僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義
- ダイヤモンド社 (2020年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478108703
感想・レビュー・書評
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Venture capitalのANRI創業者が、起業を志す若者に向けた手紙のような本。
起業して成功する例、失敗する例も豊富に、著者自身の体験をもとに書かれている。
特にVCがというより、VCはガソリン、起業家は車を作る人という位置づけを明確に書いており
伴走者であり、起業家を支援するのがVCの役割というスタンスで書かれている。
起業に興味を持った人は擬似体験の一例として読むと良いかもしれない。
個人的には少しだけ参考にはなった本。 -
僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義
著:佐俣 アンリ
投資家の仕事は、世界の金を動かすこと。企業や金融機関、エンジェル投資家たちから出資を募り、それを才能ある起業家に投資するのが仕事である。そして、起業家は、この世界そのものを動かす、ITや医療など、世界の常識を変えて進歩させる事業をつくるのが仕事である。
この資本主義の世界を今の姿にしているのは、いつもこのふたりの人間である。投資家と起業家の対話を聞いていれば、この世界は誰が変えているのか、どのようにして変わるのか、そして成功とは何かが理解できるようになる。
本書の構成は以下の7章から成る。
①熱があるなら、ぶつけようぜ
②生きる場所を、選び間違えるな
③成長しなければ、死ぬ
④君は、人類の年表に触れたくはないか?
⑤怖いけど、僕は「逃げない」
⑥こんにちは先生、起業しませんか?
⑦圧倒的な未来を、つくろう
著者は起業家の「熱」に投資しているが、圧倒的な「熱」の持ち主は著者である。熱は熱に集まり、合わさることで大きな炎となりさらに万全な「熱」を形成する。
多方向へ放出されるその「熱」の方向性を吟味し、時には火傷しながら、コントロールできないことを理解した中でその「熱」と圧倒的な「熱量」を持って付き合う。
本気の人間には本気の姿勢でないと信頼関係もできないし、並走することもできない。圧倒する熱を持つのではなく、違った熱で見えない何かで導くことで世界を変えていく。
著者にしかできないこともしれないが、それぞれにスタイルもある。遠い未来ではない、限りなく近い今にそれを成し遂げていきたいが、まだまだ力が足りていない。自分の熱を上げると共に気づいていない熱を持って多くの熱と共にやけどすらしてしまい兼ねない距離間で対峙することも忘れてはいけない。 -
人間、大事を成し遂げるには賢さよりも人格よりも情熱が肝心なのではと年々感じるようになってきたのだが、その感覚を肯定されたような気持ちになった。
成功とは成長することであり失敗とは成長しないことである、成功や失敗と金銭や社会的地位は本来関係ないものである、という考えは心に留めておきたい。
近い将来に起業をする気はないが、昔より起業という選択肢はローリスクになってきており一概にハイリスクハイリターンとは言えないことは覚えておこうと思った。 -
起業だけに限らず、転職等新しいことに挑戦することを後押ししてくれる本。
モチベーションあげたいときは読み返そうた思う。 -
「やったほうがいいこと」に侵食されてはいけない。
この一行が私には刺さった -
挑戦する勇気をくれる心奮い立たせてくれる一冊
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Audibleで耳読書。聴き流しレベルでも頭に残る文章でAudible向き。VCの業界像、人物像をイメージするのに役立った。
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人間は環境を変えることでしか成長できないし、
挑戦し続けること -
起業ってかなり自由な生き方なんだなと思った。
実際に起業する必要はなくても、起業家のような野心を持ったりそのような考え方で行動することは、組織内に置いても成果を発揮出来ると思う。
挑戦するという意志の強さはしっかりと持ちたい。