世界は夢組と叶え組でできている

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 519
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109960

感想・レビュー・書評

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  • Podcast のとなりの雑談を聴き始めて、さくちゃんの考え方が面白いなと思ったので読み始めた。
    いつかみたあのセブンルールに出てたクッキー屋のさくちゃん!ルールの一つがご機嫌でいることと言っていたさくちゃん!
    思わぬ所で色んな答え合わせ、これだから人生ってすてたもんじゃないよね。
    読む人によっては自己啓発に感じる人もいると思うけど、自分で物事の解像度を高くして考えた言葉で文章にしているから、ステレオタイプに感じない感じが私にはすごく良かったな。
    また読みたい。
    以下気に入った箇所。

    ・人生はただの時間だから、死ぬまでの時間を何に使うか、誰といるかが全てだと思う。

    ・人のせいにするかわりに、自分の決めたことに振り回されるほうがいい。

    ・ガマンのフタを剥がして欲を見つけるといいよ。

    ・正直な人とは、自分の感情、欲望、知と無知を過不足なく捉えていて、他人にどう思わられるかで自分の考えや振る舞いが変わらない人のことだ。

    ・これからも今までの波の続きだから、大丈夫、大丈夫と言い聞かせながら、今日もわたしたちはみんな波の途中にいる。

  • 2020.3.23
    セブンルールで知ってから、noteを読み、Twitterをフォローし、クッキー屋さんまで足を運んだ。
    サクちゃんの文章を読んでいると、過去の自分の出来事や今の考え方が紐解かれるような気がして、ああ私はこうなのかも、と気付くきっかけをくれたと思う。
    今まで何度もnoteを読み返したけれど、本書からも控えておきたいフレーズがいくつか。
    サクちゃんの文章は、壮大な抑揚もなければ難しかったりビビットな言葉で語られることもない。それが嘘のない文章であると感じられるし、押し付けがましくなく、読んでいて寄り添ってくれるような感じがする。

    自分はどうだろう?どうしたいんだろう?どうありたいんだろう?
    いろんなことを考える考え方のきっかけをくれる素敵な本。

  • 「人生はただの時間だから、死ぬまでの時間を何に使うか、誰といるかがすべてだと思う。」
    他人のジャッジや反応は置いといて、自分の心地よさや価値基準にフォーカスして。
    文中、平野啓一郎が愛について語っている一文が紹介されていて、それがすごくよい。
    「愛とはその人といる時の自分が好き、という状態のこと」
    美輪明宏のラジオにゲスト出演していた時にも同じようなことを話していて、深くうなずいたのを覚えている。

    「『やりたいことを見つける』とは、運命のたったひとつの何かに突然バッタリ出会うのではなくて、小さな喜びや自分がアガることを見つけて、それをガマンしないで、自分を喜ばせ続けていたら、気づくとすでに手の中にあるようなものかもしれない。」
    小確幸を積み上げていくことか。

    大事にするものを設定して、それを諦めずにその後の行動を選択し続ける。大事なのは能力ではなく、その設定だ。例えば、家族との時間が一番大切なものだから、絶対に6時には家に帰り着いておきたい。そのためにどう段取りをして仕事をしていくか、とか。

    言葉にして初めてわかることがある。

  • 自分軸手帳と相性が良くておすすめしたい本です。
    自分は何に喜ぶのか、やりたいことがないのはダメなのか?気持ちにフタをするクセがついていないか…

    やりたいことがある人って眩しくみえますが(この本の中では”夢組”と呼んでいます)、l
    自分のやりたいことが明確ではないな、と感じる人にも、自分軸を見つけるキッカケになりそうな問いや言葉がちりばめられています。

    紹介者:スープ
    企画開催日:2022/12/04
    企画名:「2022年に読んでよかった私の1冊」

  • 自身の考えが的確に相手に伝わるように、
    しっくりくる言葉をひとつひとつ選んで文章を書いている方だなぁとnoteを読み思い、興味を持ってこちらの本を読みました。

    私自身はこれをやりたい!これが私の夢だ!というような強い意志が特に無いのですが、時にはやりたいこともないままでいいのか?と自問自答することもありました。
    この著作の中で、世の中にはそれぞれ「夢組」(やりたいことがある人)と「叶え組」(やりたいことがない人)がおり、それぞれの強みを生かしてチームを組んだらいいよと書かれており、それもそうだ!と自身の中ですとんと落ちるものがありました。

    全体を通して、(上記のように)すっと入ってくる表現がたくさんあり、読んでいる中で欲しかった答えに出会ったり、自分の中でうまく言語化出来ていなかったことを整理することができたりと、自分の考えと向き合うきっかけを与えてくれる1冊でした。

    上手く言語化出来ずもやもやした時や、立ち止まって考えたほうがいい時に、また読み返したいと思います。

    ・特に印象に残っている章
    「諦めの呪いを、許可でとく」
    「正直でいるために。誰と一緒にいるか」
    「誰にどのように褒められるのが嬉しいか」
    「自分のためと誰かのためを繰り返してすすむ」

  • 世界はシンプルだ。
    具体的にすればするほど個別が増えて複雑化する中で、世界を抽象的に捉えてシンプルに考えることは大切だし必要だ。
    世界は一人一人違って複雑だけれど、大きく分ければ未来に夢を見る人と過去から叶えていく人たちだよねと考えて、自分を捉えていく。
    そうすることで、概ねいい感じみたいだしまだ頑張れると自分を励ます感受性はとても魅力を感じるし、これも在り方だよねと思えた素晴らしい本だった。

  • 題名の勝利。ただ、著者が自分の体験から考えたことを書いている本なので、夢組と叶え組が本当に分類可能な物なのか、あるいは学術的な裏付けがあるのかという視線で読み始めてしまった自分が悪い。

  • 「やりたいことがない人」向けに書かれている本なのだが、どうすれば「見つかるか」の前に、そもそも「なぜやりたいこと」が無いのか、その前に「やりたいこと」って必要なの?っていうか「やりたいこと」って何なんだ?

    という感じで、一歩進もうとして、二歩三歩下がる、というような考察が進んでいき、「うーん、よくわからないや」とあやふやなままにしないで、とにかく考え続けるのだ、筆者が。

    以前読んだ「やりたいことの見つけかた」(西剛志)では、「いかに見つけるか」に焦点が当たっていたし、その狙いに何の疑問も抱かなかったが、本著は、そもそも、の方に触手が伸びていき、その考察というか熟考が目からウロコなものが多かった。

    自身、四十代半ばを過ぎてなお、彷徨い、足掻いているわけだが、これまでになかった視点や切り口が持てるようになった。気がする。

  • 近々レモンクッキーを注文したいと思っているサクちゃん!割りと最近知り、日経xwoman記事を読み更に興味を持ち拝読。

    子どもには『自分で選んで決める』『見えない部分も想像したら見えてくるよ』と教えるエピソードにじんわり。

  • 思いがけず、めっちゃいい本だった。平易な言葉で語られているけど、内容は深い。大人だけでなく、学生にも読んでもらいたい良書。うちの図書館にも入れよう。

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