プレゼン資料のデザイン図鑑

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1788
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105870

感想・レビュー・書評

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  • ソフトバンク孫正義社長が使用するプレゼン資料を手掛けた著者のノウハウ本。
    資料作成を学ぶのであれば、当著「プレゼン資料のデザイン図鑑」と5万1544枚のパワポ資料をAI分析して導き出されたハウツーが記載されている「科学的に正しいずるい資料作成術」の2冊があれば十分と感じている。

    全ページにわたり、当たり前だけどうまく表現できなかったポイントの解決策が提示されているうえに、正解がひと目でわかる超良本。
    特に、グラフや図解、表スライド(テーブル表記)などの美しい載せ方が非常に参考になる。

  • 見て真似するをコンセプトしたプレゼン資料参考書。たくさんの事例掲載とわかりやすい見え方はよき。
    要所要所でソフトバンクっぽさが垣間見れる本。
    わかりやすいが、若干当たり前すぎる内容も多い印象。

    メモ
    ・社外プレゼンは興味を持ってもらうことが必要で、共感信頼も必要になってくる
    ・キーメッセージは13文字以内
    ・。はいらない。体言止めで端的に
    ・本編スライドに元データをそのまま貼らない
    ・吹き出しはリアリティを損ねる
    ・数字と質問などをうまく活用して自分ごとかを促す
    ・共感で惹きつける
    ・ニュース性、気になる話題で惹きつける

  • ソフトバンクの孫正義社長へ直接プレゼンを何度も経験し、また孫社長が使用するプレゼン資料までも手掛けたことのある作者のノウハウが学べる良書。

    駄目な例とその改善をした良い例を、見開きでポイントを押さえて紹介しています。

    プレゼン資料で図や表、PRがごちゃつくことに悩んでいたので大変勉強になりました。
    こんな時はこう、この場合はこの理由でこうだ、と理由が明確に示されているので実務で役に立てられそうです。ありがたい本でした。

  • 資料をパワーポイントで作るにあたって凄く参考になった。やっぱりイメージって大事で、スライドの作り方の本はあってもビジュアルやどう見せるかまでを具体的に書いたものは少ないからこういう本はありがたい。

    プレゼン資料の基本的なイメージ図が見れたから、これからの資料作りにかなり役立ちそうだ。
    左に図、右にキーメッセージといった基本スタイルをまずは身に付けて、そこに慣れたら発展させていけばいい。

    少しかじった状態で、資料を作ってみたけど、分かりやすさが格段に良くなっていた。後は「キーメッセージの抜き出し方」や「取捨選択」をどこまできちんとできるか。
    それと「アペンディクスの活用」なんかを上手くやれるようにしたら良い資料、分かりやすい資料を作れると思う。
    ただ、この本はスライド作りの際のビジュアル部分に特化しているから、資料作りの基本と併せて利用するのが大事だと思う。

  • ここまでは?

  • 資料作成にかける時間が短くなった。すごく分かりやすいし、資料の文字が多くなりがちな方は読むべき

  • 1日でザーッと読んだ。
    (割と分厚いが、サイズはややコンパクト。けど重い。)

    本書は著者のこれまでの「社内プレゼンの資料作成術」「社外プレゼンの資料作成術」をまとめたようなダイジェスト本。

    なので、上述の本を読んだあとなら、「復習」として、ザーッと読める。

    2冊の本で学ばせていただいた内容が凝縮されていて、かつデザイン図鑑というだけあって、デザインの仕方についてまとまっているので助かった。

    改めて自分のプレゼン資料と比べると見やすいのがわかる。

    本書のエッセンスが、改良の手助けになった。

    プレゼンの前にまたパラッと読んでみたい本。

  • ちょうどパワポのデザインって
    プレゼンにすごく重要だと思ったタイミングで、
    本屋で本書を見つけた。

    以前『社内プレゼンの資料作成術』を読んでいたので、
    関連性があるとより分かりやすいかと思い本書を購入。

    パラパラめくってそのままになっていたけど、
    今更ながら全ページ読んだ。

    下記は本書のポイント。

    ・社内プレゼンと社外プレゼンでは資料作成法は大きく異なる

    ・キーメッセージは13文字以内

    ・グラフは徹底的にシンプルに

    ・グラフは「左」、メッセージは「右」

    ・写真は「全画面」が基本

    ・スライド・サイズは「4:3」が主流

    ・1スライド1メッセージ

    ・マジックナンバー3

    ・使用フォントは「HGP創英角ゴシックUB」

    ・背景透過や帯透過を使用

    ・英語フォントは「メイリオ」

    ・フォントは50サイズ以上

    ・スライドに適度な余白を残す

    ・体言止めで短くシンプルに

    ・1スライド1グラフ

    ・グラフとメッセージの重複を避ける

    ・コーポレートカラーを使用

    ・「半分の高さ」を意識する

    ・項目名をコンパクトな「略称」にする

    ・数字は棒グラフの上に置く

    ・「実績」と「予測」は明確に分ける

    ・単一事項の実数の増減は「棒グラフ」

    ・アンケートは「横グラフ」

    ・トップ3〜5に絞る

    ・「ワンカラー効果」

    ・強調したい部分だけ切り離す

    ・割合を示す場合は「円グラフ」

    ・複数事項の増減は「折れ線グラフ」

    ・構成比の推移は「折れ線グラフ」

    ・FAQで万全のアペンディックスを

    ・1000px以上の高画質の写真を使用

    ・左に画像、右にキーメッセージ

    ・全画面表示をして空きスペースにキーメッセージ

    ・ターゲットに近い写真を使用

    ・写真の背景をカット「背景の削除」

    ・ネガティブな印象を与えたいスライドは、画像をモノクロ

    ・多画像効果で説得力

    ・過去はセピア色で表現

    ・「7ヒッツ理論」で記憶に残す

    ・迷ったら「フェード」

    ・画面切り替えは「フェード」が基本

    以上

  • 【要点】
    ○ロジック展開は「課題→原因→解決策→効果」
     ※社外プレゼンの場合はこれに「共感→信頼→納得→解決→決断」が加わる。
    ○キーメッセージはやや上に配置。座っている人が読みやすいように。
    ○人間が瞬間的に文字と意味を把握できるのは13文字が限界。キーメッセージはその文字数で。
    ○プラスのことは青、マイナスのことは赤で書く。
    ○グラフは左、メッセージは右。(逆L字で視線の誘導も効果的)
    ○写真は全画面にすることで感情を揺さぶる。(特に社外プレゼンで)
     ※ポジティブメッセージは「カラー写真+青字のゴシック」/ネガティヴメッセージは「モノクロ写真+赤字の明朝」
    ○Z字の順番で視線を誘導
    ○「マジックナンバー3」……ポイントを3つに絞ると瞬時に覚えられる。
    ○モノクロ印刷時には赤より青が濃く出る。
    ○使用フォントはPowerPointなら「HGP/創英角ゴシックUB」、Keynoteなら「ヒラギノ角ゴStdN」
    ○グラフは枠などは使わず、1スライドにつき1グラフ
    ○グラフとメッセージで同じ内容を繰り返す「ダブルワード」は避ける。グラフで実数を見せ、メッセージではパーセンテージを表すなど。
    ○グラフは左側に寄せて、増減を強調。また数字はグラフの上に置く。
    ○予測など確実でないことに矢印は用いず、またグラフを用いる場合は色を薄くしたり点線で囲うなどする。
    ○単一事項の「実数」の増減を表現するときは棒グラフ。棒グラフは量感と増減を同時に表現できる。複数の推移を表現する時には折れ線グラフ。
    ○アンケート・データはトップ3〜5に絞ると分かりやすく、またアンケートの場合は横組みの方が合う。
    ○グラフの凡例はなるべく使わない。
    ○アペンディックスは「本編スライドの異常値についての説明」「引用した元データ」などを示すのに利用する。その他にも見た人がどんな疑問を持つか考えておく。
    ○人の写真を使用する際には顔を出さないことで抽象度をあげることもできる。
    ○写真を複数枚使う時にはPowerPointなら「背景の削除」、Keynoteなら「マスク」で背景を削除する。
    ○キーメッセージは「明朝体+赤字」にすることでよりネガティブな印象を演出できる。(赤と黒は潜在意識の「不安」「恐怖」を刺激する。)
    ○プレゼンの相手に「回想モード」に入って欲しい時は、写真をセピア色にし「懐かしさ」や「思い出」を喚起すると良い。
    ○トッププレゼンやコンペではプレゼンの最後に会社理念を伝え、商談などではメリットを伝えて終えると良い。
    ○「数字+質問」でスライドを作る際には「質問→ヒント→答え」にするとよい。
    ○ロジックは「公式」の形に落とし込む。
    ○キーメッセージを比喩で補強するのも良い。
    ○示したいものの示す実数と同じもので比較することで、数字の持つ意味を強くできる。
    ○人は7回同じメッセージを受け取ると記憶に残る。(7ヒッツ理論)

  • プレゼン資料のbefore&afterが見開きの左右ページで比較できる。「ネガティブメッセージは赤」など、解説も端的でわかりやすい。
    どこに気を配って資料を作ればよいかがわかってくるのでセンスが磨かれるし実用的。

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。東京学芸大学卒業。ソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)などで17年にわたり移動体通信事業に従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され第1位を獲得。マネジャーとしての実績を評価され、ソフトバンク子会社の社外取締役をはじめ数多くのプロジェクトを任された。2013年12月にソフトバンクを退社、独立。年間200社を超える企業・団体などでプレゼンテーションや会議術、リーダーシップの講演・研修・コンサルティングなどを行う。著書に『社内プレゼンの資料作成術』『社外プレゼンの資料作成術』(ともにダイヤモンド社)など多数。

「2022年 『30分ファシリテーション 会議を進める技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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