頭のよさは国語力で決まる (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479308928

作品紹介・あらすじ

日本語教育の第一人者が教える「本当の国語力」が身につく9つの習慣。
□ 人間関係のトラブルが激減する「読解力」を磨く全ノウハウを公開!
□ 書けない、まとまらない、伝わらない……文章にまつわる悩みが解決!
□ 会話が途切れない「コメント力、質問力」を鍛えるコツを具体的に解説!
□ 読書術の大家が「折れない心をつくる名著」を案内!
□ 子供が将来、困らないために覚えておきたい「語彙」も満載!
……一生、役に立つ「頭のよさ」を手に入れよう!

[本書の7大特長]

【1】リーディングとライティングに自信が持てない人のための全ノウハウ
→これだけ読めば、日本語の基礎力がぐんぐんよくなる

【2】今の時代だからこそ勧める名作「何から読めばいいか」がわかる
→読書術の大家が「どんな本をどう読むか」を案内!

【3】これまで見落としていた「会話のルール」を具体的に解説
→1対1に強くなる、沈黙の間が怖くなくなる、誰とでもうちとける!

【4】独習しにくい「伝わる文章」重要ポイントがしっかり身につく
→4000字以上でも難なく書ける「型」を大公開!

【5】「こんなに簡単だったんだ」教養を自分のものにする極意
→これなら続けられる!齋藤式・実用的メモ術の決定版

【6】子供が将来、困らないために覚えておきたい「語彙」も満載
→言葉の伝道師が折れない心をつくる日本語を厳選!

【7】ここだけでも参考になる!「プラスαのコツ」を123収録
→インプットからアウトプットまで簡単だから、読んだら忘れない!

感想・レビュー・書評

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  • 日本人が身につけるべきことがこの一冊で分かる。
    繰り返し読み自分の知識として取り込みたい。
    著者の素晴らしい語彙力によって、実践すべき事や即刻止めるべき悪しき習慣などを紹介し、現代の国語能力に対し警鐘を鳴らしている。

    読書すべき作品がいくつか紹介されており、なぜ本を読んだ方が良いのか、本質的な観点に気付かされる。
    その他、上手く言語化出来る人の特徴や、今このように感想を書く際必須である要約力、互いを褒め自己肯定感を高め合うことの重要性など、対人関係向上の秘訣も事細かく記されており隙がない。

    食い付くように読み耽ってしまった。読者を熱中させる程に知性及びユーモアがこの著者にはあると再認識。自分も人を惹きつける文章を書きたいと、努力を決意する。

    この本は言わば国語の教科書です。日本人なら読んで損はないでしょう。お薦めの一冊です。

    【追記】
    タイトルにも注目して欲しいのですが、著者は頭の良さを「よさ」と表現しています。
    これは単なる善悪では全てを語れはしないという想いなのでしょうか。はたまた国語力を網羅したとてそれが必ずしも良いとは限らないということでしょうか。
    このような細かい部分まで著者は気を配っていることに、畏敬の念を抱かざるを得ません。

    • アンシロさん
      ふでやすさん、はじめまして。フォロー頂いて嬉しいです。

      ブックリストを拝見して「中間テストが終わったら…」とあり、読書の魅力と依存性を表現...
      ふでやすさん、はじめまして。フォロー頂いて嬉しいです。

      ブックリストを拝見して「中間テストが終わったら…」とあり、読書の魅力と依存性を表現されたタイトルだなと感じました。

      読んでいない作品がたくさん本棚にあったのでこれから参考にさせて下さい(*^^*)よろしくお願いします!こちらの本もすぐ買います!
      2023/12/10
    • ふでやすさん
      アンシロさん、コメントありがとうございます!
      ブックリストも見ていただいて、そのように感じ取ってもらえて嬉しい限りです。
      自分の書いた言葉が...
      アンシロさん、コメントありがとうございます!
      ブックリストも見ていただいて、そのように感じ取ってもらえて嬉しい限りです。
      自分の書いた言葉が人に批評されることは、客観的に物事を見るトレーニングになります。
      地道にですが、これからも感想を書いていきます。
      2023/12/10
  • 本当にこの1冊を読んで、驚くほどに知識に対する好奇心をかき立てられるような感覚を覚えた。
    人間関係を作っているのも国語力であることも言われてみればその通りだ!と納得の連続だった。

    少々読み応えのある厚みではあったが、それだけで読んでいる知識量も素晴らしかった。
    一番素晴らしいと感じたのは、何よりも本を読み進めていくうちに、自分の中で知識と思考の広がりを実際に体験できたことが大きい。
    物の本質を読み解く力の大切さ、仕事を含めた全ての人間関係に与える影響。恋愛がうまくいかない人も全てはこの国語力にあったのかと言う気づき。

    頭の片隅では、自分でもどこかでわかっていたような気もしつつ曖昧な部分があった。
    だが、この本を読んだことで今まで自分の中でモヤモヤしていた恋愛関係と国語力のつながりが明確になった。
    言葉の表現方や読解力を鍛えるトレーニング方法などもわかりやすく書いてあり、これから勉強を重ねていく上で実践していきたいと思った。 

    たくさんの名作に触れることで、読解力はもちろんのこと、言葉のセンスも磨かれるといったことも書いてあったので、出来る限りの名作をこれから少しずつ読み進めていきたいと思った。

  • 読書によって語彙を増やし、表現力が上がる事で人生が楽しくなる事という事を学んだ。

    この本には語彙や表現力などの日本語能力を上げるための具体的なノウハウや、オススメの作家も紹介しており、次読みたい本の参考にもなった。

    これからも沢山の本を読んで、語彙を増やしたり上手い言葉遣いを使って仕事やプライベートでのコミュニケーションに活かしていきたいと思った。

  • 著者曰く、読書をすることで人の心や知性は磨かれる。読書をしてこなかった24年間を後悔すると同時に、この若さで気づけて良かったと思った。実際に最近色んな本を読むことで視野が広くなったり物事を考える時間が増えたように思うし、この本を読んで更なる読書欲が湧いた。ここで、「読書をしない人でも豊かな心や知性を持ち合わせているのはなぜ?」と思ったが、これは小さい頃の育った環境や人生経験によるものなのだろうか。ただ間違いないことは、読書は非常に効果的な自分磨きであるということである。
    [今日から実践すること]
    ・名著を読む
    ・レスポンスを大切にする(気持ち大げさに、自然な感じで)

    • アンシロさん
      わらさん、はじめまして。

      こちらの本をまだ読んでいないのですが、感想を読ませて頂いて私も読書の楽しさや良さにもっと早く気づいてればな…と思...
      わらさん、はじめまして。

      こちらの本をまだ読んでいないのですが、感想を読ませて頂いて私も読書の楽しさや良さにもっと早く気づいてればな…と思いました。40歳、今年になって読むようになりました笑。

      読んでいるのはミステリ中心でも、漢字も表現も文章の組み立ても身に付いている感があります。「非常に効果的な自分磨き」、激しく共感しました!

      ”今日から実践すること”も私も取り入れます(*^^*)
      2023/12/09
  • これからも読書を続ける所存!

  • 国語力、語彙力ともに乏しい私は、思わず書店で手に取ってしまいました。
    国語力を鍛えるためには、やはり読書って切っても切り離せないんだなと改めて痛感しました。
    特に、もっと文学、古典を読んでいこうという気持ちにさせられました。
    生きていくために、また社会で生き残っていくためにという分野のところを言及されていたので、とても楽しくて、タメになることばかりでした。
    人によってはバイブルにもなり得る。
    私もその一人。

  • 自己主張が欠ける日本人
    日本人に欠ける「自尊感情」(セルフエスティーム)には同感だ。諸外国と比べて日本人は自己主張、自分の意見、反対論を公では言わない。だが、陰での行動が活発になるのは社会環境の所為なのか、日本人固有なのか。最終的に気弱の人間は自己否定、自滅へと導いていくのが悲しい。 本文にある「ふんわりやんわり」環境をあたらめ忘れられた「腰と肚」教育が必須なのか。

  • 学生時代国語の偏差値が38だった頃の自分に読ませたいと思える本である。国語力を鍛えることは、コミュニケーション能力アップだけでなく、人間性の基礎力向上等が期待できる。仕事やプライベートにおいて、何かの壁にぶつかった時は、逃げずに、とことん考えることも大切であり、その考えることに逃げていたら、魅力の欠如した人間になると、私はこの本を読んでそう解釈した。また、この本を読んで改めて感じたことは、国語力を鍛えることで、語彙力が上がり、人との意思疎通が滑らかになり、結果ストレスフリーな人生を送れることである。この感じたことを忘れることなく、これからも読書に励み読解力と思慮深さを身につけていこうと思う。

  • 国語力
    論理力
    知性

    そういったものについて再度考える機会をもらえる本。
    作者は、私が中2のときに母校の中学校へ講演者としてでやってきた。そしてその6年後、私は授業中に彼に叱られるという

  • 書き言葉で話す力を身につけよう。
    この言葉がとても印象的に残った。語彙を増やす事で相手により伝わりやすい言葉が出てくる。そのためにも読書がよい機会と思うので続けていきたい。

    ページのワンポイントの記載がちょっと振り返るのに便利。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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