- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480071262
感想・レビュー・書評
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この本は素晴らしいです。
日本だけでも推定10万種もの昆虫がいるとされているそうですが、しかし有名なのは特徴のあるごくわずかな種だけで、大半は大して特徴も無い、人の興味を引かない、とても地味〜な虫なんだそうです。そうでしょうね、10万種もいれば。
この本はそんな地味な虫たち、しかも絶滅に瀕している虫たちを丹念に追いかけた記録です。
惜しむらくは、本文中の写真が白黒で、しかもあまり大きくないので、虫たちの形が今ひとつ掴みにくいことでしょうか。(でも人によったらあまりにリアルなのは引いてしまうかもしれないので、このくらいが良いという話もありますが、、、)
これで何者か分からない小さな昆虫をみても、これまでとはちょっと見る目が変わるかもしれませんね。 -
虫屋を極めた先に見えている世界はどんなものなのだろうか。ついに虫屋になれそうにない私は著者の文章を通して虫の世界を覗くことに甘んじよう。
圧倒的な「書くべき」情報を持っている人の文章は濃密だ。内側からひねり出す文章は面白くない。 -
地味すぎて逆にすごさを感じる。冒頭からウスケメクラチビゴミムシで始まる。
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多くの地味な虫たちがどんどんいなくなっているんだろうなぁ…というのはなんとなく感じていたけれど、それを1つ1つ追跡調査しているところがこの本の凄さです。人間はホントに罪深い。
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東2法経図・6F開架 B1/7/1317/K