年金は本当にもらえるのか? (ちくま新書 855)

著者 :
  • 筑摩書房
3.79
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本棚登録 : 435
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065612

感想・レビュー・書評

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  • 現代日本人必読。

    年金のシステムを知るのと同時に、
    どうしてこのような帰結になってしまうか、背後にあるシステムを理解したい。

    そして、その様な報道ができないマスコミに対して、怒るべきである。

  • 【要約】


    【ノート】

  • 図書館

  • 東2法経図・開架 B1/7/855/K

  •  現在進行形で見直しが進む年金制度に関する解説書。同様の本は多数あるが専門家が書いたもののほとんどは眠くなってくるので、そうならないように書いた‥‥とのこと。確かに眠くはならないが、別にもう少し難しい書き方をしてもらっても構わないと感じた。

     過去の経緯と現状に関する基本的な説明は参考になるが、今後取るべき方針については客観的な解説とは言いがたく、著者の主張を全面に出した文章となっている。そのあたりは割り引いて読むべきだろう。

  • 流し読み。
    もらえる。

  • 以前からよくネットで著者の書いた記事は読んで好感をもっていたので、まとまったものを読みたいと本書を手に取った。
    個人的にも、厚生年金から国民年金に変わって年金に対する興味は高まっていた。

    まずは、本書によって得られた知識知見から、年金制度についての感想。
    うーん、お先真っ暗じゃないか。まったく明るいニュースがない。
    どうしたらいいんだ...

    そしてここが本書の不満な点。
    この本を読んで不安になって、その後、何をしたらよいのかまったくわからないのだ。

    本質的には投票だと思うが、破綻が確実な年金制度を目の前に具体的にどう備えたらいいのかは書いていない。
    確定拠出年金?個人年金?国民年金のサボタージュ?国民年金基金は?

    サブタイトルには「あなたが本当にもらえる年金の金額がわかります」とうたっているけど、それがわかったところで「じゃあどうしたらよいのか」がわからなければ意味がない。

    特に、本書は厚生労働省の官僚が悪の根源だ、という書き方をしている。私たちは官僚を選べない。政治家を通じて間接的にしか意思表示できない。
    フィナンシャルプランナー的な観点からではない、高所からの観点で語って欲しかったなぁ。

  • すごく易しい言葉で年金とは何かという基礎的な事から解説している本。
    年金システムは破綻しているとか、大丈夫とかいろんな声がある中でなぜそう言われているのか、そう発言している人は誰なのか、きちんと解説しておりよく理解できました。

    僕を含めて下の世代の人たちは高額所得者層で無い限り、確実に損をしますね。
    いっそのこと自営業で国民年金に入って未納という選択をしてしまうのもまぁ賢い選択といえるんじゃないでしょうか。
    公務員やサラリーマンは選択の余地なしで年金に入らなきゃいけないのでどうしようもないですね。

  • 新書・文庫  364.6||スズ

  • 年金問題を厚労省の難しい言葉遊びから、平易に説明してくれる一冊。やはり、積立方式に制度を変えないと維持出来ないのは納得できました。

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著者プロフィール

1991年生まれ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門は美学。主な論文に、「ランシエールの政治的テクスト読解の諸相──フロベール論に基づいて」(『表象』第15号、2021年)、「ランシエール美学におけるマラルメの地位変化──『マラルメ』から『アイステーシス』まで 」(『美学』第256号、2020年)。他に、「おしゃべりな小三治──柳家の美学について 」(『ユリイカ』2022年1月号、特集:柳家小三治)など。訳書に、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『受肉した絵画』(水声社、2021年、共訳)など。

「2024年 『声なきものの声を聴く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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