世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀
- ダイヤモンド社 (2018年3月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478104521
作品紹介・あらすじ
「新・風土記」出雲大社奉納、「天地の守護獣」大英博物館日本館永久展示、「遺跡の門番」クリスティーズに出品、落札…。競争が激しいアートの世界で、なぜ、いま小松美羽が評価を集めているのか? その理由が、彼女の人生や価値観、考え方から明らかになる1冊。自分の「役割」や、生きる目的が見つかる珠玉の自己啓発書。
感想・レビュー・書評
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友人に勧められて手に取った1冊。
ぶっちゃけ美術、芸術興味ゼロな私。
XperiaのCMにも出てた著者の小松美羽さん。
皆さんご存知ですか?私の周りは私以外みんな知ってた( ºωº )笑
それくらい興味のない分野だったんだけど素敵な1冊。
すごくスピリチュアルな方で、絵も独特。
ちょっと怖いけど惹かれるなにかがあるような…
内容もすごくスピリチュアルだけど、芸術の良さがわからない私にも響く言葉がたくさんあった。
生きる勇気、希望をもらえた1冊だった。
同じ出身県にこんな素敵な方がいたとは…笑
個展があればぜひ行ってみたい。
自分の中のまた新しい興味の扉を開けた1冊になった。
人におすすめしたい1冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"祈り"の現代アーティスト小松美羽と巡る、神秘の国・出雲 Pen Online
https://www.pen-online.jp/feature/art/miwakomatsu/1
小松美羽 Miwa Komatsu | オフィシャルサイト
https://miwa-komatsu.jp
世界のなかで自分の役割を見つけること | 書籍 | ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478104521.html -
とても良い内容でした
多様性の時代の模範だと思います -
アート思考の本(ハウ・トゥ アート・シンキング)を読んで、図書館で手に取った本。
著者の小松さんは全然知りませんでしたが、
有名な現代アートの作者のようです。
※ハウ・トゥ アート・シンキング
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4408338974#comment
「ハウ・トゥ アート・シンキング」を読んで、
アーティストというのがどういうものなのかを何となく理解できていたので、
小松さんの本の内容もスーッと入ってきましたが、
この前提知識がなかったら、
著者の言っていることが理解できなかったと思います。
著者のキャリアを辿ることで、
著者が有名になった過程をたどるのは中々楽しかったです。
著者の作品を冒頭のカラー紙面で眺めたり、
画像検索で調べながら、読むのが一番。
本を読みながら、著者の哲学・価値観に触れることができる一冊です。 -
読む手止まらなかった一気読みした
「こうなれたら」って憧れることすら畏れ多いほど本物の人読み終わってフリーズするしかなかった
同じ時代生きてるだけで救われるくらいの存在 -
小松美羽さんの芸術家としての視点、まなざし、日々の暮らし、全てが新鮮で面白かった。色んな分野の人の価値観とか考えとか生き様をこれからも知りたいから、色んな分野の人の伝記とかエッセイをどんどん読みたくなった。綾瀬はるかが、「論語を今読んでいるけど内容が全く入ってこない。でも読み終えた先でわかるものが何かしらあるのではないかと思って読み進めている」と、日経ウーマンの特集で言っていたのを聞いて、その考え方はいいなあと思ったので、私も粘り強く読んでいきたい。
小松さんは感受性がすごく豊かで、鋭いなあと思った。魂の色が見えることとか、言葉のつむぎ方とか。今回の小松さんの本の中で、ぎゅっとくる言葉とかこれからの自分の人生の指針にしていきたいなと思う言葉がすごく沢山あって、「表現」とか「人の心を動かす/伝える」のプロである小松さんだからこそ、言葉の選び方、つむぎ方がすごく卓越しているのかなと思った。茨木のりこさんの詩「自分の感受性くらい」の最後の三つのフレーズが心に突き刺さった。頰をぱしりと張られたような衝撃が私にも鋭く残った。茨木さんはもうなくなってしまっているけど、作品を通して茨木さんの生き様とか魂のぬくもりは残っていて感じられた。詩もすごくいいもんだなと思った。
小松さんの「神社のようなアート」を見てみたいから個展にもいきたいなと思った。あと、小松さんが美術館で作品とか見るときに、魂とかスピリットが宿った作品とからっぽの作品があると聞いて、へ〜そうなんだとすごく面白かった。
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茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』を胸に宿しながら、出会いと縁によって歩んだ小松美羽の一冊。
自分の小ささを知ったニューヨークでの意識の革命。
目と出会った伊勢でのテーマの革命。
色と出会った出雲での絵の革命。
一宮市三岸節子記念美術館で小松美羽展に出会えたのも、自分にとっては何かの縁で、今後意味がわかってくるかもしれない。
今何かすることにすぐ理由はわからなくとも、その瞬間に意味が感じられるような歩みを進めていきたい。
自分のこの世に生まれた意味をとことん追求している人だと思った。
そう考えたら、無駄な時間なんてない。
自分は特別なんかでなくてもよいから、自分の信じる歩みを続けていく。 -
自分の日常生活とアーティストさんの生活は決して交わらないと思っていたけれど、そうではないと気付きました。
総じて、生きることは自分の役割を見つけることだからです。小松美羽さんの場合、それは作品作りこによって達成されるのですが、私はなんだろうか?と問うことにもなりました。大感動の本です。 -
狛犬の話、長野の実家の話、伊勢神宮、出雲大社、とても神秘的ではあるが、アートの考え方が他のアーティストとは違う何かがあるように思いました。美意識とはこういうことかもしれません。
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小松美羽さんの考え方、過去の出来事も細かく綴られていて、人となりと一つ一つの作品ができるまでの経緯がよくわかりました。私の制作活動の支えになりそうな本です。自分を蔑みそうになった時、美羽さんのこの本を、言葉を思い出していきたいなと思いました。