- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478930427
感想・レビュー・書評
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この小説は、真山仁さんがデビューする前に
共作として出版した本。
大好きな作家、真山さんに幻の(?)デビュー作が
あったとは知りませんでした。
保険業界のバブルの負の遺産を背負って、
にっちもさっちも行かなくなった会社のお話。
この業界に詳しくないので、
どこまでがリアル(現実)か全くわかりませんでしたが、
無責任な官僚や選挙のことしか考えていない政治家や
お金儲けラブな外資系投資銀行たちの
それぞれの思惑のぶつかり合いがとてもスリリングで面白かったです。
こんなにも世の中って、自分のことしか
考えてないのかと、少し悲しくなったり、
会社の中で奮闘するだけではどうしようもないという現実だったり、
ちょっぴり大人のドロドロした世界を垣間見た気がしました。
世の中、知らなくて損していることがたくさんあるような気がします。
結局そのツケを払わされるのは、無知な国民…なんでしょうね。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.00
美本 -
経済小説なのだがスピード感が少し乏しい。真山 仁と香住 究 の共著なのだが、真山 仁が若い時に書いたものでまだまだ経済小説という重い物の中にスピード感や緊張感を織り込むことが出来ずに終わってしまった感じ。だがしかし真山 仁の本は面白い
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8/13
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面白かった!
でも、これはほんとにほんとに、実際のことなんですか?それを知りたい。
サラ金保険とか、変額保険+銀行と保険の癒着とか、国の動きとか。エトセトラ。
そしてアメリカ… 日本買収だわ、怖いー!!!
働くってなんだろう
所属する「会社」というものに、覚悟を持てるって、凄いな。いいな。
会社というものに、
ひたむきになる主人公の姿にうらやましさを感じた。 -
どんな悪事も露顕する。硬い大地が結束して、それをひたかくしに隠そうと、所詮はむだだ。
2010.10.14 完読