そなえ ~35歳までに学んでおくべきこと~ (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 319-1)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479305941

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  • 20代〜30代前半の過ごし方の答え
    「いかにそなえるか」
    そなえとは、確率の高いものを選択すること。

    【素敵な野村さんワード5選】
    ⚫︎人生のひとつの節目、大きな岐路を迎えるのが35歳
    ex.サラリーマンは管理職、野球選手は引退
    35歳以降の差が生まれる要因
    「人が自分を見ている」意識があるか。
    人がいないと生きていけない。つまり、人の評価で生きている。必ず誰かが見ている。

    ⚫︎心が変われば態度が変わる
     態度が変われば行動が変わる
     行動が変われば習慣が変わる
     習慣が変われば人格が変わる
     人格が変われば運命が変わる
     運命が変われば人生が変わる
     (インドヒンズー教の教えより)

    ⚫︎「固定観念は悪。先入観は罪」
    オリックス監督とヤクルトスカウトがイチローのバッティングフォームとピッチャーであるとみなしていたことが正に該当。

    ⚫︎変わることを厭わない。よいと思ったことは何でも試してみて、うまくいけば素直に取り入れる。
    (古田敦也選手を称して)

    ⚫︎「人間の最大の悪は鈍感である」
    ほんとうに自分は正しい努力をしているのか、毎日自分に問いかけろ。

  • この本に書かれていることは私生活でもとても役に立つものばかりであると思う。例としては、褒められているうちは2流、叱られて1流とあるが、これらは社会に出てこのことを知っているだけで成長の度合いが変わってくると思いました。

  • もっと頭の硬い本かと思っていたが、至極真っ当な、しかし実際にはできていない仕事に対する、人生に対する向かい方を説いた本。
    必読書と呼ばれるのもうなずける。
    文章、ボリュームともに軽く読めるのも良い。

  • ノムさん。ノムさん。阪神の負け越しや楽天の試合後のぼやき、口数が少ないイメージだった。でも、心や頭の中では沢山考えてた。考えて考え抜いて、不器用な人間でも生きられる道を模索してたどり着いた。野球を通して人間形成を促す。プロ選手になることがゴールじゃない。厳しくもあたたかい言葉。

    「失敗」と書いて「せいちょう(成長)」と読む。
    最高を、最幸とか、仕事を志事とかいうの好きじゃないけど、この言葉は心にスっと入った。失敗を振り返り、改善をしていく。物事が上手くいってばかりでは振り返らない。失敗は成長する機会なんだ。失敗もあながち悪いものではないかもしれない。心強い言葉だった。

    自分で考えることが大事。何事も。親や先生、コーチから与えられることばかりこなすと考える機会も同時になくなる。

    そういや新庄が阪神時代、槇原の敬遠を打ってサヨナラ勝ちしたエピソードを思い出した。新庄は敬遠球も打てるように練習してたし、コーチにも来たら打っていいかを確認してた。実際にその時が来て、コーチが監督であるノムさんに聞いたところ「好きにせぇ」と言っていたそうだ。それでgoサインが出たのだけど、「好きにせぇ」は「自分で考えろ」ということだったのかもしれない。そんなことを、ふと思い出して私なりに解釈した。

    そしてノムさんはすごい、とよく言っていた野球少年であり、元カレ。ありがとう。ようやく君が言っていたことがわかったよ。

  • 野球の世界の中での話だけど社会でも考え方が通じると感じました。野球をやってる人、好きな人は読みやすい内容なのではと思います。

  • 全く内容に同意

  • 人間的成長なくして技術的進歩なし
    最後は頭
    おのれを知り、徹せよ

    批判されてこそ一流

  • 礼儀は憲法より大切。確かに。

  • そなえ

    ・人間は、字の通り。人のためになってこその人間、他人があってこその人間
    →謙虚さと感謝の心、そしてそれを持てる素直さを忘れては行けない。どんな人間であれど他人からの恩恵を様々な形で受けている

    ・良い仕事をするために人生観を確立せよ
    「人は何のために生まれてくるか」

    ・「礼」挨拶に始まる常識「義」人が歩んでいく正しい道。コミュニケーションにおける正しい道。

    ・「挨拶」自分の心をひらき、相手にせまること。挨拶で自分の心を開けているだろうか?

    ・褒められているうちは半人前と自覚する「人間は、無視・賞賛・避難の順で試される

    ・評価とは他人が下すもの。自分の評価は参考にならない。満足は最大の敵。

    ・言葉を身につける

    ・小事が、おおごとを、産む

    ・スランプではなく基本は自分の未熟さが生んでいる。

    ・不器用であるならば不器用に徹せよ。そうすれば器用なものにも勝てる

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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