- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480068415
感想・レビュー・書評
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ADHDが認知されてきています。
少なくない割合の人たちが該当していると言われていますね。
症例が詳しく出ているのですが、これらが極端な部類なのかと言えば、恐らく違っていて、4-5%はいるであろう現状の、突出した一部の症例と思われました。
では周りにいる軽症または境界のところにいるひとたち、その人たちはどうなのだろうか、その人たちは自覚しつつ暮らしているのか、そうではないのか。
好きな分野には力を発揮できるので、その分野を生かしてもらえればいいのですが、周りの理解も、やっぱり必要ですよね。
理解を得られるかどうかというと、やはり離婚に至る例も多いと書かれていました。
そうだよなぁ、と思います。
できないのだから、仕方ないです。
いいところもたくさんあるので。ありがとう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発達障害という言葉が耳目を集め始めてから、20年あまりたち、現在では大人の発達障害という言葉が聞かれるようになった。ただ、投薬ってどうなのかなぁと疑問がおおいに残ってしまう。大人の発達障害についての入り口についてわかった一冊。
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様々な臨床事例が多く載っていて勉強になったし、イメージがしやすく分かりやすい。
ADHDの誤診がこんなのにも多いのかと考えさせられた。 -
悪くなかったのだけど教科書っぽさが少し強い。著者の実体験や、専門家としての意見・主張はあまり期待できない。
著者が出会ったADHDの当事者が実例としていくつも登場する。ただし、あまりにボカされており、重複冗長感が否めない。個人情報という観点は理解しつつ…。
そして関連する症状が列挙されるため、情報量が多い。発達障害系の新書にありがちだけども。正直に言えば一度では把握し切れなかった。きちんと頭に定着させるためには何度か再読する必要がありそうだ。
総括としては少し物足りない。まぁそうだよな、と。知っていることが多かった。これならばググって事足りそうだと感じてしまった。
(長くなってしまうので、各論などは書評ブログからどうぞ)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E8%A6%81%E7%B4%84%E6%84%9F%E6%83%B3_%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AEADHD_%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%82%82%E8%BA%AB%E8%BF%91%E3%81%AA%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3_%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%98%8E -
ADHD(注意欠陥多動性障害)について、初学者にもわかりやすくまとめられている。
診断基準や症例、治療法なども数多く紹介されていた。
ADHDの診断チェックリストなどもあるので、自分がADHDなのではないかと不安な人は試しにやってみるのもあり。 -
ところどころにくせをかんじる
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2022.10.25 図書館
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大人のADHDは段々知られるようになってきたが、それが障害と言えるのか、ずっと疑問に思っていた。本書は障害というより症状、個性だと言う。様々な苦労の末にようやく適切な診断が出て、投薬と認知行動療法のもと、当事者が回復してゆく症例が豊富に引用されている。当事者が時にはトリックスターとして、生き生きと輝かしい人生を送るため、また周囲の理解を深めるため、適切な案内書だと思う
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著者はADHD専門外来を担当する医師。うっかりミス、気の短さ、攻撃性、熱中しやすさなど、個人の性格や性質で社会生活や家庭生活で困るほどのものは、発達の問題に起因していることも多いそうだ。そしてそれらは薬や心理療法で改善できるという。発達についての正しい知識が広まることで、本人も周りも人間関係が楽になりそうだ。