元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]
- ダイヤモンド社 (2016年5月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478065099
作品紹介・あらすじ
憲法、民法、刑法、行政法をカバー、スラスラ読めて、わかるようになる!累計6万部突破の法律入門書のベストセラーが最新の法改正と刑法を盛り込み大幅リニューアル!
感想・レビュー・書評
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一般的な法律の構造から始まり、法律の"文法"を含めた法律の読み方の下地を述べ、憲法→民法→刑法→行政法へと進んでいく。
全体として、法律がどういう役割を果たすのか、それをどのように考えて世の中の出来事に適用していくのか、という考え方のベースを作ってくれる本。
憲法というと自分の人生において少し遠いところにある存在と感じていたが、実際には国民が作り上げ、維持していくべき一番身近なものであることが分かった。
抽象的な内容ではあるけど、しっかり自分の中で消化したいと思う。
民法は財産法・身分法からなる。条文を読んでいて面白いと思ったのは身分法(家族のいろいろが定められているところ)の項目。
諸々のやり取りにおいては民法的思考が役に立つと思うので、適宜条文に目を通しながらリーガルマインドを養いたい。
刑法は、第一編に総則として刑罰の種類とその課し方が、第二編に罪の種類が書いてある、というのは意外であった。感覚的には、罪が定義されそれに対する罰が規定される方が流れ的には自然に感じる。そこら辺はこれから興味がもっと出てきたときに具体的に勉強しようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記憶に残り、挿絵でクスッと笑える本。スイスイ読めます。
他の本で、途中で寝落ちしたり飽きたりして、何度読んでも中途半端だった基礎部分の理解の助けになった。ここで下地を作って法律を学ぶ。まさに法律を学ぶ技術って本。 -
元内閣法制局員だけに、法律の読み解き方がわかりやすく説かれている。
行政法のくだりが厚いのは著者ならではなのか。 -
法律の条文の仕組みや読み方のコツが書かれており、初めて法律を学ぶ者が読みやすく書かれている。
後半は憲法、民放、刑法、行政法の解説だが、大まかな考え方が載っているだけなので個別に学習が必要。
良くも悪くも初心者向け。 -
教養のために手に取ったが、非常にわかりやすく説明されており、法律に関する心理的距離感が縮まった。時折り挟まれるふわっとしたイラストにも好感。
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何も残らなかった。
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書名どおりの内容で、私のような法律の苦手な者でも、事例や図解を用いて丁寧に説明してくれています。ただし、さすがに刑法は難しかった。
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【読了メモ】法務部の人とお仕事することがあるので、勉強のため読んだ。
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法律を読むうえでの考え方や注意すべきポイントなどについて、わかりやすくまとめられている。時々描かれている挿絵がシニカルで面白い。
同じように見える単語の細かな違いも記述されており、法律そのものへの理解が深まると思う。
個人的には選挙の一票の格差についてよく出る「違憲だが有効」という判決の解説が非常にためになった。 -
「法律ってこんな構成になっているのか」と掴めてきます。