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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020260
感想・レビュー・書評
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安房直子さんの世界をたっぷり堪能。
どれもこれもいかにも安房さんらしい感じがして、とても良かった。
ミニチュアのストーブに火を灯すと現れる、娘のまぼろしに見入られてゆく老人を描いた「火影の夢」なんか、好きだなあ…。わたしの子ども時代の愛読書「まほうをかけられた舌」収録の作品にもあったけど、日本じゃないような雰囲気なのね。
「まほうをかけられた舌」収録の「青い花」には傘職人の青年が出て来るけど、表題作の機織りの青年が主人公の「銀のくじゃく」は同じ系統だなーと思う。
美しくて、悲しくて、切なくて、ここではないどこかに誘われる。それはもしかするとかつて知っていた、懐かしい世界かもしれない。傑作!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メモの方に日付が書かれてなかったので…(汗)9/22-10/15の間に読了した模様。
安房直子って、私の年代では小学校の国語の教科書で習った「きつねのまど」をまず最初に思い出す。
その時のなんともせつない話が心にずっと残っていて、それがこの本を手にした原因なんだけど、…うーん、かなり読み流してしまった。。
もう一度読み直したい本です。
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