「ここ一番」に強くなれ!

著者 :
  • 大和書房
3.89
  • (17)
  • (19)
  • (16)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 184
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479771401

作品紹介・あらすじ

追い込まれたときこそ奇策に走らずシンプルな原理原則を貫け!勝負強さに運もメンタルも関係ない!東大合格請負人が教えるピンチを突破する逆境の法則。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回も三田紀房氏の本です。

    「ここ一番」とは、いわゆる本番のことです。
    しかし、社会人にとって毎日の仕事は全て本
    番と言えます。

    「実は練習でした」などと言って失敗の言い
    訳にしようものなら、次から仕事のオフォー
    はないでしょう。

    では、どうすればいいのか。その答えは「常
    にベストを保っておく」のです。

    それは難しいことではありません。常日頃か
    ら普通のことをやっておくだけでいいのです。

    誰でも仕事に慣れてくると気を緩めたり、手
    を抜いたりするかと思います。

    でもそうではいけないのです。常に次の仕事
    に対して「構えておく」ことが大事なのです。

    その「構え」の具体的な中身を綴った一冊で
    す。

  • 普通のビジネス書と違って、本書はなぜか命令口調。「・・・やれ」とか、「・・・になるな」など、読んでいて気分が悪いが、昨今の草食系の人々にはこれが受けるのかもしれない。 内容は、なかなかよい。役に立たない資格の勉強や、自分探しをやっているやつ、仕事が出来ない言い訳に「人生を楽しむ」とか言っているやつ、努力はしたんですけどねーなどと言い訳するようなやつに読ませたい。

  • まとめると
    「基本を大切にして、サラリーマンをやり遂げろ!」
    ってこと。

  • 「Boys be ambitious and be Realist」

    ドラマで大好きなドラゴン桜の作者,三田紀房の著作.
    あとがきなどには,あの桜木の名前として書かれており,一貫して他人を見下したような鋭い口調で書かれている.
    本のメッセージは一番最後のパラグラフに簡潔にまとめられている.
    『普通を極め,臆病者になって,世の中の逆を行って,「てっぺん」を手に入れろ!』
    著者は,毎日成功法を学びたくて本を手に取る自分のような人間を激しく非難する.だからお前はうだつが上がらないんだ,と.
    特殊な技術を手に入れようとして,基本をおろそかにしている人間はダメだという一言は痛烈に響く.
    対人関係に関してもそう.『対人関係は好かれる必要はないが,嫌われない努力をすべき,これは報われる努力である.』 そして,人に嫌われる人間にはチャンスも近づいてこないというのも間違いないだろう.

    作者が勧めるのは究極のリアリストになれということである.リアリストというと,冷たくクールで感情を挟む余地もないといった雰囲気であるが,言いたいことはそうではない.
    打算的で,私利私欲で動き,公私混同する.さらには臆病者にもなる.これらは一見してリアリストと対極に位置するようである.
    自分のメリットを最大化するように立ち回り,無駄な幻想にとらわれずに自分の頭で考えて,常に冷静にリスクヘッジしておけということである.
    普通の基礎の型をひたすらに磨けというのもこの一貫として捉えることができる.表題でもある「ここ一番に強くなる」というのは,「大きな舞台,しかも土壇場で,ミラクルファインプレーを起こせ」,というのではなく,「基礎を普通にこなし,相手に負けなければ良いのだ」なのである.
    冒頭で述べられている,個人的三田紀房の名言こそがこの本の本質であろう.
    『全ての逆境は,やればできることの連続だ』

  • 追い込まれたときこそ奇策に走らずシンプルな原理原則を貫け!勝負強さに運もメンタルも関係ない!東大合格請負人が教えるピンチを突破する逆境の法則。

  • 120%の結果を狙うのではなく「普通」が大事。「普通
    」ができていれば大抵は乗り越えられる。本番を無理なく押さえる為の、心構え,方法論が綴られている。
    力を発揮するにはアゥエイをホームにすることが重要で、社内(ホーム)での仕事や人間関係は、その為の「練習」。

  • 『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾 ―
    http://www.daiwashobo.co.jp/book/b90170.html

  • 漫画のキャラクターが語る口調でまとめているため、非常によみやすい。
    内容としては奇をてらったものではなく、意外とまともな事がかかれてるような気がする。

    面白かったのは直属の上司を目指すのではなく、もっと上を目指せという内容。たとえで子供は草野球のおじさんではなくイチローなどプロにあこがれるものだ。草野球のおじさんに憧れないというような内容。・・・・もっともだ。

    また自分の時間配分がどうなってるかをきちんと意識するようにするなども確かに重要と思った。

  • 大学生や新入社員の頃に読みたい本。

    今からでも遅くないかな・・・。

  • ビジネスにも人生にも、生かしたいと思える内容。とても、ぐさっと来る内容なんだけど、普通ができず、口ばっかりで、行動できない自分を反省する。

    印象に残っているのは、直属の上司を見るなという話。もっと上を見ろ。それは、子どもがプロ野球選手を目標にすることがあっても、草野球をしているおじさんを目指さないのと一緒。

    ビジネス書を読むのが好きなわたしは、それに感動したりして大馬鹿者かもしれないけど、もっとビジネスにどう生かすということを考えて、本、漫画、そして、自分の中できちんと消化すること。この本が教えてくれた逆転思考など。結果がすべてだ、てっぺんを狙え。効率化して、本業に全力投球。あらゆる仕事はやればできる!王道で勝負。商品ではなく自分を売れ。迷ったら逆を選べ。臆病の先に自信が生まれる。論評するな、行動せよ。難しく考えず、深く考え、物事をシンプルに。

    行動することが、すべて。こんな刺激、人生には必要だね。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1958年生まれ、岩手県北上市出身。明治大学政治経済学部卒業。
代表作に『ドラゴン桜』『インベスターZ』『エンゼルバンク』『クロカン』『砂の栄冠』など。
『ドラゴン桜』で2005年第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
現在、「モーニング」にて『ドラゴン桜2』を連載中。

「2023年 『アルキメデスの大戦(32)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三田紀房の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×