逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478026212

作品紹介・あらすじ

カネなし!技術なし!市場なし!ピンチがいつも救ってくれた-。つぶれかけた酒蔵が、世界20カ国に展開するまでの七転び八起き。

感想・レビュー・書評

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  • 私が最も好きな日本酒「獺祭」を製造する旭酒造の社長の社長就任から現在に至るまでを記した一冊です。

    桜井社長の人柄、獺祭への想い、酒造りへのこだわりが伝わってくる良書です。

    経営書としても非常に学びになる部分が多く、経営者の本領は逆境でこそ試されるということがとても理解できます。

    私はたまたま獺祭を飲み、あまりの美味しさにファンになったため、日本酒については全く詳しくないのですが、「日本酒というのは、日本民族の歴史と文化から必然的にでき上がったもの」と知り、日本酒自体への関心も高まりました。

    「エヴァンゲリオン新劇場版:序」にも登場していたことには驚きました。ますます獺祭のファンになりましたし、これからの海外での闘いを応援していきたいと思います。

  • 桜井博志 『逆境経営』

    山口県の日本酒と言えば「獺祭 だっさい」とすぐ出る今日この頃じゃが、昔は経営困難で潰れる寸前までの酒蔵を改革して立て直してく話。

    世界に羽ばたく日本酒迄に成長させた経営力は凄いw

    あ~、獺祭呑みたいっ!

    2014年読破

  • 獺祭社長の経営の苦悩

    どこの蔵も抱える苦悩は同じだなと思った。
    獺祭は東京にバーを出店し、海外にも出店するという日本酒ブームを巻き起こすパワーのある会社なのでぜひ頑張ってほしい。

  • いろいろと良いことが書いてあった。
    直前に読んだ、おなじ山口県の柳井さんの本と被るところがあり、さすが経営者。

  • 他の有名経営者さんの話にも共通することとして、自社のことだけでなく業界全体、地域全体、日本全体のことを考えて使命感を持って行動していることが印象的であった。パーパス経営と繋がってくる。

  • 有名な日本酒『獺祭』がどのようにして今の地位になったのか、よく分かる本でした。
    ビジネス書としても、一企業の成長物語としてもとても読み応えがあります。

    マニュアルはあれど「わからない領域がある、ということが理解できないと、本質はわからない」のもまた真実。
    「人も企業も『味方』がいて『調子のよいとき』というのは成長しない。『敵』にかこまれ『ピンチのとき』こそ、成長させてくれる」
    等、心に残る言葉が多いです。

    何より読了後、獺祭が飲みたくなります笑

  • 伝統に縛られない柔軟な発想が成功の鍵

  • 獺祭のこれまでのチャレンジの葛藤とその体温が伝わる本。

  • 獺祭がどのようにして日本を代表する日本酒になったかの回顧録。
    品質にこだわりを持ち、そこを譲らないこと。
    人と違うことをやる事。
    それ以外はなんでもオッケー

    下二つが他の酒蔵にない事なんでしょうね。

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著者プロフィール

旭酒造会長。1950年山口県周東町生まれ。家業である旭酒造は、江戸時代の1770年創業。松山商科大学卒業後、西宮酒造(現日本盛)での修業を経て、76年に旭酒造に入社するも、酒造りの方向性をめぐって父と対立し退社。石材卸業会社を経営していたが、父の急逝を受け84年に家業に復帰。研究を重ねて純米大吟醸「獺祭」を開発。2017年にはパリに世界的な料理人ジョエル・ロブション氏と共同で獺祭が飲めるレストラン複合店舗「ダッサイ・パー・ジョエルロブション」を開店予定。著書に『逆境経営』(ダイヤモンド社)。

「2017年 『勝ち続ける「仕組み」をつくる 獺祭の口ぐせ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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