ソニー 盛田昭夫―――“時代の才能"を本気にさせたリーダー

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028698

感想・レビュー・書評

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  • 膨大な資料を基に書かれた長編の盛田昭夫さん及びソニーの歴史。
    盛田さんの名前とソニーを創ったことは当然知っていたが、これほどの日本はおろか世界を代表するグローバルリーダーだったとは知らなかった。本当に凄い!
    大賀さん時代くらいからが自分がソニーを認識し始めたタイミングだが、iPodが出たのと時を同じく自分の中でもソニー愛が廃れていったのをよく覚えている。
    平井さんが当初の評判をひっくり返してソニー復活の火がついているのは日本にとってとても良いことと思う

  • チームの基本ルールはある。

  • リーダーとして準備することと行動することの大切さを学んだ。準備ができているからこそ、チャンスを掴めるし、即決できる。

    以下、印象的なフレーズ。
    ・まず自分の中の本気の気持ちが動かなければ、人を動かすことなんてできない。
    ・筋を通して、言うべきことは言う。やるべきことはやる。約束は破らない。
    ・チャンスの前髪をすばやくつかめたのは、すでに準備ができていたからである。
    ・いつでもトップに立てる実力を蓄えながら、絶えず挑戦を忘れるな。
    ・まずやってみて、ダメなら止めればいい。やってみないと何もはじまらない。
    ・人を絶えず動機づけ、モチベーションを高めること。率先垂範し、まず最初に自分が行動すること。
    ・論理(本質+構造)×情熱=説得

  • 日本にここまでイノベーティブな企業、リーダーが過去に存在したとは。
    GAFAがはびこる現在にこそ、読む価値がある書籍。
    ソニーがアップル買収を検討していた事は、初耳であった。

  • ソニーのDNAが良くわかる。

  • 故 盛田昭夫さんの起業、経営手腕と共にソニーの歴史が知ることができる。

  • 準備ができているから即決できる。常に目標を掲げて覚悟を決めてやる。

  • 茶目っ気があって、でも何か言ってることはできそう。押すところはしっかり押す。思考はとにかく柔軟。そんな経営者。昭和の時代には稀有だったのだろう。

  • まるで平家物語。2023年の秋に再読します。それまで本棚で寝かせておきます。たぶん、それくらい価値のある本であるような気がします。

  • 孫子の兵法 弩級 勢いは弩を張るが如し。節は機を発するがごとくす。石弓を、いっぱい引き絞って勢いを十分に整え、時機を逃さずその潜在的なエネルギーを一気に爆発させる

    トランジスタラジオ TR-52 TR-610
    マイクロテレビ TV5-303
    ハンディカム CCD-TR55

    本田宗一郎 人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりであると僕は思う

    大事なことはすべて盛田昭夫が教えてくれた

    視野が狭まった時、感度が鈍くなった時、本当の敵が死角から現れる。だから自家中毒が怖いのだ。

    見過ごせば命取りになる戦略転換点

    独創性とはoriginality起源に戻ることであるorigin 建築家アントニオ・ガウディ

    丸山 往生際

    手慣れたプロよりシロウトの本気

    イノベーションのジレンマ 成功した大企業は現在の成功を追うことに懸命だが、新たに生まれた破壊的イノベーターを無視するか、それがもたらす新しい現実を見ようとしない

    経営首脳の不思議なところは、ミスをしてもその時にはだれにも気づかれずに何年もそのままでいられる点である。それは経営というものが一種の詐欺まがいの仕事にもなりかねないことを意味する。私の考えでは、経営者の手腕は、その人がいかに大勢の人間を組織し、そこからいかに個々人の最高の能力を引き出し、それを調和のとれた一つの力に結集し得るかで計られるべきだと思う

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