちなのかもしれない。
     他にも、近年の二大政党の分極化と対立の激化、さらに各党の内部対立。投票率の低さや有権者登録のあり方。生存権の規定がない憲法と、労働・市場を重視する社会福祉政策、それと白人労働者階級の不満。日仏とは異なる政教分離や宗教の社会への影響。裁判所の政治的役割。米の政治や社会に対する自分の断片的・表層的な知識が拡充されるとともに、頭の中で連結された気がした。

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著者プロフィール

成蹊大学法学部教授(2022年12月現在)

「2023年 『図録 政治学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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