医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

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  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102213

感想・レビュー・書評

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  • 健康に関する本は医学知識が必要なことも多く、難しいこともしばしばですが、本書の結論は非常にシンプルでした。

     体に悪いものは「糖」であり、「脂肪」も「ワイン」体にはいいということが知れました。また、本書を読んでいく中で一番驚いたのは最後の章に述べられている長生きの10のルールです。

    ここでは食事以外も含んだ長生きのルールが述べられていましたが、そのうち5つが食事に関することだったことです。最後に「長生きするには運動をする、生きがいを持つ、健康診断を受ける」など食事以外も大事なんだと思わせる章でしたが、よくよく考えてみればそんなしごく当たり前のことに並び、食事が大切なんだと知れたことが、本書を読んで一番大きな学びとなりました。

  • 要は血糖値を上げない食事をする!ということ。
    時代と共に健康に良いとされる食品は変わっていくため、定期的に情報をアップデートしていくことも大切。
    これを読んで私の食生活に取り入れたのは以下の3つ。
    ①トーストにオリーブオイルをかける。
    ②必ず野菜から食べ始める。
    ③白ご飯を気持ち控えめにする。
    出産して授乳が終わったら夕食時に辛口の白ワインを飲むというのもやっていきたい。

    最後の方は長寿の人に共通して見られることを挙げてあったが、昔から伝わる食生活(できれば縄文時代笑)を続け、身の回りのことを自分でやり、生きがいを持って他者と交流しながら生きることがやはり大切だそうだ。まさに祖父母たちの生き方。食に無頓着だった20代を今更嘆いても仕方ないので、30代からは自分の健康こそ資本と思ってなるべく健康に良い食事をとっていきたいです。

  • 糖尿病を専門としているお医者さんだけあって、糖質が体に悪影響を及ぼすという内容は説得力がある。

    脂肪じゃなく糖質を抑えること。
    脂っこいものが肥満の原因ではなく糖質を如何に控えるか。

    色々記載がありますが、人間が古来から食べてきたものではないものは、体に悪い。というルールが意外とシンプルに分かりやすいのかも。

    個人的には日々の豆類摂取が不足しているので、気を付けていきたいです。

  • 糖質は悪で、制限すべきもの、というのが一貫していた。聞いたことのある情報が多く、目新しいものはなかったかな。(2017年に出ている本なので当然か)それでもAGEについては知れてよかった。

  • 自分なりに実行しようと思った事
    ・糖質は摂り方、量を意識する
    ・お野菜いっぱい食べる
    ・坂道つかう
    ・死ぬまで働くこと、生きがいを考えておく
    です。

  • 2018年5月30日読了。

    ●「病気を研究し、その根本原因をたどると
    必ずそこには砂糖があります」
    「なぜ米国人の肥満は加速する一方なのか。
    その一因は砂糖だと考えています」

    ●オリーブオイルについては、ほぼ100%
    「いいもの」と考えていいでしょう。
    エキストラバージンオリーブオイルのみ。

    ●大豆に含まれるイソフラボンは、抗酸化物質
    であるポリフェノールと同じような働きをし
    悪玉物質AGEを下げることが分かっています。

    ●海藻やキノコは、ビタミンやミネラルが豊富。
    メカブ、モズク、マイタケ、マッシュルームは
    糖質ゼロ。
    ワカメ、コンブ、シイタケ、ナメコも限りなく
    ゼロに近い数値です。

    ●水を1日2リットル飲む。
    血中の糖の濃度が薄まり、血糖値が下がる。

    ●辛口の白ワインは痩せる。
    血糖値を抑えられる。

    ●糖質摂取量について、体重維持のためには
    男性で1日120g、減量するためには60g。

    ●小腹が空いたらナッツを食べる。
    血糖値を上げず、ビタミン、ミネラル、タンパク質
    など理想の栄養分を補給する。

    ●AGE=タンパク質や脂質がブドウ糖と結合して
    出来る。→病気や老化現象の真犯人

    高温で調理することで大きく増える。

    酢は食品中のAGEを下げる。

    ●AGEを溜めてしまうもの。
    ①高血糖②AGEの多い食べ物③紫外線④タバコ

    ●ポテトチップスは悪魔の食べ物
    発がん性物質「アクリルアミド」が大量。

    ●脂肪の多い肉を多食すればコレステロールを
    上げるだけでなく、大腸がんの引き金になる。
    動物性脂肪ががんのもととなる。

    ●大豆などの豆類には、良質の植物性タンパク
    だけでなく、動脈硬化を防ぐとされるビタミンEが
    多く含まれています。
    抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。

    ●カカオの成分の多いチョコレートには血圧を下げる
    効果がある。
    カルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄といった
    ミネラルが豊富。
    カカオ成分が70%を超えるビターなチョコレートを
    1日に25g位摂取が理想。

    • とんがりさん
      チョコレートはカカオが成分が多いから良いと勧められていましたが、
      ココアはどうなんでしょうねえ?
      チョコレートはカカオが成分が多いから良いと勧められていましたが、
      ココアはどうなんでしょうねえ?
      2019/03/26
  • 根拠に基づいた正しい知識で健康的な食事を心がけたいと思います。

  • 夫婦でお酒を飲まない我が家。
    食後の楽しみはコーヒーと夜のおやつだったが、止めないといけないと思った。

    理想の食事は縄文時代。今できていない事は
    ①不自然な甘味のものは食べない。
    ②添加物を確認する。腐りにくいもの、変色しにくいものを食べない。
    ③ゆっくりよーく噛んで食べる。

    まずは実践してみたい。


  • 30歳も過ぎ、体のことを考えたときに見直しやすいのは、食事のこと。毎日のことだから、影響も大きいはず。
    健康格差については、私も肌で感じているところですが、大事な体のためにも、知識を積み重ねたいものです。

    著者は38年間、糖尿病専門医として患者さんを診てきたとのこと。
    「食事」は健康格差を生き抜く最強の教養である、という言葉が胸に刺さります。

    正直なところ、一昔前にはいいと言われていたものが、実はよくなかった…ということが、よくあります。本書で述べられていることも、数年後には新事実が発見されて、変わっているかもしれない。
    それでもなお、勉強になることばかりでした。

    本書に書かれているのは、血糖値を大きく上下させないことに注目し、昔ながらの生活を省みましょう、ということ。
    便利な世の中になって、手軽に栄養が接種できるようになったけど、野菜ジュース=野菜ではないことを忘れちゃいけない。
    それに、咀嚼をするということは生きる上でとても大切なことだと、しっかりと認識した方がいいようです。

    特別な日には美味しいケーキを食べたいし、無農薬野菜を入手する労力を日々持ち続けることは難しい。
    とはいえ、夕食後に積極的に果物を取ろうとは思わなくなったし、野菜から食べた方がいいことも根拠を持って説明ができるようになった。
    海藻やキノコをたくさん食べようと思ったし、見えない砂糖にも警戒をするようになった。

    全部を完璧にできなくても、小さな1つ1つの積み重ねがきっと体を作っていくんだと思います。非常に興味深く読ませていただきました。

  • 2回目読みました。忘れてはいけないこと、実践したいことを書き留めておきます。
    ・糖質が太る原因・血糖値を70〜140に調節し血糖値スパイクに気をつける・毎日食べる糖質量を110グラム程度にする・腹八分目を意識する・よく噛んで食べる・海藻、豆類、きのこ、チーズ、鶏肉、豚肉、うなぎ、マグロ、そば、ナッツを食べる・食後すぐ運動する・食べる順番は野菜タンパク質糖質
    「日本人は縄文人の血を受け継いでいる!その時の暮らしの食べ物が体に合っている」

    自分専用の感想ですみません、、

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著者プロフィール

牧田善二(まきた ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。
ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』等のトップジャーナルにAGEに関する論文を第一著者として発表。
1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。
著書は『決定版 糖質オフの教科書』『老けない人はこれを食べている』(ともに新星出版社)、『医者が教える食事術 最強の教科書』『医者が教える食事術2 実践バイブル』(ともにダイヤモンド社)、『糖質中毒』(文藝春秋)、『人間ドックの9割は間違い』(幻冬舎)などベストセラー多数。

「2023年 『医療に殺されない 病院・医者の正しい選び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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