伝説の外資トップが説く 働き方の教科書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478013458

作品紹介・あらすじ

人としての器を広げ、仕事でのスキルを磨くには-。"伝説の外資トップ"と呼ばれる著者が半世紀近くに及ぶ自身の経験をもとに確立した「自分マネジメント」の原理原則。

感想・レビュー・書評

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  • 時間こそビジネスにとっては最も重要な要素である。タイミング イズ マネー

  • 1.Let`s FUN


    2.   279,225時間 残りのライフタイム


    3.Stop Worrying Start Thinking!
     用のない人に連絡する
     ライバルから学び、必ずライバルを越えよ!

  • 日経新聞朝刊に本書の広告が掲載されているのを見て、仕事帰りに本屋に立ち寄り購入しました。
    「仕事を通して人格を磨く」ことの大切さはすでに色々な本を読んで「身にしみて」いるはずなのですが、継続的にその大切さを「再認識」しないと、いつの間にか自分の中で風化してしまいます。

    本書を読んで、改めて、
    ①時間を効率的・効果的に使うことの重要性
    ②仕事に前向きに向かい、自らのスキルを高めていく姿勢を持つことの重要性
    を再認識しました。

    ありがとう新将命さん。

  • ●人間のタイプ分類(情熱の型)
     ①自然型:大義に向かって意欲や気概に溢れる。5-10%
     ②可燃型:周囲が着火すれば燃える。80%
     ③不燃型:生まれてこの方燃えたことがないor燃え尽き症候群。2-3%
     ④消化型:水を差す、ネガティブ発言。 1-2%
     ⑤点火型:マッチの刷り方を知っている人。mgrの鏡。5%。

    ●成り行き人間 vs 目標人間。
     成り行きで生きるから、疲労感、疲弊感、閉塞感に襲われる。
     目標=会社(キャリア)・家族・経済(財形)・教養(裾野広げ)・健康で構成
    ●目標=願望+時限設定+行動計画 ただの願望は目標にはならない。

    ●T字型人材(professional)+リーダシップ/経営能力=経営者

    ●転職成功に向けた”3C 2D 1E”
     Credo(企業理念・哲学):ビジョン、使命感、価値観
     Chemistory(相性):経営への考え方、社風、文化、社員の特性との自身の相性
     Commitment:特に外資系では本腰を入れた長期的に日本市場での成功への覚悟
     Delegation(委譲):ワンマン社長 or 現場への適切な権限委譲
    Direction(方向性):会社の長期目標・戦略が紙に落とされて明示化されてるか
     Expectation(役割期待):短期・長期での期待役割が明確か。とりあえず、は☓

    ●学びの素:座学(1)+師(2)+修羅場(7)
     座学:無用の学(哲学文学歴史など教養:3)+有用の学(ビジネス書:7)

    ●体験と経験の違い:体験から何かを学び取ること
     経営に必要なのは、経営学(MBA)ではんく経営力(=修羅場の経験)

    ● Teacher+Mentor+諫言者を持つ
      中国では漢~元に書けて諫言大夫という帝に対して”耳の痛い”諌め事をいう職種が
      --->Yes manのみで裸の大様になること、自身の能力/アイデアだけでやれること
        には限界がある前提。

    ●知識(knowledge)・見識(wisdome , point of view)・胆識
     見識=知識+自分なりの考え。私はこう思う。
     胆識=見識+決断力+断行力
     アクション(y軸)・情報量(X軸)で考えると、
     high,high = 実行、high, low =決定、low, low = 決断、low,high =断行
     情報量が不足している中でも、リスクを恐れずなすべきことを為せる力。

  • 当たり前のことを書いているが、他のビジネス書よりも実際に伝説の外資トップだった筆者の言葉は重い。
    今日までの自分は
    昨日までの自分の結果である。
    将来の自分は
    今日からの自分の結果である。
    3年前の自分を振り返って、確実に成長している。

  • 筆者の自己体験を混ぜながら、どのように働くべきか、を示唆しているので大変読みやすい。
    そのため、ページ数の割にサクサク読むことができる。

  • *今日の自分は昨日までの自分の結果である。将来の自分は今日からの自分の結果である。
    *あなたの人生の残り時間=(平均寿命-あなたの現在の年齢)×365×(24-睡眠時間)
    *①自燃型人間:正しい方向(大義)に向かって事を起こすという意欲や気概に満ちあふれた人。誰の指図を受けなくても、何かを「成し遂げてやるぞ!」と自らメラメラを情熱の火を燃やしている人。会社にはこの自燃型の人間が5~10%くらい存在します。
     ②可燃型人間:自ら燃えることはないが、誰かがそばに来てマッチを擦ってくれれば燃えるという人。ざっくり言って全ビジネスパーソンの80%以上、つまり圧倒的多数の人がこのタイプに属します。現在は燃えていないが火種は残っているだけに救いはあるという人です。
     ③不燃型人間:「自ら燃えることもないし、たとえ誰かがマッチを擦ってくれたとしても金輪際燃えない」という人。不燃型人間は、さらに二つのタイプに分けられます。ひとつは「生まれてこのかた一回も燃えたことがないし、これから死ぬまで絶対に燃えない」という、いわば確信犯的な不燃型。もうひとつは、「若いころは燃えていたけれど、燃えて燃えて燃え尽きてしまって、残っているのはもう灰だけ」という〝燃え尽き症候群〟の不燃型です。残っているのは灰だけで死ぬまで絶対に燃えないので「灰人」とも呼べます。残念なことですが、組織の中にはこういったタイプの人も一部見受けられます。割合として2~3%といったところでしょうか。
     ④消化型人間:何かにつけてネガティブな発言をする人を「消化型人間」と命名しました。
     ⑤点火型人間:世のビジネスパーソンの80%、もしかすると90%を占める「可燃型人間」の心に火を点けることのできる人、つまり「マッチの擦り方を知っている人」。すなわち部下の動機の火を燃やすことのできる「点火型人間」です。全ビジネス人口の5%くらいはこの型に属しています。
    *自分で自分の運命を支配しようという志の持ち主であろうあなたには、まず自燃型人間、そしてさらには点火型人間をめざしていただきたい。
    *情熱の源は「目的」と「目標」。
    *世の中には、行動パターンによって二種類の人間がいます。くり返しで生きてるのが「成り行き人間」。もうひとつのパターンは、自分なりに納得した短期と長期の目標を持ち、それを日々追いつづけている人。ひとつの目標を達成すれば、また次の目標に挑む。目標人間が成り行き人間と決定的に異なる点は何かというと、自分の人生に「意識的な付加価値」を加える努力をしている、ということです。「今日という日を一生懸命やっていれば自ずと道は開けてくるはずだ」というのは、必ずしも間違いではないのですが、この考えには重要な点がひとつ欠けています。それは「〇年後にはこうなりたい」という長期目標です。マラソンでも、ゴール地点が事前にわからなければどちらの方向に走ってよいかわかりません。それと同じで、10年後、20年後にどんな自分になっていたいのか、人生のゴールを目前にしたときにどういう終着点にしたいのかという「あらまほしき姿」をあらかじめ決めておかないことには、進むべき方向性が見えません。目標のない努力のことを日本語では「徒労」と言います。仕事であれプライベートであれ、「いついつまでにこの目標を達成するぞ!」という具体的方向感覚がないと、人は精神的な疲れを感じ、前に進む気持ちが萎えてしまうのです。しっかりとビジョンを描き直す必要があります。
    *願望と目標とは異質なもの。
    目標設定するうえで注意すべきは、願望と目標は違うということです。「こうなりたい」というのは単なる願望にすぎません。願望に、「いつまでに」という時限設定と「どうやって」という行動計画が伴ってはじめて「目標」となります。
    願望+時限設定+行動計画=目標
    *情熱の火を燃やし続ける三つの方法
    方法①-人生に目的を持つ:長い短いの差こそあれ、人は誰でも人生は一回コッキリです。限られた時間の中でいったい全体自分は何のために生きているのか?何を成し遂げようとするのか?これが人生の目的です。自分が生きている存在理由は何なのか、生きていて果たすべきことは何か?要は、自分の人生の中心に何を置くかという、人間として最も基本的な命題です。
    方法②-短期と長期の納得目標を追いつづける:短期とは1年程度、長期とは1年以上のスパンというイメージです。誰かから一方的に押しつけられた目標を「強制目標」、自分自身が自発的な興味や関心から立てた目標を「納得目標」と呼んで、両者を区別して考えています。情熱の火を燃やしつづけるうえで必要なのは「納得目標」のほうです。何らかの目標意識があると心のアンテナが敏感に反応して意識やエネルギーを目的や目標に集中させるようになるので、結果として仕事の質が高まるのです。「複数の目標を追いつづける」ことにより継続性が生まれ、情熱の花火は聖火と化すのです。
    *❝下積み❞の経験がない人に❝上積み❞の仕事はできない。下積みをしている者の気持ちがわからない人間に❝上積み❞の仕事をうまくこなすことはできません。あなたが自分のキャリアを通じてよい仕事をし、結果を残したいと思うならば、自分の目の前に用意された状況はすすんで受け入れなければいけません。たとえそれが当初は自分の望むものでなかったとしても、です。
    *「マチュア」になれるかどうかはその人の生き方しだい。若いころから自分にどのくらい時間とお金を投資して自分を磨いてきたかで、同じ暦年齢でも成熟度(マチュリティ)は天と地ほども差がつきます。
    *変化の時代だからこそあなたも変わる必要がある。
    (狂気とは、今日やっていることと同じことをやりつづけて、明日の結果が今日よりもよくなることを期待することである。)私たちはいま、大きな変化の時代を生きています。にもかかわらず今日と同じことをくり返すだけで順風満帆の明日を迎えられると思うのは大いなる勘違い。まわりの環境が変わっているのだから、私たち自身も同じことのくり返しではなく、自らに投資して自分自身を磨きつづけ、必要に応じて自分の考え方ややり方を変えなくてはいけません。この努力を怠ると、長くて三年、短ければ一年以内にあなたは使いものにならなくなってしまいます。
    *若くして学べば壮にして成すあり。
     壮にして学べば老いて衰えず。
     老いて学べば死して朽ちず。
    *有用の学を七割、無用の学を三割を目安にしてみては。「有用の学」とは、営業、経理、技術など、ビジネスに直結するテーマを扱った本を読むことです。これに対し、哲学や文学、歴史、中国古典といった、今日の仕事にはすぐに役立たないかもしれないが、自分の教養の裾野を広げ、感受性を豊かにしてくれる本を読むことを「無用の学」と言います。
    *本当に偉い人とは自分を偉いとは思っていない人です。「俺は偉い人だ」と思い込んだ瞬間から人は堕落の階段を転げ落ちはじめます。「偉い」と思いはじめたときから学ぶ心を失ってしまうからです。そういえば、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という句がありましたね。
    *自分から話しかける。
    コミュニケーションとは本来、相手が話しかけてくるのを待つのではなく、こちらから話しかけるのが原則です。相手との垣根を意識しすぎず積極的に垣根を超えるように努めてみることです。
    *自分の生き方や考え方に自分なりの「文法」や「座標軸」を持っている人は好感がもてるうえに尊敬の対象ともなります。言ってみればアイデンティティのある「ブレない人」です。そのうえに現実的な柔軟性があったら文句なしです。
    *心が変われば態度が変わる。
     態度が変われば習慣が変わる。
     習慣が変われば人格が変わる。
     人格が変われば人生が変わる。-アミール-
    *リーダーに絶対に必要な「自信」
    自分の手で自分の人生を切り開きたいと思うなら、絶対に必要なのが「自信」です。自信がなくてキョトキョトおどおどしている人を信用する人はいませんし、安心して喜んでついてきてくれる部下もいません。自信の源泉はスキル(仕事力)とマインド(人間力)という能力です。仕事の能力が高いうえに、人間的に立派で人から
    信頼され尊敬される人であるということです。
    *成功者に見られる最も重要な資質をひとつだけ挙げるとすれば、それは素直な心である。「素直な心」とは、人に言われたことを言われたとおりにやるという素直ではなく、人の言うことに対して素直に耳を傾け、そこから学ぼうとする気持ちのことです。「謙虚さ」と言い換えてもいいでしょう。
    *「立ち向かったものをすべて変えられるわけではない。だが、立ち向かわなければ何も変えることはできない」。
    *悲観主義者はあらゆるチャンスの中にもできない理由をみつけ、楽観主義者はあらゆる困難の中にもチャンスを見出す。
    *プロとして成功するために心がけてほしい二つめの要件は、「自責でものを考える」ということです。何か物事がうまく運ばないときに、多くのひとは自分以外の何かの故にしてしまう。上司が悪い、会社が悪い、システムが悪い、教育制度が悪い、世間の景気が悪い・・・。このように、自分以外の誰か(何か)のせいにする姿勢を「他責」と言います。他責で物事を考えていてもいっこうに仕事は進まないし、結果には結びつかないのだな、と。事実、他責のままで行き詰まった状況が改善されたことはただの一度もありませんでした。要するに、他責でものを考えることは、時間のムダでしかないということです。ではどうするか。物事がうまくいかないとき、それを解決するために、自分は何を考え、何をすればいいのか。いきなり
    人に責任を転嫁するのではなく、「自分に何ができるか」をトコトン考える。これが、責任の所在をあえて自らに求める人、すなわち「自責」の人のマインドセットです。自責で考えていると「おれがやらなければ誰がやるんだ」と自然と気が引き締まりますから、少なくとも心に曇りはなくなります。責任転嫁は成長機会の自己否定である。
    *何をやるときでも、どうせやるなら楽しんでやったほうが得だ。楽しんでやれば自ずと結果もついてくる。

  • 胸に深く刻まれる一冊。
    みんな悩みながらも進めなければ道は拓けない

  • ・人生の3人のメンターを見つける。
    1人は絶対にお父さん。いつも私が道に迷ったときに、背中を押してくれる人。あと2人。
    ・自信→過信→慢心→傲慢→破滅
    自信と謙虚のバランス大切。どんな人にも良いところを見つけて学べる人になりたいなー

    (そろそろ小説読みたい…)

  • 働き方の教科書

    ・疲労感、疲弊感、閉塞感といった言葉が口をついて出てくる人は、十中八九明確な目標が欠けている。
    ・百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず。行動計画なしには事は成せない
    ・目標設定の5K
     1.会社 キャリア形成上の目標
     2.家族 家族の幸せを実現するための目標
     3.経済 財産形成に関する目標
     4.教養 教養の裾野づくりに関する目標
     5.健康 健康維持に関する目標
    ・がんばってみたい⇒鯛族はダメ。〇〇までにやりマス⇒鱒族は信じられる目標人間
    ・唯一の普遍は変化である
    ・成熟度の高い人は、物事を単眼ではなく複眼で見ることができる人

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著者プロフィール

株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。
1936年東京生まれ。早稲田大学卒。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。2003年から2011年3月まで住友商事株式会社のアドバイザリー・ボード・メンバー。2014年7月より株式会社ティーガイアの非常勤取締役を務め、「伝説の外資系トップ」と称される日本のビジネスリーダー。
主な著書に『経営者が絶対に「するべきこと」「してはいけないこと」』『仕事と人生を劇的に変える100の言葉』『他人力のリーダーシップ論』(いずれもアルファポリス)、『経営の教科書』『王道経営』(いずれもダイヤモンド社)など多岐にわたる。

「2017年 『自分と会社を成長させる7つの力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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