参謀の思考法 トップに信頼されるプロフェッショナルの条件

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478106693

感想・レビュー・書評

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  • 貞観政要の意味がこの本で理解できた。
    社長経験者が書く参謀論は面白い。

    参謀は、上司を会社の目的のために働かせる。
    そのため、ビジョンを共有し、そこから
    それれば指摘する。
    また、相手のスタイルを理解し、先手を打つ。

    他のステークホルダーには、
    ビジョンを自分の言葉で語る。
    自ら現場に赴いて、しっかり事実をみてくる。

    これができるのは、出世欲の強い人ではない。
    楽しく仕事をしようとしている人である。


    ぱっと手に取ったが、今の自分に必要な本だった。

  • いろんな方の「懐刀」として働くことを意識して働いてきた中で、気になって手に取ってみた1冊。参謀から社長へ、どちらの立場も経験したからこそ見えたことやわかったことを読みやすい文章で伝えてくれて、とても参考になる1冊でした。特に人間関係の割り切りの最後の部分と、上司のメンツをつぶす部下の話は考え方の引き出しに入っていない人もいたなと思う内容で、昔の自分に伝えてあげたい気もしました。もっといい動きのできる参謀としてレベルアップしていけたらと思います。

  • 元ブリジストンの社長が、自分の様々な経験に基づいて著した仕事術の本。

    中身は組織運営論、危機管理論、思考法、仕事への取り組み方など様々な面に及んでいるが、記述は事実が中心で非常にわかりやすく、腹落ちもしやすい。

    本気で楽しくチャレンジングな仕事したい人は是非とも読んでほしい一冊。

  • 夏休みの集中読書で取り組んだ、一冊。自分の仕事に置き換えながら、読み進めると、当てはまる部分が多い。
    特に、上司に対する態度、自己顕示の問題、トラブルとの向き合い方、改めて働く上で、人を動かす上で大切なことを確認できた。
    この夏、しっかり力をつけたい。

  • 実体験を基に書かれた本なので、机上の空論ではなく現場感覚がしっかりとある。
    組織の中枢にいる方や、これから入る方にお勧め。

  • 経営企画職に転職するにあたり手を取った本。

    自分は著者と割とメンタリティが近く(どちらかというと控えめ)、書いてある内容も地に足のついたものであったので、大変参考になった。

    自分は中途入社なので、「現場に近い」といった著者の強みは一朝一夕で手にいられるものではないが、コツコツ積み上げて行く他ないなという覚悟を持たせてくれた。

    以下、気になった内容
    ・現場と深いコミュニケーションができどうしようもない現実を知り抜いている、しかも自社の「あるべき未来」を追求するバックキャスティング志向も持っている。この2つの視点を持つのが参謀
     →そうだよね
    ・納得できない時には率直にそれを伝えました。会社に雇われてはいるが、自分を殺すようなことはしたくなかっった
     →自分も言いたいことをわないとすごくモンモンとしてしまう
    ・挨拶を侮ってはいけません、社長との距離感と時差を縮める効果は絶大です
     →直属の上司にはまぁやるけど。役職が上がるたびに難しくなるかも

  • 社内の参謀役を担うメンバーに向けた内容になっているが、個人的にはコンサル会社に勤めるコンサルタントこそ読むべき内容だと思った。

    すでに約5年ほどコンサル会社でコンサルタントでして働いているが、頷ける部分がいくつもあり、フレームワークやロジカルシンキングと同じくらい、本書で書かれている参謀役としての泥臭い姿勢、マインドを習得すべきだと感じた。

  • ブリジストンで社長になられた方だが参謀の考え方などが詳細に記載。非常に具体的に書かれていて内容で初めての内容は無いが理路整然と整理されていて勉強になった。自分の会社でも実践してみたい。

  • ・参謀:組織運営などの問題で判断に迷ったり、困難に直面したりしたときに、意見を聞きたくなる、頼りにしたくなる人材
    ・自分の頭で考えて、「私はこう思う」と主張すれば、応援してくれる人もいる
    ・会社はもともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「愛称」の問題を持ち出すこと自体がふさわしくない。それよりも、目的達成に集中すべきなのです。
    ・手柄を上司にあげるのは効率の良い投資である。このような投資をしておけば、自分がやるよりも彼に任せておいた方が楽だと考えるようになる
    ・能力の低い上司の下につくのはチャンス。隙だらけでサポートし放題。
    ・自己顕示欲とは、承認欲求の表れであり、承認欲求とは、自分に自信がないから生ずるものです。そのことを自覚するならば、自己アピールという日知性的な言動は慎むようになるはずです。それよりも、上司を「機能」させ、職場を「機能」させ、組織として最大の仕事を成し遂げることに集中する
    ・「悪い報告・相談」を受けたときには、ネガティブな反応は絶対にしない。とにかくフラットな気持ちで「悪い報告・相談」に向き合い、会社にとってベストの解決策を現場とともに考えるスタンスを徹底した
    ・現場にすれば、本社に何かを求めるのは、非常に心理的ハードルが高いものです。本社サイドから提案をすることで、経営と現場の間に「信頼感」が生まれる。本社が現場のお手伝いをさせていただくというのが正しい認識。
    ・「自己利益」を度外視してモノを考えられるかどうかが決定的に重要。「全体最適を図る」とは、「会社はどうあるべきか」という理想像・未来像を実現するために、「部分最適」を超えて、創造的に社内のリソースの配分を考えることにほかなりません。つまり、参謀に求められる根本的な資質は「調整力」ではなく、「会社のあるべき姿」を描くビジョンを形成する力であり、そのビジョンを実現するための「創造力」なのです。
    ・会社に貢献するという前提のもと、自分が「面白い」と思うことをやってみるのが正解
    ・自らが思い描いた「理想」や「ビジョン」を実現しようとチャレンジするからこそ、仕事は面白くなる
    ・上司にハンコを押してもらえれば、その時点で無罪確定
    ・どんな状況であっても「原理原則」を死守する。この営みを真摯に続けることが「正しい思考」を働かせる基本中の基本
    ・戦略とは、現状とは非連続なものでなければならず、もっと言えば、現状否定の要素が必ず含まれているということ。このような性格を持つ「戦略」は、現状を少しずつ改善していく現場から反発や抵抗を受けるのはやむを得ないことです
    ・「人間関係は悪いのが普通」と達観する
    ・上席のものに対して、事実を曲げずにストレートにものをいうことができたのは上昇志向がなかったから

  • うん、まぁ、良いこと書いてあります。けど読後感がイマイチなのは多分自分が疲れてるのかも笑

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