孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごい時間術 どんなに忙しくても時間内に結果を出す仕組み

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.71
  • (10)
  • (20)
  • (15)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 220
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105368

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術」で頭をハンマーで殴られ、まさに目から鱗が取れたような衝撃を受けて以来、著者の本はなるべく意識して手にするようにしています。

    本作も実体験をもとに非常に分かりやすくまとめられていました。

    日本を代表するグローバル企業「TOYOTA」の半分の時間で純利益1兆円を叩き出したSoftBankグループの孫社長の側で仕事をしてきた著者がいかにして最速で最大の成果を創り出すかを語った一冊。

    秘密は「最速」を実践するための「時間術」。

    いかに考え、準備し、進めるのか。

    過日読んだ「孫社長のむちゃぶりを解決してきたすごいPDCA」を絡めながら、結果を出し続ける。

    世界中の全ての人に平等に与えられているのは1日は24時間である。

    すなわち無駄を削ぎ落とし、「時間」をいかに100%有効活用するか。

    ただ時間を「消費」するのではなく、そこに「投資」の視点を持ち計画を立てタスクに落とし込む。

    スケジュールは1週間で管理し、1日を24時間でフルに使いこなす(リフレッシュや家族との時間も含め)。

    そりゃ、差がつくのも当たり前。

    本当に学び多き一冊ですが、学んだことを少しでも実践する為に、来年の手帳はさっそく従来型から変更して取り組んでいこうと思います。


    説明
    内容紹介
    ・著者は元ソフトバンク社長室長で、長年にわたり孫正義社長の右腕として孫社長から下される鬼のようなむちゃぶりの嵐を見事に処理・解決してきました。猛烈、スピード、朝令暮改、思いつき、毀誉褒貶、前例なし、同時にあちこちに手を出す……こんなイメージのままの孫社長の仕事ぶりですが、それを管理・調整して、処理、解決する原動力となったのが本書で紹介する時間術です。
    ・本書の構成はまず「時間だけはどんなに金を出しても買えない」「時間は人生で最も貴重な資源」という孫社長の時間に対する考え方、多くの事業を同時並行で、かつ最速で成果をあげ続ける孫流の時間管理の考えの紹介から始まります。そして、孫社長が実際に命じた例えば「A社を〇カ月以内に買収しろ」「Bという新規事業は〇週間後にマスコミに公表する。それまでに事業計画を作る」といった「むちゃぶり」を解決してきたエピソードを交えた具体的な時間術に展開していくことが類書との最大の違いです。しかも、ノウハウも手帳の使い方、時間配分方法、刷新方法など、非常に具体的で、誰でもマネできる普遍的な内容にまで落とし込んでおり非常に実践的です。実際、著者は現在は英会話学校を経営していますが、『時間術』を導入して業界では異例の残業ゼロを実現し注目されています。こうした足元で実現している残業をゼロにするノウハウも収載されているので、非常に説得力のある1冊です。
    著者について
    1972年生まれ。東大学経済学部卒。三菱地所を経てソフトバンク入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。ソフト一連の事業を通して「時間術」の土台を構築。2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立。1年で使える英語をマスターするOne Year English プログラム〈TORAIZ〉を運営し、高い注目を集めている。労働時間が長くなりがちな英語学習業界の中で、残業が月平均4時間を実現し、その時間術のノウハウの注目が集まる。自身も「残業ゼロ」で、高い生産性と圧倒的なスピードで仕事をこなし、ビジネスとプライベートの両方を充実させることに成功している。著書に、『孫社長のむちゃぶりを解決してきたすごいPDCA』(D社)孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術(PHP)、『なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか――孫正義のYesと言わせる技術』(祥伝社)、『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』(PHP研究所)、『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』(東洋経済)など多数。

  • 『感想』
    〇孫正義氏のやり方を紹介しながらの時間術の説明。これは、結果的には成功したとして、上司の強権発動で下の者が苦労するわけで、その不満を抑圧するだけの力やカリスマ性が必要だと感じるところも多々あった。

    〇上司が外部に対して締め切りを公言する。確かにこんなことされたらもうやるしかない。でもそこにどれだけ努力すれば可能なのかの根拠があった上の期限ならいいが、いいからやれの期限だったらどうなるか。残業することとか当たり前になってしまう。また見てくれの形だけ整えることに注力し、中身がスカスカになったらどうするのだろう。

    〇時間の無駄をなくすには「権限」と「情報」の共有が不可欠だが、それを渡してくれるだけの度量が上司にあるかどうか。下手に与えるとマイナスの方向にいく可能性がある。

    〇期待値をすり合わせることが大切なのはわかるが、その期待値って双方が対等に決めれる場合はほとんどなく、権力のある方の都合による期待値になってしまう。

    〇仕事の成果は何時間仕事をしたかではなく、どれだけアウトプットを出したかであることは理論としては分かっているが、結構時間が重視されてしまうんだよね。仕事が速く終わったからって残りの時間を遊んでいることはできない。それは仕事が終わっていない人から見たら気分がよくないし、その人の仕事が終わっていないのに終わっていると錯覚している人も結構いるから更に気分が悪い。

    〇仕事が早い人が他の人をフォローする。それは自分の成長にも寄与するからと納得できればよい。あとはその姿を会社に評価してもらえるかだよね。

    〇スケジュールは仕事のみでなくプライベートなことも立てるのは確かにいいなと思った。私は仕事と私的なこととの時間を明確に分けなくてもよいと思っている。どちらも自分を形成する大切なものだし、どちらかに迷惑をかけることなどたくさんあるのだから、一緒に考えることでより効率的になると思えるからだ。また楽しいことも予定に入れておけると、辛いことも頑張れる。

    〇人の力を借りることは考えの中に入れてもよい。でもそれは相手の都合を考えながらで、だからこそ自分も相手に力を貸せる人間にならないといけない。

  • 自己成長につながる一冊になるといいと思い、読んだ。
    よく言われていることだが、時間は誰でも平等である。
    しっかりと目標を意識できるようにし、予定をあらかじめ決めて過ごす。
    しっかりと自己投資する。
    考える時間は10秒、たくさんトライをする!!

  • 最初の方の章は私でも改善実践できることがあり
    メモを取りました!


    やはりなんでも具体化したほうが目標達成になりますね

  • 時間は人生で最も貴重な資源である。

    作業の待ち行列を作らない方法や他人時間を利用する方法など、参考に出来る点もありました。

  • 目標設定を細かくする
    逆算でスケジュール
    閾値を超えること
    手帳を効率的に使う。
    英語習得1,000時間
    人の力を借りる
    10秒以上考えてない

  • 10秒以上考えるな
    イシューリストとタスク
    登る山を定めよ
    そうすれば無駄の時間はなくなる
    困難は分けよ
    1週間でやりきれ
    2週に渡ると先延ばしになる
    働き方改革はシステムを整える必要がある

    具体的に書かれている。参考になる。
    再度読むときには目に飛び込んでくる情報が違ってくるだろう。

  • 三木さんの本は見つけたら読むようにしているが、1番刺さった。
    気合、根性ではなくて数字で自分のスケジュールを管理する。仕事だけでなくプライベートも数字管理していたのは眼から鱗だった。

  • 計画→イシューリスト→タスク
    会議には権限と情報が必要
    困難は分割せよ

    やるべき課題をイシューリストに。イシューリストをタスクに変換し、スケジュールに書き込む(イシューリストからは削除)

    タスクの予定は次の1週間の予定に細かく書き込む(自分の作業時間を知る必要あり)

  • 前著の高速PDCAを回したことにより、すでに時間管理は
    完璧であることは立証されていますが、ここでは根本的な
    仕事の仕組みを作り上げることが時短につながることに
    言及しています。

    あとがきにも記されていますが、「時間術は目的ではなく
    手段である」と著者は言います。

    単に「残業禁止」「残業は悪」としただけでは、残業を
    なくすことだけが目的化してしまい、仕事の質を落とす
    ことにつながりかねないです。

    本来の目的は「早く帰る仕組みを作ること」にあります。
    そんな仕組みと考え方を学べる一冊です。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972 年、福岡県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。27 歳で同社社長室長に就任。孫正義氏のもとで「ナスダック・ジャパン市場開設」「日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収案件」「Yahoo! BB 事業」などにプロジェクト・マネジャーとして関わる。2006 年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト㈱を設立し、同社代表取締役社長に就任。同年、子会社のトライオン㈱を設立し、2013 年に英会話スクール事業に進出。2015 年には英語学習1年完全サポートプログラム『TORAIZ』(トライズ)を開始し、日本の英語教育を抜本的に変えていくことを目指している。また自社経営のかたわら、東証一部上場企業、マザーズ公開企業をはじめ複数の取締役・監査役を務める。その一方で、厚生労働省年金記録問題諮問委員など、公職も多数経験。著書に、『すごい「数値化」仕事術』(PHP 研究所)、『[新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』『【新書版】A4 一枚勉強法』(ともにPHP ビジネス新書)ほか多数。

「2023年 『孫社長のプロジェクトを最短で達成した 仕事が速いチームのすごい仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木雄信の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×