下町酒場巡礼 (ちくま文庫 お 35-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 60
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480036643

作品紹介・あらすじ

縁が丸くなったコの字のカウンター、木の丸いす、黒光りした柱や天井、掃き清められた土間、大型の木製冷蔵庫…。魅力的な主人やおかみさんと常連の客たちが、長い年月をかけ練り上げてきた空間に浸り、酔った。人が酔うのは酒ばかりではない。東京の場末、個性ある隠れた酒場46店を呑んべえ三人組が飲み歩く、これぞ「酒場愛好家」の必読書!第19回「雑学出版賞」受賞。

感想・レビュー・書評

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  • こうした店がどんどんなくなって行ってしまう。昭和の街を記録しているという意味でも意義深い。なんにせよやっぱりこういう本を読むのは楽しいし酒場巡りも楽しい。こんなに自分に合うとは思わなかったな。 20090326

  • 酒場は大して飲めないのに憧れるのです。特に立ち飲み。全然行った事ないけど、ふらりと立ち寄ってさくっと呑んで立ち去る。んで街をフラフラ。だんだんと古い酒場が無くなって行くけど行ったことなくて悔しい。
    そんな憧れる酒場が満載です。

  • 以前に何気なく読んで、すばらしく心を惹かれました。実際にいくつかこちらに掲載されている酒場に行きましたが、それほど、酒は、強くないのですが、呑みながら、肩から力が抜けて、リラックスしてきました。一人で、のんびりと飲むのにあっていると思います。

  • 居酒屋レッドデータブック!あるいは食が産業化される前の幻のメニュー集!はてまた時代を支えた雑多な職種のおじさん図鑑!絶滅していくから愛おしいのか?消えゆくものへの挽歌か?東京の再開発で乱立する「白く塗りたる墓」インテリジェントビルに反比例するように盛り上がるセンベロブームのガイドブックでもあります。もちろん趣味としての巡礼も楽しいのですが、しかし取り上げられた居酒屋聖地が生き延びるにはそこに集う夕方に仕事を終えることのできるおじさんが生き延びることであり、そういう職業を抱える地域のくらしが生き延びることであると思います。がんばろう!北区!台東区!江東区!まあ会社にも家庭にも居場所のないおじさんはこれからも増えていくことを考えると、スターバックスならぬわれわれのThird Placeとしての居酒屋文化はまだまだ大丈夫かも…

  • 14/04/13、ブックオフで購入。

  • 読んでいる途中で分かった。これは名著だ。あるようでなかった昭和の薫りのするかけがえのない記録。何気ない雰囲気だが、どうして大人の男の世界はかくもこう愛しきものなのか。

  • 近所の酒場も何軒か紹介されてます。

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