社内プレゼンの資料作成術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478061527

作品紹介・あらすじ

「5〜9枚」でロジックを組む、「10秒」でわかるスライドのコツ、キーメッセージは「13字」以内、「逆L字」で目線を誘導するなど、シンプルな資料で100%の説得力。4分の1の労力で採択率2倍!

感想・レビュー・書評

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  • 社内での方向書作成のために借りた。
    構想が大事、一人ブレストから始めるというのが響いた。

    以下、Amazonより
    ■孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン術を全公開!
    ■資料5~9枚、3分のプレゼンで、100%の説得力を生む技術!
    ■約80の図版で「超」実践的なテクニックを解説!
    ■ソフトバンク、ヤフーで採用された「究極のプレゼンスキル」!

    上司や経営者を説得するプレゼン力ーー。これは、すべてのビジネスパーソンに求められる力です。しかし、ほとんどの人々が苦手。何度も却下されたり、保留されることに悩んでいるのではないでしょうか?

    そこで、ソフトバンクで孫正義氏から何度も「一発OK」を勝ち取った、著者・前田鎌利さんの社内プレゼン術をすべて公開していただきました。超多忙かつ切れ者の上司を、たった3分のプレゼンで納得させなければならない。そのために、最も重要なのはシンプル&ロジカルな資料を準備すること。そのための実践的なノウハウがつまった一冊です。

    ●「5~9枚」で説得力を生む方法
    ●10秒でわかるスライドのコツ
    ●社内プレゼンに必要なたった一つのストーリー
    ●キーメッセージは「13字」以内
    ●「1スライド=1グラフ」の鉄則
    ●グラフは「左」、メッセージは「右」
    ●「数字」を強調してパワースライドにする
    ●「逆L字」で目線を誘導する
    ●ワンカラー効果で「円グラフ」を見せる
    ●「折れ線グラフ」は角度をつける
    など、孫正義氏のプレゼン資料を多数手がけたほか、ソフトバンクの社内プレゼン講師を長年務める著者のノウハウを、約80点の図版(実際のスライド中心)とともに丁寧に解説しています。

    孫正義氏に鍛えられた「社内プレゼンの資料作成術」は、ビジネスパーソンのキャリアを切りひらくのはもちろん、会社の意思決定スピードを速めることにも効果絶大。誰も教えてくれなかった「社内プレゼンの基本&テクニック」が満載の一冊です。

  • 社内プレゼンに絞ったパワポ資料作成、スライドの説明の仕方、考え方について書かれてある。社内プレゼンは説明しなくても分かることが多く、くどくなることが多々ある。本著はそれについてきちんと説明している。

    最も重要なことは決裁者の妨げになることはやらない。逆に言えば、根拠を示すデータで説明せよということになる。これさえ揃えば、巧みな文章や見栄えのする説明も要らないと説く。但し、決裁者からの質問に答えられるようプレゼン資料とは別に補完資料を作成しておく。

    サンプルが改善提案だけだったので、他のサンプルがあれば星5だろう。

  •  会社でPPを使っての発表が増えてきた。うまく資料作成するヒントが欲しくて購入。
     内容は、計画や提案を決済者にOKしてもらうためのプレゼン資料づくり。自分は進捗状況や勉強会資料を主に作成するので目的が違ったが、資料の構成やみせ方についてよく学べた。
     レイアウトやデザインについては、「見やすい資料の一生使えるデザイン入門」の方が詳しいし見やすい。あわせて読むといいかも。

  • 上司が影響を受けていて、上司からのプレゼン資料の評価を上げるために読んだ本。
    社内で決裁者から採択されるためのプレゼンについて記載されている。
    下記は本書のポイント。
    ・表紙やブリッジ・スライドを除く本編で5-9枚
    ・課題→原因→解決策→効果を根拠と結論で示す
    ・2案を提案して採択率を上げる
    ・財務的視点、実現可能性、経営理念との整合性の3つは押さえる
    ・視線はZと逆L字
    ・キーメッセージはスライド中央よりやや上
    ・キーメッセージのフォントサイズは50-200で、13文字以内
    ・ポジティブ・メッセージは青、ネガティブ・メッセージは赤
    ・1枚のスライドで3色まで
    ・事業フローはグラデーションカラーで示す
    ・グラフは一瞬で理解できるように加工する
    ・ワンスライド=ワングラフ
    ・グラフは左、メッセージは右
    ・論理の因果関係は矢印ではなく三角で示す
    ・アニメーションはほとんど使わないが、論理の誘導には有効
    ・グラフの余計な数字や罫線はすべてカットする
    ・棒グラフは半分の高さ
    ・棒グラフは基本縦棒だが、アンケートのみ横棒
    ・円グラフはワンカラー+グレーのグラデーション
    ・構成比をブレイクダウンするときは棒グラフで、必ず左から右に展開する
    ・合計100%になるアンケートは円グラフ
    ・アンケート項目は単語に置きかえる
    ・データは画像で検索し、期間指定やサイズを指定
    ・本編から落とした要素や元データはアペンディックスへ
    ・ハーマンモデルで決裁者を論理型、堅実型、独創型、感覚型の4つの思考行動特性に分類
    ・1分バージョンは解決策→効果→原因
    ・決裁者の左目を見て話す
    ・誰に質問されても、決裁者に向かって答える
    ・決裁されない理由を、必ず明確にする
    ・答えられないときは、わかりませんと正直に言う
    特に、マジカル・ナンバーは知らなかったが、様々な場面で有効な法則だと思うので、意識していきたい。
    以上

  • ソフトバンクの孫正義社長の前でプレゼンを行った経験もある著者による、社内向けのプレゼン資料作成術の指南書。

    「社内向け」という点が強調されており、シンプルかつロジカルであることが最も重要であるという点や、「〇〇の項目は社外向けでは必要だが社内向けでは逆効果」のように社内でのプレゼンだからこそ必要/不要という観点は勉強になった。

    一点だけ残念な点を挙げるとすれば、本文中で使われる資料の例がほぼイラストに依ってしまっている点にある。パワーポイントやKeynoteの画面キャプチャを紹介してもらえれば、ビジュアル的にも説得力の増す解説になったと思う。

  • タイトル通りプレゼンのコツが書かれた一冊。
    どのコツにも裏付けがあり、やってみようと思える。

    プレゼン作成術を独学で身につけるより
    こうゆう本を読んだほうが100倍効率的だと思う。

  • 役立ちました。
    作成方法はもちろんですがハーマンモデルに照らし合わせた修正が使えそうです。

  • およそ10日間で読了。

    ソフトバンクで孫正義会長にプレゼンをしていた著者による集大成。

    プレゼンの本なのに色が少なくシンプルな作りで、シンプルな内容・主張だけど、社内でのプレゼンなら「こう」というのがあって、わかりやすかった。

    プレゼンテーションは、聴衆(オーディエンス)が異なれば、作り方も考え方も異なると言うことを教われた。

    プレゼン資料の作り方を中心に書いてあって、作り始める前の構成から、質疑の時のコツまで書いてある。

    また、著者の経験もあり、プレゼンで話す対象はあくまで決裁者である事が強調されている。
    プレゼン時の視線の先の話から、その決裁者の性格によるプレゼンの仕方の違いまで書かれていて、思わず唸ってしまった。

    確かにこの考えを抜かしてしまうと、本末転倒かもしれない。

    著者による「社外プレゼンの資料作成術」という姉妹書もあるので、読んで比較してみたい。

  • めちゃくちゃわかりやすい。これ読んでから、いろんなプレゼン資料こっそりチェックして勉強してます。

  • 【読書メモ】
    ・スライドは5~9枚、3~5分で終わるもの(表紙→ブリッジスライド→本編①②③→ブリッジ→本編④⑤⑥→アペンディックス)
    ・本編は現状報告「課題」「原因」と提案「解決案」と「効果」
    ・あとはアペンディックス
    ・マジカルナンバー by ジョージ・ミラー「人間が瞬間的に記憶できる情報は7±2」
    ・テーマを小分けにして一つひとつ決済を積み上げることで着実に陣地を広げる
    ・最重要要素が本編。補足要素はアペンディックス
    ・1案:もっといいのがあるのでは?→2案:どっちがいいかな、と選ぼうとするので採択率があがる
    ・その際メリデメを1枚のスライドにまとめる。自分はどちらを推すのか明確にする
    ・絶対に押さえる①:財務的視点「本当に利益生むの?」
    ・絶対に押さえる②:実現可能性「本当に現場でうまく回るの?」
    ・絶対に押さえる③:経営理念に合致しているの?
    ・いきなりパワポを作らず手書きフォーマットで取捨選択。一人ブレスト→関係者で

    ▼細かなポイント
    ・タイトルは13文字以内
    ・×提案内容 〇課題
    ・人の目の動きはZ
    ・キーメッセージはスライド中央よりやや上(座った状態で見上げるから)
    ・グラフ右横の一言ポイントもやや上
    ・×「今月も加入者は約4000件の増加が見込まれる」 〇「加入者4000件増」
    ・ポジティブメッセージは青、ネガティブメッセージは赤
    ・事業フローはグラデーションで
    ・概要は提携フォーマットを
    ・スケジュールはビジュアルで
    ・ワンスライド=ワングラフ。2種のグラフを重ねるのはNG
    ・スムーズに処理できるように「グラフ=左」「キーメッセージ=右」
    ・逆L字
    ・▼を使う。↓は増減と誤解される
    ・意味が通るギリギリまでカットする
    ・棒グラフ上辺が半分の高さ
    ・基本的に縦棒。横棒は見慣れていないので使わない
    ・円グラフはワンカラ―+グレーのグラデーション
    ・顧客構成比など、構成比をブレイクダウンするときは棒グラフ
    ・折れ線グラフは最新の数字をお尻に記入
    ・グラフの横幅を狭めて折れ線に角度をつける
    ・アンケートは横棒か円グラフ
    ・アンケ0と項目は単語に置き換える「眺望がよい」→「眺望」 「窓やカーテンを開けっぱなしにできる」→「開放」

    ・データは画像で「1年以内」の「1000px × 1000px(大)」でソート
    ・紙と電子のような比較はテキストだと読ませてしまうのでビジュアルで。30代女性と20代女性のような紛らわしいものはテキストで
    ・イラストは使わない

    ・アペンディックスは最低限の加工でOK
    ・想定FAQやる
    ・プレゼン資料は2日前には完成させ、1日寝かせる
    ・トリプルチェックを受ける
    ・経験豊富な上司はもちろん、管理会計や営業など他部署にもチェックを入れてもらう。当日の味方にもなる

    ■決裁者はハーマンモデルのうちどのタイプか?
    【論理型】
    ・経営企画、マーケ、技術、システムの人
    ・ツメの甘さはあるが面白そうだ、は通用しない
    ・完璧なロジック
    ・アペンディックスの詳細資料を本編に入れたほうがいい場合も
    【堅実型】
    ・カスタマーサービス、コールセンターなど顧客対応部門、技術システムの人
    ・計画性、実現可能性、プロセス重視
    ・現場で実践したシミュレーションスライドを組み込む
    ・スライドそのものの「今何の話?」も重視するため、ブリッジスライドを丁寧に
    【独創型】
    ・広告、デザイン、営業の人
    ・イノベイティブを好む。業界初、社内初など「初」を強調
    ・ビジョンやストーリーを重視
    ・要するにどういうことか?を把握したいため、冒頭でプレゼン全体を掴めるブリッジスライドを用意し全体感を共有した上で詳細説明
    【感覚型】
    ・営業経験者に多い
    ・きちんと関係部署の了解が得られているか、根回しが出来ているか
    ・企画、資料作成の段階からキーマンとコミュニケーションをとっておくことが重要

    ・1分バージョンも用意しておく。時間変動多々あり
    ・5分:課題→原因→解決策→効果
    ・1分:解決策→効果→原因

    ・最低20回は練習
    ・リズムよく駆け抜ける
    ・決裁者の左目をみて自信を伝える
    ・プレゼン終了後の沈黙を恐れない、聞かれたことだけを答える
    ・何も聞かれなければ黙って待つが鉄則。間を埋めるべく話し出せば提案内容に自信がないとみられるだけ
    ・しばらくたっても反応がない場合は「では、合意ということでよろしいでしょうか?」とプッシュしてしまえばいい
    ・最短距離で採択されるには、NOの理由をちゃんと聞く。あっさり引き下がっても
    ・素直にわかりませんという
    ・最重要は会社のため、社会のためという念い

    【感想】
    ・これまでは意思決定者が顧客で、感情に訴えるプレゼンを作ることが多かったので、社内向けで意思決定者が経営陣、といったプレゼンの極意を知れた
    ・コトの軽重を見極めることについては何もプレゼンだけの話ではない。結局は働き方自体でそれが実践できている人が強いんだと思う
    ・アペンディックスも本編のうち。本編のサポート。落選ではない
    ・これらのチップスをずべて無理矢理当てはめようとせず、ポイントポイントで取り入れていきたい
    ・早くプレゼンをつくりたくなった
    ・自信は準備から生まれると感じた
    ・自信なくても無さげに喋ると逆効果だと感じた

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。東京学芸大学卒業。ソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)などで17年にわたり移動体通信事業に従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され第1位を獲得。マネジャーとしての実績を評価され、ソフトバンク子会社の社外取締役をはじめ数多くのプロジェクトを任された。2013年12月にソフトバンクを退社、独立。年間200社を超える企業・団体などでプレゼンテーションや会議術、リーダーシップの講演・研修・コンサルティングなどを行う。著書に『社内プレゼンの資料作成術』『社外プレゼンの資料作成術』(ともにダイヤモンド社)など多数。

「2022年 『30分ファシリテーション 会議を進める技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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