- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478860540
感想・レビュー・書評
-
恐竜が最盛期を迎えたころ、人類の祖先である原初哺乳類は、ほぼねずみのようだった。その後数千万年に渡りほぼ、外形を変化させなかった哺乳類がなぜ恐竜との生存競争に勝ったかという論理展開はとても面白い。「適者生存の法則」が、「最適者生存の法則」ではないこと、まさに盛者必衰の理を表す。若手ビジネスマンに告ぐ、「汝、現業に適応しすぎることなかれ」。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恐竜とほ乳類とは古代の同時代に誕生したってのが意外でした。圧倒的に長い時代を優勢支配してきた恐竜と、その後の短いわずかな時代に発展を迎えたほ乳類、勝敗が付けがたいです。それにしても現在の恐竜像は、私が子供の頃に覚えたものとは随分違うなあ。
-
読みたい
-
恐竜がいなければ、また哺乳類大繁栄はあり得なかった、という説が主流になっていることに驚いた。巨大な脳の進化、胎生を得たことが繁栄の絶対要素であるが、圧倒的優位な恐竜の存在抜きにはあり得ない。進化とはまことに神秘だ。
-
プロローグ 「恐竜vsほ乳類」が意味するもの
第1章 表舞台への登場
第2章 戦いの第1ラウンド
第3章 新天地を求めて
第4章 戦いの第2ラウンド
第5章 最強の恐竜vsほ乳類の新戦略
第6章 最終ラウンド「ゴール」 -
番組は残念ながら見てはいません。
でも恐竜があったので興味がありまして。
しかし恐竜にまさか「毛」があったというのは
驚きでありました。
あるとは思いませんものね。
今までのそれでは。
そして狩りの仕方も…
いろいろと覆されますね。
まさかティラノサウルスがそういう
狩猟をしていたとは…
そして哺乳類の
ある種の小ささに驚いてしまうことでしょう。
でもがっかりしてはいけません。
ある事実があるんですから。 -
NHK番組の製作スタッフによるそのメイキングストーリー。多彩な取材源、CG図面、よくできている。
-
非常に新しい発見をしてくれる、NHKの映像を見てみたいとも思わせます。特に恐竜はそのまま繁栄しても脳の発達は無かったというのが面白い、条件が厳しいとすると、宇宙には人類しかいないかもしれない。