上馬キリスト教会ツイッター部の キリスト教って、何なんだ? 本格的すぎる入門書には尻込みしてしまう人のための超入門書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478110850

感想・レビュー・書評

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  • まさに「本格的すぎる入門書に尻込み」というか挫折した私にぴったりでした。
    何事もハードルは低いところから始めないと、スタートでつまづいちゃうよね。

  • 借りたもの。
    キリスト教の価値観をベースにした自己啓発本……
    今を生きる、等身大のキリスト教徒のゆるーい考え方を紹介している本と認識。

    教義の内容を学術的に解説したり、その宗派の解釈を一方的に主張した内容とは一線を画した内容が斬新で、ほっこりする。
    ゆるーい姿勢(寛容)こそ本来の“宗教”だと思いださせてくれた。
    日本の宗教観との違いも、なんとなーく分かるのではないだろうか。

    直近の話題としても……特にアメリカ大統領選のニュースなどでセンセーショナルに取り上げられる、柔軟性がなく排他的で不寛容なキリスト教徒の一派……過激なデモをしているイメージがあり、抵抗があった。
    それが現在のキリスト教徒の全てではないとわかっていても、“知らない”から自分の中で抵抗と反論ができなかった。
    この本を読んで払拭される。

    実際はそんなものとは無縁の姿勢の人達がいること、セム系一神教(ユダヤ教であれキリスト教であれイスラームであれ)は白黒はっきりつけたがると思ってしまいそうだがそれは誤解であること……

    敬虔なクリスチャンなど存在しない。
    人の正しい在り方をPDCAサイクルにたとえて、そのしんどさを指摘し、「自分で抱え込まないで時には神に任せろ」というのはイマイチ理解できなかったが……直観に委ねよ、時に失敗しても良い程度のニュアンスかも知れない。

    一番印象的だったのは、“言葉”に関すること。
    日本語翻訳などでも、どうしても引っかかってしまう「罪」という単語。「罪=悪い奴」という意味ではなく「罪=神様の思惑から外れている」程度の意味で、善悪の対立とは無関係である、とか。
    ご利益という考え方は無いし、「救い」は自分の心の在り方の問題で、私は禅とも共通した、人間の自己内省のための宗教だと解釈した。
    聖書は抽象的な書物で、大事なことを書いているけれど、すべてを書いていない書物だ。

    ……個人的には別にキリスト教徒にならなくても言わんとすることが理解出来たらそれでいいと思っている。
    言葉の定義、受け取りてのニュアンスの問題で、多くの人を悩ましていたとしたら、聖書はもったいない書物だと思っている。

  • 「義人はいない。一人もいない」
    クリスチャン=いい人のイメージが強い世の中。
    クリスチャンホームで育った私でさえそう思っていたが、それは幻想だと筆者は言う。
    いい人しか入れない教会があったら、そこは誰も立ち入れないことになるだろう。教会は「私はいい人じゃないです!」と認めた人が立ち入る場所である。

  • スラスラとすぐ読み終わった。
    これ一冊でキリスト教の全てがわかる訳ではなく、うっすら興味をもつ「きっかけ」程度の内容。
    すごく分かりやすく、なかなかクリスチャン本人には聞きにくい疑問への答えがざっくばらんに書いてあった。
    すごく分かりやすいのに、読み終わると結局分からなくなる。
    でも今はこれでいいのだと思えた。この本と出会ったおかげで、今まで手に取ることのなかったジャンルも「あり」だなぁーと読書の幅が広がったから。

  • 最近文学作品をいろいろ漁っていると、どうしても宗教が絡んでくる文に出会うことがあり、ちょっとでも宗教的な感情に近づけないかなと思い読みました。

    全体的に「超入門書」と自称するに相応しい、ゆるい書き方をしていて、宗教とはほど遠いと感じている自分でもすらすらと読めました。それと同時に、それとなく感じていた偏見というのも結構取れて、よりニュートラルな目線で宗教を考えられるようになった気がします。

    後半の聖書の紹介は、まだ読めていないので、ゆっくり読んでいけたらと思います。

  • 超入門書、大変助かりました。

  • すごく読みやすかった!

  • 罪人 神様に与えられた能力をまだ生かしきれてない
    イエスは私たちを救うために死んだ。このことを受け入れて告白した人がクリスチャン
    神に対して怒る人はよく祈る人
    アブラハムの子イサクを生贄にする場面
    ー「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された」
    過去がどうあれ、今悔い改めるのなら全て赦される

  • こちらの本を読むきっかけになったのが、子供の幼稚園がキリスト教だったからです。牧師さんがクリスマスに聖書のお話しをされて、聖書って面白いのではと思うようになりました。

    聖書はやはり壮大な物語と著書も語られており、イエス様が生まれる前からのお話しとその後のお話しとで別れているということを初めて知りました。
    そして光の話が科学ともつながっており、大変ロマンを感じました。
    といっても本当に難しく固く説明されていないので、とても読みやすかったです。
    イエス様が復活されて焼き魚を食べていた話は面白かったです。
    敷居の高いと思っていたキリスト教ですが、とても身近に感じられました。

  • アダムとイブとかノアの箱舟とか、本や映画で引用されてよく聞くけどよく知らないを知りたくて手に取った1冊。無宗教の自分でも神様お願い...!と思うときはあるが、本当に信仰のある人の考え方にも興味があった。

    クリスチャンの中でもいろいろ捉え方はある・難しい話があると思うけど、信じている人は各々のなかで筋が通った考えを持っていて、それが許容されていると理解した。聖書の中でも最後までいい人はいないし、常識外れのことも起きる、対価を求めない=コスパ度外視、因果応報が崩壊しているなど、どう捉えてもいいように書かれている(らしい)。どんな場面でも信じたいように信じていいのは確かに心強いかもとほんとに思った。信仰が一つに定まっていない分、本書のような解説書も書きにくいのかなとも感じた。
    教会行ってみようか!とはまだ至っていないが、気が楽になる気もしたし、人生論として面白かった。聖霊とか罪とか、聖書の原文と日本語訳の差も気になった。

    以下メモ。
    ・三位一体:子なるイエス、父なる神、聖霊
    ・キリスト教
     ー東方教会ー正教会
     ー西方教会
      ーカトリック  :ローマ教皇がトップ、聖母マリア、神父・司祭、ミサ
      ープロテスタント:神様以外みな同じ、牧師、礼拝
    ・洗礼(パブステマ)
    ・祈りのネットワーク、敬虔なクリスチャン
    ・罪(ハマルテア):神様のコントロールから外れる
    ・因果律:AだからBである。

    ※宗教上なにか誤っていることを記載していたら申し訳ありません。

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