突き抜けるまで問い続けろ 巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478113073

作品紹介・あらすじ

4000億円の転職市場を変えた「ビズリーチ」、急成長を支えた「問い」の立て方が身につく

感想・レビュー・書評

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  • ビズリーチについてはよく分かる。
    成功体験談。

  • 南さんの思考性や苦悩など
    「内なる問い」と「外向きの問い」

  • ビズリーチでお馴染みの会社ビジョナルの軌跡を追っている。

    経営者の器
     南氏はビジョンを明らかにして、優秀な人を巻き込めるほどの人間的魅力がある。


    うまくいっているビジネス、成功している事業には必ず理由がある。それが何か探り当てることから始めろ。徹底的に調べて掘り下げて、その本質を見つけだす。

    要素分解を徹底的に行う!
    プロ野球ビジネスを要素分解すると、①チケット、②広告、③放映権、④グッズ、⑤スタジアム運営、⑥ファンクラブに分けられる。チケットは、販売方法や席のグレードという具合に、より細かく要素を分解できる。 小澤はこれを繰り返し、もう分けられないという最小の要素まで分類していった。 分解作業が終わると、今度はそれぞれの要素について、世界中の成功事例を調べていく。世の中の大抵のことは、自分が初めて考えたものではなく、誰かが既に実践している。まずは謙虚にその事実を理解し、成功事例をできるだけ集めて、そこから意思決定の判断軸をつくっていく。

    「何をやらないかを決めないと、欲が出る。効率を上げるには、やることと同じようにやらないことを決めることも重要だ」


    成長する会社と停滞する会社には、決定的な3つの違いがあるという。
    一つは、変化への柔軟性だ。 競争環境が激しく変わる中で、その瞬間瞬間に機動力を持って自律的に動けたり、変化に合わせて自社を再定義できたりと、自ら変わり続ける能力を持つことが、会社の成長の大切な要素となる。
    柔軟性を持つには革新的努力が必要となる。
    できない理由を探すのは簡単。

    どうすればできるかを考るべき。
    ビジネスの種を見つけ出す。
    要素分解、抽象化して別の業界の成功事例を持ってくるなどする。

  • 前半のおざーんさん達との楽天球団話が面白かった。中盤は昔南さんが出してた、「ともに戦える仲間の作り方」と同じ内容。
    後半はやや礼賛すぎるかなーという感想。

  • 星4
    非常に読みやすかったのと、イメージがしやすい内容だった。こういう文体好き。
    南さんは熱いイメージだったけど、その通りだと思ったのと、自分の過去の経験のない業種でここまで結果を出せる原点がわかる内容。
    楽天イーグルスの時の成功の法則の見つけ方を自分のものにして次も同じように展開している。途中で社長を引き継ぐ潔さなども非常に参考になる。強みを活かす働き方

  • 南さんの自伝?は2冊読んでいて、キャラクターやや起業の経緯は掴んでいたつもり。
    この本は第三者的に書いてあるが、それでもやっぱり南さんやビジョナルの強さが際立つ。

    大吉しか出ない、だって大吉出るまで引くんで。ってのは忘れないようにしよう。しつこさも大事。

    あとは、計器飛行(メトリクス文化みたいなやつ)とか、勝ち癖、プロダクトと営業が対等ってのも意識しておきたいメモ

  • 今をときめくビズリーチの輝かしき軌跡をなぞった本です。好きな人にはたまらないでしょう。

    …ただ、企業の評判を投稿できるサイトを拝見する限り、メガベンチャーとしては成長が飽和状態にある雰囲気を感じています。会社の規模が大きくなったことで社員の二極化を肌で感じている方が多いようです。どこの企業でも起きている現象がビズリーチでも例外なく起きているということなのかもしれません。

    また、ビジネルモデルについても一部「?」となる部分があり、私のような凡人には理解が及びません。

    某取材で"ビズリーチは報酬をくれる企業だけを「お客様」として丁重に扱うサービスにしないために、求職者側にも有料プランを設定して「報酬」を受け取っている"旨の発言があったのですが、冷静に考えると釈然としないものがあります。

    企業はビズリーチに対して
    ①収益の源となる求人を恵んでいる
    ②数百万円単位の成功報酬を支払う

    一方、求職者側は
    ①精々数千円のサービス料を毎月支払う

    このように、一見、ビズリーチにお金を払うという点で両者は対等であるように錯覚させてくれます。

    しかし、与えるインパクトの規模に圧倒的な差があります。両者からお金をもらった場合、たくさん儲けさせてくれる方を比較的丁重に扱うことは容易に想像ができます。数千円しか払わない求職者側が上等に扱われる光景が想像できません。

    結局の所、三者の構図は大して変わらず、求職者側からも儲けるための手法が追加されたようにしか見えません。数十万数百万ならまだしも、数千円では無理もないことです。

    某Youtuber曰く「お金を払ってでも転職したい人はやる気があると判断される」とのことですが、お金を儲けるためにお金を払うような人間は手段と目的の区別を見失っているだけのように感じます。

    ビズリーチに就職したい人が面接時の話のネタ作りのために読む分には生産性がありますが、そうでない方が読んでも得るものはあまりない気がします。



  • 有名企業の誕生からグループ会社化するまでの物語で勉強になり、面白かった。徹底的に深掘りすること、対応すべき批判を見極めることの大切さを学んだ。

  • スケールの大きなメンターの存在というのはかくも大きい。ただ、後発とはいえまだまだ「この時代の」ベンチャーならではの逸話も多いので留保は必要。

  • 徹底に考え抜いて調べて仮説をたてて、行動し続ける。シンプルだけれど強いアクション。南さんのレベルでやり抜くことはふつう無理だけれど、このシンプルな構造にどれだけ、自分も追い込めるか。シンプルだけど、日々のビジネスの行動に役立てたい。

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