時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478115824

作品紹介・あらすじ

◎「このレベルの本はまず出てこない20年に一冊の本!読まない理由がない」ベストセラー会計士・山田真哉氏は『売上最小化、利益最大化の法則』(5万部突破)をこう評した。注目著者が放つ初のビジネススキル書(2色刷・巻頭カラー両面ジャバラ付き)。著者は言う。「世の中には年収300万円の人もいるし3000万円の人もいる。人によって成果が10倍、いや100倍以上の差がつくのはなぜなのか? 私の問いに対し、成果が上がらない人は「スキル不足」と答えた。20年以上、経営の最前線で自ら成果を出しつつ、社員を指導してきて学んだ結果からいうと、成果はスキル×思考アルゴリズム(考え方のクセ)によって生み出される。実はスキルはどれだけ磨いても、新人とベテランで「1:3」と3倍しか差はつかない。だが、「思考アルゴリズム」は「1:50」。その差は50倍にもなる。掛け合わせると150倍の差になるのだ。ただ、「考え方のクセを変えろ」と言われても、「考え方のクセ」は自覚できない。自覚できないものは変えられない。だから「考え方のクセ」は変えなくていい。努力して磨かなくていい。新たにインストールすればいいのだ。パソコンのOSのように、あなたの脳に「正しい思考アルゴリズム」をインストールすれば誰でも短時間に成果を上げられるようになる。本書には当社の研修で特に評判がよく、再現性の観点から有益な箇所を45の法則にまとめた。ゴリゴリの精神論を廃し、ゆるさと強かさの微妙なバランスをチューニングしてある。1日1法則インストールすればあなたの脳は1か月半で完全に書き換えられるだろう」                                                 ★プロローグ 短時間で成果を上げ続けるための黄金法則
★第1章──すぐやる人の思考アルゴリズム                                1.行動量が10倍アップする【ピッパの法則】/2.仕事が速い人に共通する【後でじっくり考えない】法則/3.重要度×緊急度×すぐ終わるで考える【優先順位のダブルマトリックス】の法則/4.一目でデキる人と思われる【期限に絶対遅れない人】の法則/5.成功する人は必ず知っている【10回に1回】の法則/6.世の中はチャンスしかない!【一発一中は狙わない】法則/7.チャンスをつかめる人の習慣【〝たまたま〟でなく〝いつも〟】の法則/8.他人を簡単に出し抜ける方法【めんどうくさければGO!】の法則/9.プロ経営者がやっている【お客様目線】の法則/10.「弱点」が「強み」に変わる【異性のスーパーパワーを活用する】法則 

感想・レビュー・書評

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  • ◆◇━━━━━━━━━━━━
    1.この本を選んだ目的 
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    書籍の出版社の社長の元で働いていたので、会社から支給されました。もう辞めちゃったんですけど、優秀な従業員が多くて、とてもいい環境でした。

    社長で筆者の木下さんは、とてもよく働きます。目に見えるところでも働いていて、誰よりも遅くまでオフィスに残って仕事をしていました。当然見えない所でも働いていて、きっと、24時間仕事モードですね。

    この本を、もらってから、かなり経ちましたが、じっくり読んでみることにしました。在籍中に得たことを振り返りながら、今の仕事にも、その先にあるものに対しても、学んだことを活かしていきたいと思います。

      
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    2.概要
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    木下社長が長年の経験から得た考え方についてまとめられています。
    全てが響くものとなっているとは思いませんが、これはいいなと思うものや、在籍中に日々耳にしていたことなどいろいろあって、面白い内容になっています。


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    3.感想
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    この本の中では、下記が一番響きました。

    ■成果が出せない人は、アイドルタイムが異常に長い。
    これらの人は、後でじっくり考えることを前提に打ち合わせをしている。

    意識して打ち合わせしないと、後で考えるような進め方をすることがあるので、これは強く意識していきたい。

    ピッパの法則は、在籍中もよく耳にした言葉。やはり、短かくて、語呂がいい言葉は、記憶に残りますね。

    あとは、緊急度より重要度を優先すると成果が上がる。
    というのは、これも強く意識しないといけないと感じました。
    普段、緊急度と重要度を意識しないで作業をしていることがあるので、気をつけたい。

    ほかにも、いくつか響くものがあったので、興味がある人は是非読んでみてほしいです。


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    4.具体的にどのような点を学習したか?
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    仕事に取り組むときに、意識しなければいけないことを学びました。

    人が成功するかどうかに物理的要因は一切関係ない。
    どんな人でも、誰に、何を、伝えるかを適切にやれば成功できる。


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    5.具体的にどのような行動をするか?
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    意外にもピッパができていない人は多いです。「なぜ、そんな作業が、こちらが指摘するまで終わらないのか?」は、よくあります。並列的に処理ができない人が、結構いるんですよね。「今よろしいですか?」と言われて、「今はちょっと…」という人を目にするけど、私は断ったことないですね。いつも暇そうなオーラをだしてます。打ち合わせが控えているケースなど、仕方ないケースはあるでしょうけどね。

    打ち合わせ時の対応については、後回しにしない打ち合わせを意識していきたい。

    また、この中に登場するお話のいくつかを、部署で共有するように働きかけ、社員の考え方を広げるように行動していきたい。

  • お勧め本などの紹介されていたので、なんとなく。

    読み進めるうちに、著者ってWEB黎明期のECショップのあの人なんだと改めて知る。こんな経歴になってたんだと。

    で、新書なので参考になることろだけ吸収。
    新書関連は目次を選んで読むので、今回は後半から読んだけど、普通に初めから読みの方がよく、そうすればもう少し印象も変わっていたかも。

  • 参考にしたいと思ったこと

    ピッパの法則
     あとで考えない、今考える。依頼されたとき、どう動くかまでイメージできるよう、確認しておく。

    忙しいくらいでちょうどよい。時間を使う能力が上がる。
    →子のいるママは仕事が速いのはこれかも

    お客様の役に立っているかで考える。

    もっとかんたんな方法がないか?を考える
     宇宙で使えるボールペン開発ではなく、鉛筆を使う

    よいやり方、人の優れた部分だけ学ぶ
    →私は説明が下手なので、特にうまい人のマネしたい!

    味方をつくりやすい生活をする。挨拶など心がける
     好感度大切。「新世界」だな。

  • 緊急度より重要度で優先し、仕事をする。
    本気で10回挑戦すれば、1回は必ず成功する。
    成功している人は、単純に挑戦回数が多い。野球の3割打者だって何千回と打席に立って今がある。

  • 短時間で仕事をし、かつ成果を上げられる考え方が満載でした。仕事でさっそく試してみよう!と思ったこと
    ・「重要度が高く、緊急度が低いタスク」と「重要度が低く、緊急度が高いタスク」のどちらを優先したら良いか。→悩むだけアイドルタイムが発生するから、緊急度より重要度を優先する。なぜなら、重要度が高い仕事を優先して片付けていると、緊急になる前に解決していくので、いつしか緊急の仕事が発生しなくなり、時間と労力を優先度の高いタスクに集中できるから。
    ・抜け漏れを防ぐには、覚えようとしない。全案件をスマホにメモ化、アラート化。
    ・完了時間の目安で優先順位を決める。
     10分以内に完了→今すぐやる
     30分以内に完了→今日中にやる
     1時間以内に完了→明日中までにやる
     1日以内に完了→2週間以内にやる。やる日を決める。
     すぐにやる価値のないもの→「やらない」と決める。
    ・予備を用意することで期限を守る。
    ・10回本気でやれば、誰でも1回成功するようにできている。9回失敗する心構えと、10回まで実験する前提で資金配分をしておく。
    ・やるべきだが誰もやらない「めんどうくさいこと」をやれば誰でも成功できる。
    ・お客様目線を保ち続けるには、いい商品を作るだけでなく、商品のよさがお客様に伝わるまでを仕事の目的にする。
    ・最終目的逆算思考は新しいチャレンジに向いている。問題の原因だと思っていたものが原因でないこともある。常に目的を見直し、新しいやり方をリサーチし、目的への最短ルートを探求しよう。
    ・元々うまくいっていたものがうまくいかなくなった場合は、原因解消思考が向いている。
    ・作戦は2段階で考える。最初は予算や権限無制限ならどう実現できるか、次に現実的なところまで絞り込む。
    ・進捗状況を確認し、このままでは達成できないと分かったときは、すぐに戦略を立て直す。今までやってきたことがムダになっていいから、いったんすべてやめ、ゼロから作戦を作り直す。大事なのは、あきらめないこと。毎日見直してダメなら作戦を立て直すこと。
    ・ミスをなくすには、チェック時間を作業時間と同じ時間、確保すること。メールを5分で書いたら5分見直す。
    ・タスクを忘れないために、メモをわかりやすく書く。初めて業務を行う人にもわかる書き方でチェックシートを作る。
    ・「忙しい」と感じたら、逆にやるべき仕事量を「3倍」に増やす。

  • その場で思いついたらすぐやるか、できないなら期限を設ける。あとでじっくり考えない。緊急度より重要度、さらにそれより10分以内で終わるものを優先。チャンスのおみくじは何回引いてもいい。「たまたま」を「いつも」に変える。面倒くさいものほどやれ。がんばりではなくお客様の役に立つかが指標。原因解消思考と最終目的逆思考の使い分け。ボールペンより鉛筆を探す。作戦に確率をかけて合算する理論上成功する設計図。忙しさは自分の感情でコントロール。
    どれかだけでも少しずつできるようにとりあえずトライ。
    114冊目読了。

  • こういうハウツー本は流し読みするのが慣例だけど、
    内容が濃くて、しっかり読み込んだので
    2時間半くらいかかった。
    多分、営業とかクリエイターがどストライク、
    私たちみたいなサービス業はちょっと的外れかもしれないけど、
    学べることはたくさんあった。

  • 実際の行動に落としこみ、実践中です。
    これまで後回しにしていたことをピッパで行動できたなら、どんな小さなことでも自分を褒めることができるので、成功体験につながっています!

    ○本を手に取った理由
    日常、時間をうまく使えていない。どちらかと言えば時間に追われている、気づいたら時間が経っていることも多々ありそんな時間の使い方から抜け出したいと言う気持ちで、タイトルに惹かれて読み始めました!

    ○気づき
    ・面倒くさいなぁ、すぐやろう(一度感情を認めて、動く。)
    ・アイドルタイム(←これが長いことに気づく)

    ●実際の行動に落とし込んだこと
    ①リマインダーを使う(仕事もプライベートも)
    ②優先順位を見える化するためのシートを作り、仕事中手元に置いてふせんを使い実践
    ③即アウトプットすることをイメージして、会議等にのぞむ、と②シートに書き込み意識づけ

  • 「デキる人」の思考法。結構実務的なことが書かれていて、参考になることがたくさんありました。ジャンルもさまざま。
    ミスに対する思考法が厳しかったです。最近「ミスは仕組みのせいだ」と他責にしがちだったので少し反省しました。
    一通のメールを5分で書いたら、5分をチェックの時間にあてる。メールにかかる時間は本来10分だと考える。これが普通らしい。ほんとか。

    他にも『理論上成功する設計図』などストイックすぎて真似できないものから、「成功者からのアウトプットを片っ端からインプットすると思考法が似てくる』といったものなど、まあまあストイックな方法論が目立ちましたが、また読み返したいです。

    よかったのは、同僚A君のサクセスストーリーの話。「たまたま社長がいて気に入られた」系の話ですが、
    >「いざというとき」「大事なとき」だけ行動するのではなく、誰が見ていなくても日頃から礼儀正しくしたり、困った人を助けたりすることが、 チャンスを確実にものにする近道 。
    【普段からいい行いをしておけばチャンスを確実にモノにできる。】日本昔話の現代版みたいですがこれが真理なのでしょう。

  • あまり他で見ない教えが沢山あり面白かったです!

    類書との差別化ポイントは、自分と他人を比較してもスキル差はせいぜい3倍差、でも思考のアルゴリズムは50倍差があると言い切っていることですね。

    別の表現でも、
    •自分というOSを成功している成功者のOSに変えることが重要で自分というアプリをまず変えようと思ってはいけない
    •成長と上達の違い(自分が全く違う何かに変化する成長こそが大事)
    など、同じ文章構造のレトリックが出てきます。

    私は時間術に関する本を近々で読み漁っているのですが、ここまで自分を一旦否定する考え方は類書では見たことがありません、珍しいです。

    自分をベースに積み上げるではなく異質なものに変えるという考えは一般的な20-30代には受け入れられなさそうで流行らない考えだなぁ、と思いながら読んではいましたが、歴史の偉人が真の学習とは自分を否定することだと言っていたのを読んだことがあります。

    そういった意味では、この本は、安易に自分を全肯定し長所を伸ばし皆で高めあうことを是とする時代に一石を投じる、現代版にチューニングされた昭和のビジネス本であり、これもまた肯定されるべきだろうと思いました。

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著者プロフィール

北の達人コーポレーション(東証プライム上場)代表取締役社長/エフエム・ノースウエーブ取締役会長
1968年神戸生まれ。大学在学中に学生企業を経験し、卒業後は株式会社リクルートで勤務。2002年、eコマース企業「北の達人コーポレーション」設立。独自のWEBマーケティングと管理会計による経営手法で東証プライム上場を成し遂げ、一代で時価総額1000億円企業に。フォーブス アジア「アジアの優良企業ベスト200」を4度受賞。東洋経済オンライン「市場が評価した経営者ランキング2019」1位。日本国政府より紺綬褒章8回受章。著書に『売上最小化、利益最大化の法則』(ダイヤモンド社)、『ファンダメンタルズ×テクニカルマーケティング』(実業之日本社)がある。

「2022年 『時間最短化、成果最大化の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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