フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方
- ダイヤモンド社 (2014年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478029299
作品紹介・あらすじ
アメリカでは4人に1人が実践!プロジェクト型で働く「縛られない生き方」入門。
感想・レビュー・書評
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20年前の預言書を再読。今の時代を生きる自分が読むからこそ、ロジックの精緻さ、時代の最先端を言語化するライティング技術の高さに脱帽するしかない。自らの生活実感の変化から、社会に起こる地殻変動を喝破し、取材とリサーチをベースにこの一冊を書き切ったことに敬服する。
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何かフリーエージェントという言葉が、働く人にとって自由で理想的な感じで書かれてあるが、経営者にとって便利な使い捨てとならないか、危惧しながら読んだ。
だがこの流れは不可避かもしれない。ではどうすればいいのだろうか。どんなスキルを身につけたらいいのか知りたかったが、読み取れなかった。 -
タイトルだけ見て思わず買ってしまった。
なんとなく最近この手の本増えてる気がするが、これ新装版ってだけで実際に書かれたの10年くらい前だと買った後気づいた。萎え
中身もいたってまじめで特別真新しいネタもなくまさしく10年前の本って感じだった。
まあしかし、10年前からタイトルの通りフリーエージェントの時代の到来を予言していたという点は評価に値する。まーけど実際将来こういう時代になるよね。日本の労働環境は相当遅れてると最近頻繁に思う今日この頃でした。 -
日本がアメリカの歩んできた道を同じように進んでいると実感しながら読了。20年前に起きていたことが、ゆっくりいま再現されようとしている。
最近学んでいるコーチングのことも4ページほど書かれていて頷くこと多し。
今と違うのはクラウドがすっかり普及してきたことくらいか。 -
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フリーエージェント社会の到来/Daniel.Pink 著.
日に日に個人の時代になりつつあるなと感じるこの頃、10年前に既にアメリカで起こっていたフリーエージェントの台頭。
今それが日本に浸透しつつある。こういうのは少数の人がやる→多くの人がやる→普通になる→今の会社員が少数になる。
っていうフェーズで移行していくんだろうと思う。
そこに乗るかどうかで大きく人生変わってくる。 -
今までは会社に雇用される働き方であったが,情報通信技術の発達により,フリーエージェントのような会社に属さずにプロジェクトベースで働く働き方が主流となってくる.おおむね日本はアメリカを追従しているので日本もアメリカのようにフリーエージェントが増えていくだろう.キャリアの設計は梯子型からレゴ型になり,均質的な今までの教育では対応できていない.これからはいかに自分に備わっている個性を開発して生きていくが重要になる.
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原著は2001年刊行の本だが昨今(2021年)の働き方改革やコロナ渦の影響によりワークライフバランスや在宅勤務が一気に進み、著者が予測した世界が徐々に訪れつつあるように感じる。先例である米国は個人主義で柔軟性ある雇用形態(正確には簡単に馘首される)のイメージがあるが、元々硬直的な終身雇用だったことを考えると日本もそうなっていくのだろうと思う。既にエンジニアはそうなっているが。
ドラッガー氏は著書『プロフェッショナルの条件』で知識労働者の隆盛を予言しているが、それと同様にフリーエージェントも不可避の流れとして存在感を増していくのだろう。そのための心構えとして本書をおすすめしたい。 -
今や当たり前になっている世界だが、それを2002年に書き留めていることに驚く。さすが世界で最も影響力のある経営思想家"Thinkers50"に入るダニエル・ピンク。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/na19f5e7d3a8b
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フリーエージェントとして働く上で
いい部分と弱点としっかり述べられていた。
フリーエージェントになったからと言って社会から孤立するのではなく
独立した個人として新しく人々が結びつき、
信頼で成り立つ組織で顧客探しと生きがい探しを行う、とのこと。
ダニエル・ピンクさんの中では今のところ1番読みやすかった! -
わたしにはちょっとむずかしかったのだけど、
章の最後に、まとめやキーワードなどぎゅっと説明があって、それがとてもわかりやすくてよかった。
アメリカと日本の違いもあるからなじまない話題もあり。
あとは、フリーランスは、パソコンを使う仕事でしかできないのかなあとか思ったり。