文明としての徳川日本: 一六〇三―一八五三年 (筑摩選書 149)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480016461

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:210.5A/H12b//K

  • 徳川日本を「江戸趣味」や「暗黒史観」として捉えるのではなく、250年という時間と日本列島という限定された空間の中でうまれた独特な文化・文明として著者は点描するのである。
    宗達・光琳の琳派や芭蕉、蕪村、貝原益軒の本草学や新井白石の『西洋紀聞』、杉田玄白の『蘭学事始』、さらに華山や源内など、様々な江戸時代を代表する頭脳の営為を分析し、結論として、完結した文明たいとしか言いようがないと著者はいう。
    パクス・トクガワナ、よく言ったものであります(笑)。

  • 江戸時代の天下泰平が生んだ文化について幅広い見地から論じた本。
    それはそれでいろいろと教えられるものはあったが、タイトルから予想していたものとは少々違っている印象。それがやや評価が低めの理由。思い込みだけで本を読んではいけない。

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著者プロフィール

芳賀 徹(はが・とおる):1931?2020年。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、日本藝術院会員。プリンストン大学客員研究員、京都造形芸術大学学長、静岡県立美術館館長などを歴任した。主な著書に『絵画の領分──近代日本比較文化史研究』(大佛次郎賞)、『文明としての徳川日本──一六〇三─一八五三年』(恩賜賞・日本芸術院賞)、『外交官の文章──もう一つの近代日本比較文化史』などがある。

「2023年 『平賀源内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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