自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選

  • ダイヤモンド社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068304

作品紹介・あらすじ

「経営学の巨人」ピーター・ドラッカーから、ハーバード・ビジネス・スクールが誇る「世界の経営思想家ベスト1」のクレイトン・クリステンセンまで、どうすれば自分を伸ばしていくことができるかについて書かれた「ベスト論文」を収録した豪華な一冊。自分を成長させる方法は、この一冊にすべてが凝縮されている!

感想・レビュー・書評

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  • 期待にこたえるためにも、平素もっと自分を鍛えておかなければならない

  • 著名人のレポートが集められた書籍。どのレポートも非常に参考になる。たくさん付箋を貼りたくなるような本だ。

  • 結構面白かった。

    5年後、10年後に自分がどうありたいかを明確にして、そのために行動する。

    現実をしっかりみつめて、認めて、その上で行動する。
    習慣を変えるには、反復するのが一番だけど、変えようという意思がまず必要だと思った。
    で、その意思は、自分のありたい未来のビジョンを実現したいという思いがあって、湧き上がってくるものなんじゃないかなと思う。

    何にしてもまずは、現実を見つめる。
    今の自分を理想の自分に近づけるためにどうすればいいか。ちょっとずつ、変えていく。
    続けていけることが大事。
    頑張りすぎは、禁物。

  • 図書館にて借りた本。

    マネジメントやリーダーシップについて多くかかれていた。大学生の自分に必要な情報は少ない印象であった。

    しかし印象に残ったのは、レジリエンスのパートだ。これは以前読んだGRITによく似ていて、「現実を受け止め、人生の意味や目的を見出し、どんな状況でも即興的に行動する」ことの重要性を語っていた。

    また動揺する局面にて、3つのレンズを使うこと。
    「逆のレンズ…敵対している相手はどう思っているのか」
    「長いレンズ…半年後来年、自分はどうなっているのか」
    「広いレンズ…この状況から何を学びどう成長していくのか」

    さらに、「活発な議論なしに良い判断はできない」

    終わりに、大変学びある本であるが、時期が早く、30代になってもう一回読みたい本。

  • タイトルが胡散臭い自己啓発本そのものという感じで惜しまれますが、中身はさすが由緒あるHBRに掲載された論文です。(この種のタイトルが付けられた他の本ではよくあることですが、)同じ主張がくどくど繰り返されるようなことはありませんし、著者の経験則と熱血的な精神論で片付けられることはなく、統計や実験で科学的に立証された法則を、秩序正しく構成してあります。

    各論文の末尾に、要諦をまとめたトピックも設けられており、理解を助けます。

    Chapter 1 自分の人生を「成功」に導く;正しい物差しで生き方を管理する ――クレイトン・M・クリステンセン
    Chapter 2 自分をマネジメントする;自分の強み、仕事の仕方、価値観を知る ――ピーター・F・ドラッカー
    Chapter 3 これで、時間は完全に支配できる;仕事の「サル」を手なずける ――ウィリアム・オンキン・ジュニア、ドナルド・L・ワス
    Chapter 4 「レジリエンス」を鍛え上げる;強い人格をつくるために最も必要な能力 ――ダイアン・L・クーツ
    Chapter 5 身体・感情・知性・精神のレベルを底上げする;パフォーマンスを活性化するトリガー ――トニー・シュワルツ、キャサリン・マッカーシー
    Chapter 6 「小さな勝利」で自分を変える;全方位的に目標を攻略する ――スチュワート・D・フリードマン
    Chapter 7 「膨大な仕事」に飲まれない最良のアプローチ;自分の仕事を取りもどす ――スマントラ・ゴシャール、ハイケ・ブルック
    Chapter 8 人の上に立つために最も大切な「4つのこと」;最良のリーダーが力を発揮する秘密とは何か? ――ロバート・E・クィン
    Chapter 9 自分を成長させ続ける「7つの質問」;ビジネスで定期的に考えるべき最重要の問い ――ロバート・S・キャプラン
    Chapter 10 成果を最大化する「プロセス」を実行する;自己認識を変える5つの自己革新ステップ ――ダニエル・ゴールマン、リチャード・ボヤツィス、アニー・マッキー

  • マネージャとして成長する、ということを目的にして書かれている。自分の心に素直になることが大切で、それを基準にして判断をするという点が肝要である。

  • 本書は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載された論文10選をまとめた一冊。読み応えがあり、どれも示唆に富んだビジネスマン、マネージャーとしての行動や考え方が示されている。
    自分の環境にあったものを、どれか一つでも実践できれば本書の価値はある。
    とても印象に残ったものは、3章時間は完全に支配できる だ。
    タスク、プロジェクト管理の手法の一つをとてもわかり易く説明されていた。目からうろこが落ちた。部下が相談に来る際持ち込む「課題や問題」を動物の「サル」にたとえて説明がされる。サルを預かると、24時間餌を与えたり、下の世話をしたりすることになる。早くサルを部下に返さないといけない。サルを抱えてはいけないのだ。このサルをどう返すのかが大切で、詳しくは本書を読んでもらいたい。
    10ある論文はどれも著名な方々が書いたものばかりで、ある意味有名な論文なので、すでに読んだことのあるものも含まれているかもしれないが、手元に置き繰り返し読み直す価値はあると思う。

  • ハーバード・ビジネス・レビュー掲載の論文ベスト10選。
    自分を磨くための視点が見事に散りばめられている良書。

  • 「自分を成長させる極意」というタイトルであるが、”さらによりよいリーダーとなるには”というテーマで、過去のHBRに投稿された論文を集めたシリーズ。いわゆる”自己啓発”的な側面も含めて、リーダーとしての心構えや行動について、クラッシックな、基本を押さえて自分の知識の整理には、大変役立つシリーズ。ハーバードビジネスレビューのこの手のシリーズは、そのテーマのおさえておくべき理論、フレームワークを効率よくレビューする意味では、とても重宝しています。

    ドラッカー、クリステンセン、ゴールマンなどの大家が名を連ねている。

    最近強く感じるのだが、最新のビジネス理論は当然知っておくべきだと思うのだが、最終的には自分の頭で考えて、腹落ちして、決断して、行動するためには、「歴史」「古典」「生物学」「物理」「科学」の積み重ねと心理の中に、根源的な何かがあるような気がしていて、だからこうした論文に返っている、という次第。

    10篇の論文の中から1つでも、またその1篇の論文の中でも1つのコンセプトでもフレーズでも学びがあれば、それで大きな学びではないかと思うし、この1冊からはそれが手に入れられると思います。

  • HBR掲載の論文集。実践的なテクニックよりも、組織リーダーとしての内面の成長に焦点をあてたもの。一通り実務を経験し、部下を持つようになった段階で読むと役に立つのではないでしょうか。

    第1章はクレイトン・M・クリステンセンの「自分の人生を『成功』に導く ー 正しい物差しで行き方を管理する」。かつて読んだ「イノベーション・オブ・ライフ」と共通する、人生を正しく生きるためにビジネス・スクールでの学びを活かすヒントを提示しています。

    管理部門が長い私には、「『例外』が人生を混迷に陥れる」が心に刺さりました。「この一度だけ」がいかに「一度」で済まないか。この甘いささやきが仕事、人生を破壊する危険。誰しも経験があるかと思います。

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