孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごい時間術 どんなに忙しくても時間内に結果を出す仕組み
- ダイヤモンド社 (2018年9月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478105368
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
『感想』
〇孫正義氏のやり方を紹介しながらの時間術の説明。これは、結果的には成功したとして、上司の強権発動で下の者が苦労するわけで、その不満を抑圧するだけの力やカリスマ性が必要だと感じるところも多々あった。
〇上司が外部に対して締め切りを公言する。確かにこんなことされたらもうやるしかない。でもそこにどれだけ努力すれば可能なのかの根拠があった上の期限ならいいが、いいからやれの期限だったらどうなるか。残業することとか当たり前になってしまう。また見てくれの形だけ整えることに注力し、中身がスカスカになったらどうするのだろう。
〇時間の無駄をなくすには「権限」と「情報」の共有が不可欠だが、それを渡してくれるだけの度量が上司にあるかどうか。下手に与えるとマイナスの方向にいく可能性がある。
〇期待値をすり合わせることが大切なのはわかるが、その期待値って双方が対等に決めれる場合はほとんどなく、権力のある方の都合による期待値になってしまう。
〇仕事の成果は何時間仕事をしたかではなく、どれだけアウトプットを出したかであることは理論としては分かっているが、結構時間が重視されてしまうんだよね。仕事が速く終わったからって残りの時間を遊んでいることはできない。それは仕事が終わっていない人から見たら気分がよくないし、その人の仕事が終わっていないのに終わっていると錯覚している人も結構いるから更に気分が悪い。
〇仕事が早い人が他の人をフォローする。それは自分の成長にも寄与するからと納得できればよい。あとはその姿を会社に評価してもらえるかだよね。
〇スケジュールは仕事のみでなくプライベートなことも立てるのは確かにいいなと思った。私は仕事と私的なこととの時間を明確に分けなくてもよいと思っている。どちらも自分を形成する大切なものだし、どちらかに迷惑をかけることなどたくさんあるのだから、一緒に考えることでより効率的になると思えるからだ。また楽しいことも予定に入れておけると、辛いことも頑張れる。
〇人の力を借りることは考えの中に入れてもよい。でもそれは相手の都合を考えながらで、だからこそ自分も相手に力を貸せる人間にならないといけない。 -
自己成長につながる一冊になるといいと思い、読んだ。
よく言われていることだが、時間は誰でも平等である。
しっかりと目標を意識できるようにし、予定をあらかじめ決めて過ごす。
しっかりと自己投資する。
考える時間は10秒、たくさんトライをする!! -
最初の方の章は私でも改善実践できることがあり
メモを取りました!
やはりなんでも具体化したほうが目標達成になりますね -
時間は人生で最も貴重な資源である。
作業の待ち行列を作らない方法や他人時間を利用する方法など、参考に出来る点もありました。 -
目標設定を細かくする
逆算でスケジュール
閾値を超えること
手帳を効率的に使う。
英語習得1,000時間
人の力を借りる
10秒以上考えてない -
10秒以上考えるな
イシューリストとタスク
登る山を定めよ
そうすれば無駄の時間はなくなる
困難は分けよ
1週間でやりきれ
2週に渡ると先延ばしになる
働き方改革はシステムを整える必要がある
具体的に書かれている。参考になる。
再度読むときには目に飛び込んでくる情報が違ってくるだろう。 -
三木さんの本は見つけたら読むようにしているが、1番刺さった。
気合、根性ではなくて数字で自分のスケジュールを管理する。仕事だけでなくプライベートも数字管理していたのは眼から鱗だった。 -
計画→イシューリスト→タスク
会議には権限と情報が必要
困難は分割せよ
やるべき課題をイシューリストに。イシューリストをタスクに変換し、スケジュールに書き込む(イシューリストからは削除)
タスクの予定は次の1週間の予定に細かく書き込む(自分の作業時間を知る必要あり) -
前著の高速PDCAを回したことにより、すでに時間管理は
完璧であることは立証されていますが、ここでは根本的な
仕事の仕組みを作り上げることが時短につながることに
言及しています。
あとがきにも記されていますが、「時間術は目的ではなく
手段である」と著者は言います。
単に「残業禁止」「残業は悪」としただけでは、残業を
なくすことだけが目的化してしまい、仕事の質を落とす
ことにつながりかねないです。
本来の目的は「早く帰る仕組みを作ること」にあります。
そんな仕組みと考え方を学べる一冊です。