- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478017562
作品紹介・あらすじ
僕が伝説の営業マンと過ごした31日。そこで教えてもらったのは単なる営業テクニックではなく仕事そして人として本当に大切なことだった。現役外資系企業トップセールスである著者が初めて書いた経験に基づいた感動ストーリー。
感想・レビュー・書評
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・プルデンシャル生命の伝説の営業マンによる教え
・自分も営業経験があるため、すんなりとストーリーに入り込めた
・コミュニケーションの基礎、自分が話しをするよりも相手の話を聞く方が重要。
・営業は自分自身が商品である
・自分がなぜ一番になりたいか、立ち戻って考える。
・その考えを再確認し、本気で一番になりたいのであれば、不要なプライドは捨てて、一番になるためにライバルでも後輩でも教えを乞うことが重要
・主人公の父親が昔に自分のお客さまに頭を下げていたことが何となく嫌であったことが脳裏に残っている
・そして父親が亡くなり、母親が女手一つで本書の主人公を育ててきたこと、その母親に感謝の気持ちと親孝行をするために、営業2,000人のトップになり、表彰の舞台で母親にお礼を言いたい、というのが本書の主人公の原点。
・自分の原点と、目標を本気で実現させるという意識、相手への感謝をベースにしたコミュニケーションの重要性などが本書のストーリーを通して学べる
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10年ぶりくらいに読み直し。
営業のことに触れた本であるが、一つの小説として楽しく読めた。
営業について、いろいろ考え直すことになった。
一生懸命仕事に向き合う大切さを改めて感じた。 -
読むごとに
感動と気づきを与えてくれる作品
営業職じゃなくても
仕事する上で
読んでおきたい一冊 -
著者の川田さんはプルデンシャル生命保険株式会社のエグゼクティブ・ライフプランナーとして有名です。
多数の著書を手掛けられ、現在は講演などでも幅広くご活躍されています。
本書は、主に営業の仕事をされている方に向けて書かれています。
ですが、職種によらず、人としてとても大切なことが書かれているので、ぜひ読んで頂きたい一冊です。
【大事なことはスキルやテクニックではない。】
本書を読んで私が特に心に残ったことは「スキルやテクニックの定義」です。
営業というと、
「スキルやテクニックを駆使して、相手を引き付けて契約を取る」
というイメージが私にはありました。
確かに、スキルやテクニックは知っていて損することではありません。
ただ、本書に記載されているスキルやテクニックは
「お客様に契約をさせるため」に使うものではなく、「お客様を想って行動すると自然に出てくるもの」なのだそうです。
つまり、感謝や愛情を表現しようとお客様のために行動したことが、結果としてお客様を喜ばせるスキルやテクニックになっているのです
とても素敵ですよね。
さらに、仕事で結果を出す上で大切なことも記されています。
みなさんは何だと思いますか?
【本当に大切なものを手にするために、小さなプライドを捨てる】
本書は、主人公の三井総一郎が仕事を通じて成長していく物語になっています。
三井が、営業で成績を上げるために一番葛藤するのは、お客様対応でもなく、仕事の内容でもありません。
実は、自分の中にある小さなプライドなのです。
みなさんも、本当は「こうしたい、ああしたい」と思いながらも、小さなプライドが邪魔をした経験はないでしょうか?
例えば、本当は大好きな人に「好き」という気持ちを伝えたいのに、「恥ずかしい」「照れくさい」といった小さなプライドが邪魔をして、気持ちを伝えられなかった、という経験はありませんか?
本当に大切なことよりも、小さなプライドが勝っていて行動できていないことはないでしょうか?
私も、小さなプライドに邪魔されそうになったことが何回もあります。
小さなプライドが邪魔しそうになったとき、私はいつも立ち止まって考えます。
そして本当に大切なこと(手に入れたい結果や成果)に結びつく行動を選ぶようにしました。
「カッコ悪いから」「恥ずかしいから」といった気持ちや、「相手にどう思われるんだろう」といった考えもたくさん出てきますが、本当に大切なのは、自分の心に素直になることだと思います。
「欲しい結果に対して正直になる」など、営業に限らず人生において大事なことが、本書では他にもたくさん紹介されています。
もし、仕事や人間関係で悩んでいる方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
きっと価値観が変わると思います。 -
入社5年目以降の営業マンにオススメの本。
大事なことを思い出させてくれる。
アメリカの子供は「PLAY baseball」
日本の子供は「DO baseball」もしくは「PLAY win」
試合をして勝つのは日本の子供だけど、それってほんとうにやりたかったこと?本気でやるから楽しい、がストーリーで腹落ちする -
「できたら売れるようになりたいなぁ」だと、行動は伴わない。
本気になってダメだった時が怖いから、本気になること自体から逃げているだけではないのか?
目の前に沢山のヒントが転がっていても気づかないのは、自分が本気で力をつけようという気持ちがないから。
傷つくのが怖い、かっこ悪い自分を見せるのは嫌だ、恥かきたくないという小さなプライドを捨てきれないのは、本気になっていないから。
本当に大事なプライド(守りたいもの)を思い出す。
部署を変えても、転職しても、これまでの考えを変えない限り一生逃げていることと同じ。
「アイスブレイク」は雑談で相手を和らげるのに対して、「チューニング」は相手の興味がある話をして相手の考え方合わせていくこと。
自分の物語を作ることだけではなく、お客様の物語をどれだけ知っているか考えてみる。
人生は 1度のみ。
結果を出すことだけでなく、一生懸命やることに集中。
常に相手に感謝と愛情を持つ。
相手思う気持ち、愛情を持って相手を知ろうとすること、相手に喜んでもらいたいと思う気持ち、相手の役に立とうとすること、それが営業。
メモを取った一つ一つのことは、その気持ちから出る表現でしかない。
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物語という語り口ではあるものの、営業という名の本質がしっかりと書かれており、営業することや働くことの意味・素晴らしさをまじまじと教えてくれる。
営業においては、『感謝と愛情』こそが最も大事な要素であり、その延長上に成果や結果というものがつながっているにすぎない。しかしながら、年を重ね仕事に慣れてくるうちに、その大事なものを忘れてしまい、本来のあるべき姿から離れていってしまうことが往々にしてある。また、日々を淡々と過ごすものには、その本質すら触れることなく、一生を終えてしまう人さえいるかもしれない。そうならないためにも、営業に携わるものだけでなく、働く全ての人にとって、一日の終わりに自分が今日一日そうあれたのか振り返ってみることが大切なのではなかろうか。
私自身においても、そのような気持ちを本書の記憶のある時だけでなく、時間をおいて改めて読み返し、読んだ時の正直な気持ちや思いを持ち続けたいものである。 -
営業会社の入社前研修を終えた後に読んだ
自分の人生で1番と言うほど過酷で辛い思いをしたが一生懸命は楽しいことを学べた
この本には研修で学んだことがそのまま書いてあった
自分の頑張ったことが間違いないことを確認させてくれて自信をくれた1冊である。