実践するドラッカー 利益とは何か

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024324

作品紹介・あらすじ

「5つの質問」を軸に利益の本質に迫る。「マネジメントにおける利益」と「会計における利益」はどう違うのか。

感想・レビュー・書評

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  • 社内研修リデザインのためのインプット第五弾。「利益」という客観的事実そのものと客観的事実に対する意味づけの違いについて、不認識による誤解や混乱をあっさりと収束させてしまう...。もうこれはそのまま読んで欲しいって感じです(仕事放棄!)。さて、自身のアウトプットに活かしつつ、ドラッカー教授の著作も読み直そうっと。

  • 利益=生存のためのエネルギーというのが腹落ちした。
    内部留保が悪いわけではないのね。

  • マネジメントのスターターブック。

    この後にマネジメントを読むべき。

    触りしかわからない。

  • 久しぶりのドラッカーもの!いつ読んでも発見が多い!ということでさらに過去のものも読もう!笑

  • 利益について諸々。
    未来のための予算の話とか。

  • ドラッカーというと、少し前の人の感覚があり、自分で今の世の中に当てはめて考える理解力が必要になってしまっている。(私にとっては。。)手間を省いてドラッカーを読みたい、そして「利益」というやつが気になる、と思っていたときに、出会った本。北海道の公認会計士が一度かみ砕いてくれているので、非常にとっかかりやすい。
    ・ミッション・顧客・顧客にとっての価値・成果・計画(ゴール) と5つの質問を焦点をしぼって、「利益」を悪ではなく、善として、とらえていっている。

    北海道は特に、悪をも善としてとらえる傾向があり、ゆえに「見せかけの利益」というものを「真の利益」と信じて疑わない、ことが多々ある。そこに感情が加わってしまうと、取り付く島もない。
    利益、は遊興費ではなく、事業の不足を補うものであり、未来の、会社の発展のために使うものである。かつ、損失をなるべく回避してほしい。

    内省して、決めた行動方針は、幹から強くすると思う。

    そして、書かれていないけれど、
    本物の利益を出した会社は、人を幸せにすると思う。

  • ドラッカーの思想の解説書。小野さんの本。非常に具体的でわかりやすい。
    ドラッカーはとっつきにくくてもこちらは平気、という方多いと思います。
    以下抜粋
    ------------------------
    ・事業の目的は顧客の創造。「世のため人のため」になっているか。
    ・全ての組織は私的な存在であり、公的な存在でもある。その組織の公的な存在を示すものが「ミッション」である。
    ・組織を構成する人々が、同一の価値観に染まることは無いが共有できる価値観の下に集合しなければならない。
    ・ミッションの価値は文章の美しさではない。正しい行動をもたらすことにある。
    ・事業とは市場において、知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。
    ・企業が売っているものを顧客が買っていることは稀である。顧客が真に求めているものを得る問いとして、非顧客、お金と時間の使い方、顧客にとっての価値、提供しうる価値、状況の変化、商品群、潜在的な競争相手、潜在機会、顧客の現実
    ・制度のために行動を変えるのではない。社会に貢献する組織を存続させるために行動を変える。利益はその結果であり、仕事ぶりの尺度です。

    ・どんな活動のために資源やコストを使っているかという観点から、企業活動を見直さなければならない。どんな活動が売上に結びつき、どんな活動が売上に貢献していなければならないか、どんな活動を増やせば成果がでるのか。優れた活動だけが売上と利益を保証するのです。
    ・ミッションは常に出発点であり、終着点であるその中間が使命を実行するプロセスである。

    ・結局評価のプロセスはゴール、目標、アクションプラン、予算の各項目についての振り返りに他なりません。

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著者プロフィール

佐藤等公認会計士事務所所長・ドラッカー学会理事。1961年北海道函館市生まれ。84年小樽商科大学商学部卒業。90年公認会計士試験に合格後に開業し、現在に至る。2002年小樽商科大学大学院商学研究科修士課程修了。03年から、中小企業経営者などを集めたドラッカーの読書会を開始。13年間で700回以上開催し、16都道府県、23か所で展開、ファシリテーターを養成する。10年から『実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)を刊行している

「2016年 『ドラッカーを読んだら会社が変わった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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