世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 326
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108475

感想・レビュー・書評

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  • アトピー性皮膚炎の治療を続けている患者の立場で読んでみて、とてもよかったです。
    今の時点でわかっている、治療に役立つ知識を知ることができました。

    標準治療やステロイドについて、しっかり説明してくださっていることも、私にとっては安心につながりました。

    そして、民間療法のことについても。

    若い頃は、藁をもすがる気持ちで民間療法も頼り、そして撃沈(数ヶ月間、日常生活に支障をきたすレベルで悪化)した経験を持つ身として、「当時の私に読ませたい」と思う内容でした。否定するのではなく、あくまでもわかっていることをベースとして説明してくださっている大塚先生の姿勢に信頼の念を抱きました。

    読んでよかったとしみじみ思う一冊でした。

  • 幼少の頃からずっとアトピーに悩まされている。様々な情報に踊らされ、今までずっとステロイドは怖いと思っていた。脱ステロイドも何度も試みた。でもやっぱり良くならない。そして皮膚科に行く。せっかく薬をもらっても、ステロイドの副作用が怖いから塗ったり塗らなかったり。その繰り返しでいつまで経っても皮膚はきれいにはならなかった。
    この本には知らなかったことや目の前の医者には聞けなかったことがたくさん書いてあった。そして何よりもエビデンスに基づいていて信頼できる。早速プロアクティブ療法を実践中。今、肌は以前よりもいい状態を保っている。

  • 環境の変化でアトピー体質の多くなった今、そして薬の使い方などが丁寧に書かれている、押し付けがましくなくとても優しく導いてくれる本です、文字が大きくてすぐ読めます

  • 僕はアトピーです。
    小学生のころアトピーやろうと言われたのが、今でもトラウマ。いまは比較的落ち着いていて、自己肯定感も高まりつつあるけども、皮膚が弱い人はなんかしら悲しい過去を抱えているから、きっとみんないい人なんだと漠然と思っている今日この頃。
    本屋でたまたま見つけた本。
    今までは何となく皮膚科に月一で通って悪くなったら強めの薬もらってずっと過ごしてきた。このまま一生アトピーでいるのだろうと、諦めていた。
    この本に出会えて、始めて真摯にアトピーと向き合えた気がした。
    書いてあることは、奇抜な治療法ではなく王道をいこうということ。しかし、フィラグリン、th2サイトカインなど寝耳に水な知識を知れた。同時に医療という物の見方を学ぶことができた。
    プラシーボ効果とノシーボ効果には気をつけて、うまく付き合っていきたい。
    地道だが、プロアクティブ療法をFTU意識しながらやって完治したい。いや、できるかもとはじめて思えた。

  • エビデンスに基づいた本。書店に並ぶ医学書は主観的すぎると思っていたのでこう言う客観的な視点を持つ書籍を大切にしなきゃなと思う

  • 標準治療がファーストチョイス。
    自分は別の生物製剤使っているので保湿とステロイドでがんばる。

    • arrayさん
      標準治療に頼ろう。
      標準治療に頼ろう。
      2020/03/05
  • 田舎の診療所のちいさな診察室から感謝を述べたい。これからも自信を持って標準治療をしていきたいと思えた。

  • とりあえずアトピーで悩んでいる方がいたらこの本を勧めようと思う。

  • 内容が難しそうと思いつつ、自分の遺伝でおそらく我が子にもアトピーが生後3ヶ月で出てきてしまったので読みました。Twitterでフォローしている小児科医の先生がお薦めしておりました。
    リアクティブ療法しか知らなかったので量には気をつけつつプロアクティブ療法を試してみようと思います。
    とてもやさしい言葉で説明してくださってるので読みやすくすらすら読めました。

  • 20代で出会いたかった本。
    標準治療の皮膚科はたくさんありますが、本当に正しい塗り方を教えてくれる皮膚科は少ない印象。
    実際に看護師さんに塗ってもらえると、いかに今までの塗り方が間違っていたかわかります。
    皮膚科探しも大変なことなので、ぜひこの本を読んでほしい。
    本屋で1600円+税払うだけです!
    私のように10-20代を棒に振らないでほしい。
    私はこの本にあるような正しい塗り方(FTU)に辿り着くまでに28年かかりましたので......

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著者プロフィール

近畿大学医学部・大学院医学研究科皮膚科学学教室主任教授

「2022年 『アロスエルゴン Vol.2No.2 ここまで変わったアトピー性皮膚炎病態論と治療UPDATE ~新しいコンセプトに基づく治療へのアプローチ~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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