世界は自分一人から変えられる~貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479796091

感想・レビュー・書評

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  • ジェームス・ブラウンのことば
    「平静を保つことで、キング牧師の名誉を称えよ」

    P44
    なら、どうするか?
    勉強をすればいい。それだけの話である。
    できないことがあるならば、できるようになればいい。
    能力が足らなければ、補えばいい。
    そのために人間の脳みそはあるのではないか。ただそれだけの話。

    P45
    外国語と一緒で、相手に伝わればそれが知識から体験となる。結果、成功体験とともにより自分の脳に知識が深く刻み込まれる。相手の対応が変わり、さらに自分自身も成長していける。

    P62
    この日本にいきていると「決められたことだから」「っ決まっている常識だから」といった理不尽野中で無駄に吸い取られていること、利用されていることは山ほどある。これは美容業界に限ったことではない。常識や寒冷は、確かに大切なことだと思う。ただ、それを決めてきた人間がすべて正しいとは限らない。そこに疑いを持った時、初めて見えてくる世界がある。初めて人と違うアイデアが産まれてくる。それは決して難しいことじゃない。常にそう考える癖を身につければいいだけ。視点を変える癖を身につければいい。その上で行動していけばいい。「自分の人生を生きる」とはそういうことだと思う。

    P73ただ、経済もそう。人もそう。すべてはどこかでつながっている。
    どんな時も感謝を忘れず、人を大切に、ご縁を大切に、けんきゃな気持ちで生きていく
    。その行いは、必ずどこかで誰かが見てくれている。それが巡り巡って、必ずどこかのタイミングで自分を救ってくれる盾となる。

    生きれば生きるほど環境を破壊しているという事実

    セヴァン・カリス=スズキの地球サミットのスピーチ1992

    P85ホセ・ムヒカ、ウルグアイ大統領ののスピーチ
    「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっといくらあっても満足しない人のことだ」

    吾唯足知(われただたるをしる)京都の龍安寺の蹲(つくばい=手水鉢ちょうずばち)の文字
    満ち足りていることを知る

    未来をつくるビジネス

    BOPビジネス(base of the economic pyramid びじねす)年収30万円以下の低所得者を相手にしたビジネス

    マイクロクレジット 貧困状態にある人への少額融資のこと

    しくみがなければ作る
    市場がなければ作る
    ~世界を変えたいなら

    P128
    「やりたい」なら「やる」
    「やる」なら、「方法を考える」
    「方法を考えた」なら「挑戦する」
    一度「挑戦した」なら、「あきらめない」
    「あきらめないと決めた」なら、「あの手この手と方法を変えて、できるまでやり切ってみる」
    そうすると、いつかは必ず上手くいく。人生はいつだってシンプル。
    すべてはやるかやらないか。それに尽きる。


    森の叡智プロジェクト
    https://www.minmira.com/blank-t9hff

    こちらが払うような形にすると人間の感情として「いかにラクにしてお金を稼ぐか」という頭になってしまう。のでそれすたすべて任せてしまう。
    要は「頑張ったら頑張った分、潤う仕組み」を与えること

    「みんなでみらいを」

    コズミックウォーター

    マハトマガンジーの「七つの社会的罪」
    それは、ラージガートにあるガンジーの碑文に刻まれた『七つの社会的罪』(Seven Social Sins)と題するもので、
    理念なき政治(Politics without Principles)
    労働なき富(Wealth without Work)
    良心なき快楽(Pleasure without Conscience)
    人格なき学識(Knowledge without Character)
    道徳なき商業(Commerce wihtout Morality)
    人間性なき科学(Science without Humanity)
    献身なき信仰(Worship without Sacrifice)
    という七つの言葉

    P173
    結局、プレゼンとは言葉。営業とは言葉だ。
    では、言葉とは何か?
    自分の体験から、心から、魂から生み出される言語だと思う。
    薄っぺらな知識で現行を読んでいるようにただ発するだけの言葉が、人の心に届くことはない。どれだけ会社の命令だといわれても、自分が本当に魅力を感じていない商品の魅力を伝えられるわけがない。
    無言でも、その商品の魅力を伝えられるぐらいになれたとき、必死になって頭を下げなくても、お客さんを不利か向かせることができるだろう。


    営業の結果とは、その人間の総合力の結果だと言える。

    P187
    「どうやったら上手くいくか」を考える癖

  • 社内企業制度を利用している。そのキックオフミーティングで講師が言った「やるかやらないか」。
    著者自身も同じことを本書の中で伝えていた。自分はやる側の人間になりたい。
    まずは日本を変えていきたい。幸せに暮らせる人がもっと多くなるように。

  • ずっと生協に置いてあった本。
    なんとなく気になってはいたけど、なかなか手には取らなかった。
    ふと、手にとって中を見てみたらすんなりと読めた。

    行動すること。
    この本を手にとったこともこの本に書いてあることもそのような一つ一つの行動による結果だった。

  • まだ、読んでません。ただ、今日、この本の著者の講演会に参加しました。とても面白いしゃべり口でしたが、内容は力強かったです。

  • こんなにも若いうちから事業を立ち上げて、人を巻き込んで、今があるとは、おどろいた。。

    内容は、「みんなでみらいを」の誕生秘話。

    経験も知識もないところから、頭の回転の速さと人望と熱い想いとを武器にどんどん世界を変えていっている。
    起業家の話には、もともと東大卒だったり、大手企業出身だったり、ベースが違うんじゃん。。と思う話も多いけれど、阪口さんの話はそうではない。(自頭の良さはあると思うけど)
    本当に、想いと、意志が大事ということ、
    「知識や経験はやりながら手に入れればいい」
    とっても勇気の出る言葉でした。

  • 物事の前に進めるにはどうすれば良いか、ヒントがたくさんあって、勉強になる本でした。
    このように枠にはまらず、自分の人生を歩んでいる方はかっこいいです。

  • 著者の阪口竜也先生の行動力に感嘆。大阪芸術大学でデザインを学び、クラブDJとして活躍し、フリーペーパーの発行や美容室経営をされ、現在はカンボジアの森林保全・環境保全とシャンプーや洗剤の製造をしている。ただ、サブタイトルが「貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語」だけれど、まだ解決していなくて、あくまでも現在進行形なのでは?だからこそ多くの人が貧困問題や環境問題の解決のために日夜努力して研究しているわけだから。

  • 「危機の壁を乗り越えて」とよく言うが、壁は、本当は壁ではなくて階段で、乗り越えた先には成長した自分が待っている。


    この言葉に、とても共感しました。

    この本では、これまで数々の事業を立ち上げられた体験、目指しておられる世界が書かれています。

    大学時代にアメリカ村でフリーペーパーを発行したり、大企業で会長に直接交渉したり、世界初のエクステ専門店をオープンしたり、シンガポールに進出したり。

    大阪府堺市で育った阪口さんは「子供の頃、当たり前にあった景色を取り戻したい」と、現在は環境に負荷が無いシャンプーや石鹸を販売されています。

    こういう世界を作りたい!
    この人に喜んで欲しい!
    そんな思いから熱意で行動して、次々と周りを巻き込みながら形にしていかれる様子を読んでいると、思わず私も近所の取り扱い店舗に走り出しそうでした。

    これだけの思いがつまった商品、使ってみたい、会ってみたいと思うパワーあふれています。

    これから起業を考える方にも、起業して数年たって、やる気が。。。と感じている方にもおすすめです。

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