論語と算盤と私―――これからの経営と悔いを残さない個人の生き方について
- ダイヤモンド社 (2016年10月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478069059
感想・レビュー・書評
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Voicyフェスの伊藤羊一さんとの対談で朝倉氏を知り、異色のご経歴に非常に興味を惹かれ読了。淡々としたご尤もが詰まった一冊。私は昭和的なレールから外れずに生きてきているタイプでソレが落ち着くのだが、一方で著者の様な生き方に強く憧れる。「やりたいこと」を追求し、夢絶たれ、散々な経験を経て残るものは自身の納得感と経験値。本当にその通りだと思う。
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ベンチャーと大企業の経営のいずれも経験された朝倉さんだから書ける本。また、経営だけでなく、シリコンバレーと日本の起業環境の違い(あるべき姿)など、独自の視点が取り入れられており面白い。今後、何回も読み直したくなる良書。
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Voicyを聞いて朝倉さんのファンになり手に取った本。ベンチャー、VC、大企業、経営者等、様々な視点で書かれており理解がすすみました。第7章 個として独立するための原則と心意気が印象的でした。お薦めの一冊。
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今の私には早かったようだ。
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元mixi代表の本
・真のリーダーシップには開き直りが必要。ロジックだけで意思決定はできない。考えに考え抜いた後は、あとは開き直って結果の責任を負うのみ。
・売却狙いの『志低い起業』
買い手を想定した上での事業組み立て
・外部からの資金調達は、部分的な身売り。
・現代に生きるわれわれが独立自尊を保ち、多義的でフィクショナルな会社と向き合っていくためには、独自に「経営観」とでも呼ぶべき視座を培っていかなければならないように思うのです。
・失敗したときの代替案をもつ。
今の仕事がなくなったら?副業としてはじめたことが失敗したら?ということの代替案を考える
「ビジネスは1割打者だ」くらいの気持ちで、10回もチャレンジするチャンスはないかもしれないが、3回チャレンジできればもしかすると成功できるかもしれない。
「不退転の覚悟で挑戦する」という考えには関心ができないと著者も書いているように、ビジネスは失敗を織り込んで進めていくべきものなのだ。 -
全体を通して、口調は柔らかいのですが、言っていることは強めです。
読みやすいですが、仕事として新しいことにチャレンジするなかで直面しそうな事象について非常に助けになりそうなアドバイスがたくさんあります。
「人は失敗しても馬刺しにはならない」
というフレーズが好きです。
自分はどういう旗を掲げるか?を考えさせられます。
良書です。 -
起業にとどまらず、リーダーシップやキャリア形成についても学ぶことが多い本。
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オーストラリアでの競馬騎手養成所、北海道での競走馬育成、東大、ベンチャー企業、マッキンゼー、ミクシィ社長、スタンフォード客員研究員、という経歴。
そこから、語られるスタートアップから大企業まで成長段階に応じた経営論。
理、心、運が大事だが、比率は、
1:4:5。
おそらく、
算盤が理、論語が心
そして、運を切り開くために、いかに私を作るか。
そのためには、好きなことをやる。
ただし、きちんと、リスクを鑑みて再起不能を避けること。
というメッセージ。
それにしても、同年代で、ここまで、いろんか経験を
している人がいるっていうのは、すごいことだ、
マッキンゼー時代のファイナンスの専門性、
それを事業家として応用した経験が、第1の武器なのだろう。
さらに経営者として悩み苦しみ、古典で
心のありようを考え抜いた、ということが、
もう一つの武器なのだろう。
ひるがえって、自分の武器は何だろうか。
久しぶりに本で熱くなった。
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論語と算盤を期待していたのでちょっと期待はずれではあったものの、中身としてはとても勉強になったし偶然にも興味のある分野だった。
ビジネス考え方の部分と、スタートアップや企業戦略についての本。