たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる! 会計の教室

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 113
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108970

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』著者、林總氏の集大成の一冊!

IT、英語、会計がビジネスパーソンの三種の神器と言われて久しいが、実際に、会計を理解できている人、使いこなせる人は、まだまだ少ないのが現実だ。
たとえば、あなたは以下の素朴な疑問にスラスラと答えることができるだろうか?

・利益とは何か?
・利益が出ているのに、なぜ借金してボーナスを支払うのか?
・内部留保とは何を指しているのか?
・無借金経営は借金経営より優れているのか?
・ROEが高いほど良い経営と言われるが、それは本当か?etc.

もし回答に詰まるようであれば、まだ会計の基本が理解できていないと言える。
しかし、それはあなたのせいではなく、これまでの会計テキストや会計教育に問題があったからだ。

会計士となって46年、会計大学院教授になって15年というすべての経験をもとに、会計の基本と決算書の読み方がスッキリわかる画期的な入門書が完成した。
しかも、「たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる」というものだ。
本文は親しみやすい対話形式で展開し、イラストや図解も多数取り入れ、直感的にも理解できる構成になっている。
日本人の会計リテラシーを底上げする入門書がどういうものなのか、ぜひその目で確かめていただきたい。

感想・レビュー・書評

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  • 決算書の読み方が先生と生徒の対話形式になっていてわかりやすかったです
    ただ、10日間でこの内容を全て把握するのは難しいと感じました。決算書をみて、思考する練習が必要だと思います。

  • 途中までなら未経験でもついていけるわかりやすい一冊
    会社で、転職で、「財務諸表よめたらなぁ」って思いませんか?ビジネスでは超重要なのに、大学では習わずに卒業できるんですよね笑
    簿記3級でさえつまづく会計音痴の自分ですが、決算書を理解できるようになりたいと思い読みました。会話で進んでいくので読みやすいし、授業を受けているようでした。ゼロからでもとっつきやすいのでオススメです

    ・財務諸表に書いてあることは現金の流れだけではない
    これ、当たり前なのかもしれませんが、本書を読んで腑に落ちました。決算書はお金のやり取りではなく、商品や在庫もお金に形を変えて書いてあるんですね

    ・見えない現金製造機が営業利益率を高める
    最終章の話は耳の痛い話の方もいるかもしれません。そして、わたし自身、そのような人材になれているか・・漫然と過ごしていないか考えさせられました。

    ・10日でゼロからマスターするには努力が必要
    わたしは10日で主人公のように鋭い洞察はできるようにはなりませんでした。しかし、その洞察を読めば【そういうことね!】ということはわかるようにはなりました。本書を片手に実践が必要です。

  • 会計のことを勉強したいと思って読んでみた。
    細かい仕訳とか、会計のルールとかではなくて、財務諸表の読み方、考え方について書かれている本だった。

    さすがに10日で読めるようになるには、実際に財務諸表を使って考える練習が必要だと思うが、財務諸表からどんなことがわかるのかが大まかに書かれていて、しかも会話形式でわかりやすかった。
    とはいえ、キャッシュフロー計算書にはとっつき難い印象があって、後半はなかなか理解に時間がかかった。

    ここで学んだ計算方法や考え方を忘れないように、定期的に読み直したい。
    人に説明できるように、自分の頭で考える練習をする!


    収益は売上、利益は売上と費用の差額
    利益は会社が生成した価値
    買掛金は仕入れ業者からの借入金
    資産は現金、ビジネスプロセス、現金製造機でできている
    ビジネスとは資金を使って資金を増やすこと
    アクルーアル=特別損益を除いた税引後当期利益−営業CF
    アクルーアルがマイナスだと良い利益、プラスは要注意

  • 会計、数字が苦手なのですが、なぜ日々経理業務を行うのか、決算書があるのかという芯のところを教えてもらえた気がします。
    完全にはむつかしいかもしれませんが、自分が消費者として物を購入する時に、見せかけの華やかな資金運転をしているところではなく、できるだけ正しく経営をしているところや、従業員や働く環境などの資産を大切にしているところのものを購入して、応援するようにしたいなと感じました。
    簿記の試験を受ける時に、また読み返したいです。

  • 教室と銘打つ通り、各指標を著者なりの表現で噛み砕き、具体例も極力シンプルにして、読者の理解を念頭に置いた点が特徴。眼光紙背に徹すを、決算書上の数値で実践させる展開も実用的。決算書に表れる企業の個性を炙り出せるようになるのが、本書のひとつの到達目標。熟読の時間と根気が無くとも、初心者であるほど何かしら有用なエッセンスを学び取れる一冊。

  • 決算書の読み方を説明した本。先生と生徒がQ&Aの会話方式で説明しているので素人にも分かりやすい内容になっている。
    一通り読み終えて理解は深まったが、キャッシュフローの部分はまだ怪しいところがありそうだ。後2,3回は読み直して身に付けていかないと、まだ決算書を読んで会社の良し悪しを語れるまでにはなれそうにない。こればかりは時間をかけて慣れていくしかないと思う。

    少し気になったのは、計算間違いがあったり、単位抜けの誤記が目立った点。会計の骨子には影響は無いので気にしなければ良いが、売り物の本なので精度は上げて欲しいと思います。

  • かなり面白かった。後半になるに従い計算も増え、難しくなるので初めの一冊としてはハードルが高い気もするが、対話形式で進むため、生徒役に感情移入しながら読める。
    PL、CFに関する書籍は結構最近多いが、水路に例えた部分は他にない例えでわかりやすかった。アクルーアルは知らない概念だったので勉強したい。

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著者プロフィール

公認会計士、税理士、大学院教員(管理会計)。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。現在、経営コンサルティング、会計システムの設計・導入指導、講演活動を行っている。
ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』(ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(中経出版)ほか著書多数。
家計も会社経営も目的は同じで、「お金」はそれに振り回されるのではなく、「満足度の高い人生」を送るために使うべきだと説く。目から鱗のアイデアとアドバイスが好評。

「2022年 『正しい家計管理 長期プラン編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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