- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479307303
感想・レビュー・書評
-
34歳の頃に書いたエッセイに、42歳になったしをんさん自ら文庫化に伴う追記を加えている。
本人があらかじめ言い訳しているとおり、掲載した雑誌の性格上少しよそゆきで常識人を装ってしまった感が歯がゆいのか、文庫追記:で補足している数行がおもしろかったりする。
とは言え、途中でめんどくさくなり文庫追記:をさぼっている様子もうかがえたりして、ずぼらな一面をさりげなくみせてくれる。
恥ずかしげもなく鼻水とか体毛についての想いをネタにしたエッセイを書いちゃったりして、素のしをんさんらしさを感じさせてくれるが、本作はもう一歩はじけきれていないかな。
「ドッキリ番組が好きでない。」には逆じゃないの?と思ったが、「自分がやられたら非常に見苦しい行いをする自信があるから。」と覗き見する側の意見でなく仕掛けられた立場での恥じらいに満ちた発言だった。
相変わらず自然体で微笑ましい"しをん"さんですが、お友達のお友だちくらいの距離感でお願いしたい感じでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何でもない日常の中から面白いものを見つけられる視点があるから、エッセイて書けるんだろうなぁ。
と、思いました。
短い文章の中に、面白さやさり気ない教養、切なさなどがギュッと詰まった1冊。 -
ジーニーさんの本棚から♪
-
エッセイ集。よそゆき仕様といえども、しをんさん凝縮、凝縮。面白い話が多いんだけれど、小説の取材の時の話もあり、年齢的にか性格的にか共感できるところもあり、全体的に楽しめました。一つ一つが短いのでどこからも読めるし、ご丁寧に文庫あとがきもあり、ありがとうございますです。とにかく、発想や表現が個性的で、地を出してるところがいいね。
-
エッセイなるものは作者の心情を吐露ざれているだろうと思いながら、作者であるしおんさんをかなり身近に感じながら読む。作者の素敵で面白い言い回しは日乗会話でも使いたくなる。結構共感出来るところそうでもないところもあるが、作者のことを友達までは思わないにしても身近に思うようになった。今後作者の腐心の作品を読む機会にこの作品を思い出しそうです。
さらさらと気楽に読めるのもいいですね。 -
ゆるく読めてしっかり楽しめた。ブックオフの100均コーナーで買ったんだけど、自分史上いちばん有意義な100円だったかも。
-
ほたるいかさん(^_^)/
お久しぶりです♪
三浦しをんさんなら私も読んでみたかったかな?
時々レビューを見ますが、自分の感想がいまひとつで...ほたるいかさん(^_^)/
お久しぶりです♪
三浦しをんさんなら私も読んでみたかったかな?
時々レビューを見ますが、自分の感想がいまひとつでは?
何故(?_?;、緩く読めてしっかり楽しむことができたか?を書いたらもっといいレビューになると思う。
気を悪くしてしまうかも、と思っています。
ごめんなさいね!
Finger crossed !2022/10/24 -
アールグレイさんお久しぶりです!
レビュ―見てくださってたんですね…!どうせ誰も読まないだろって思っていたので未来の自分へのメモ程度しか残し...アールグレイさんお久しぶりです!
レビュ―見てくださってたんですね…!どうせ誰も読まないだろって思っていたので未来の自分へのメモ程度しか残してませんでした
ゆうママさんが読んでくださるのなら気合い入れて書かなければですね。素敵なコメントありがとうございます。素晴らしいコメントが書けるように勉強します!!!2022/10/24
-
-
三浦しをんの書くものは全部好きだけど、エッセイは特に好き。言葉選びが秀逸で、どれもクスッとなる面白さがある。本屋さんで待ち合わせの方も購入したので今から読むことにする。
-
本書はふだんよりも、よそゆき仕様の一冊である(自社比・本人談)!―そうは言ってもボウリング、国際交流、とっさの一言といったさまざまな分野において最弱王の素質は十分、おやじギャグの才能はますます磨かれ、肉体はのろのろなのに妄想だけはのりのりの日常のなかからは、情熱と愛情と笑いと涙がほとばしる!アップデートされた「文庫追記」多数もぬかりなく収録。「『お友だちからお願いします』と言ったことも言われたこともない」と語る当代随一の人気作家が満を持して贈る、爆笑&胸熱の極上エッセイ集!
生活圏が重なる分、面白い。