改訂3版 グロービスMBAマーケティング

  • ダイヤモンド社
3.73
  • (34)
  • (55)
  • (54)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 897
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478009758

作品紹介・あらすじ

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、4P、マーケティング・ミックス、CRM、ブランド・エクイティ…マーケティング理論の基礎から応用まで、体系的に学べる。ビジネスリーダーに読み継がれた"定番テキスト"を大改訂。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マーケティングに触れたことない人には全般がまとまっていて非常に良いと思う。

  • 定期的に読み返す必要あり。まなびは多いかと。

  • 若いうちにぜひ。

  • 国内企業の実例を交えて解説されており、マーケティング初心者でも基本的な用語が網羅的に理解できる。

    ・ポジショニングの基本:製品の売れ行きを決するのは「他社比で優れた商品」よりも「顧客が魅力的な製品だと”認識”しているかどうか」

    ・インターナルブランディングとは、自社の理念・価値観を明確化し、社員及びステークホルダーに共有・浸透させる内部活動

    ・リサーチのプロセス
    ①リサーチ目的の設定 ②仮説の設定 ③リサーチの設計と実施 ④データ分析と仮説検証

    ・マーケティングの流れ
    ①環境分析、②マーケティング課題の特定、③セグメンテーションとターゲティング、④ポジショニングの決定、⑤マーケティング・ミックスの検討、⑥実行計画への落とし込み

    ・リサーチにおいて重要なのは目的を見失わないこと

    ・マーケティングの最終的なゴールは「買ってもらえる仕組みづくり」、「顧客ニーズを満たし、顧客満足を得る」という命題。顧客が対価を払ってもよいと感じる価値を効率的に提供し、顧客満足を得ながら、企業利益を最大化していくことにある。
    供給者都合優先のセリング発想では企業は存続できない

    【トリガーワード】
    ニーズとウォンツ
    4P(Product, Price, Place, Promotion)※マーケティングミックス
    情報システムの整備
    事業ドメイン
    PEST分析(Political, Economic, Social, Technological Environment)※マクロ環境分析
    SWOT分析
    デモグラフィック変数
    サイコグラフィック変数
    6R(Realistic Sale, Rate of Growth, Rival, Rank/Ripple Effect, Reach, Response)※ターゲット選定
    ペネトレーションプライシング
    スキミングプライシング
    ハイブリットチャネル
    AIDMA(Attention, Interest, Desire, Action)※消費者の心理的状態
    AMTUL(Awareness,Memory,Trial,Usage,Loyalty)※マーケティング・コミュニケーションの効果測定
    フライティングパターン
    クライシスコミュニケーション
    ブランドエクイティ
    インターナルブランディング
    コレスポンデンス分析
    コンジョイント分析
    CRM

  • とても丁寧にわかりやすく、実例も紹介してるので、読みやすい。

    また読み直したい本

  • これまでざっくり理解していたマーケティング用語や概念が、もう一歩深いレベルで理解できるようになった。

    ーーー

    メモ
    ・ニーズ:「満たされていない状態」
    ・ウォンツ:ニーズを満たすために製品化されたものを求める感情

    ・マクロ環境分析:
    人口動態(年代・性別・世帯構成など)、経済(経済成長率・個人消費・産業構造など)、個別業界動向(売上高・業界構造・原料の供給状況など)、生態学的環境(自然環境・公害)、技術、政治・法律(法律改正・規制・税制・外圧など)、社会環境(交通・治安)

    ・PEST分析:Politics、Economics、Eocial environment、Technical Environment

    ・顧客分析:
    購買人口
    顧客ニーズ
    購買決定プロセス
    購買決定しゃ
    購買行動に影響を与える要因

    ・セグメント:
    その市場の中で共通のニーズを持地、製品の認識の仕方、価値観、使用方法、購買行動などが似ている集団

    ・ターゲティングの判断基準:
    6R(市場規模、成長性、競合状況、優先順位/波及効果、到達可能性、測定可能性)・自社の経営資源・環境要因
    測定可能性:そのセグメントに対して実行した施策の結果を測定できるか

    ・ポジショニング:
    ターゲット顧客に、自社の製品をどう認知させるかを決定すること。

    ・KBF
    Key buying factor

    ・ポジショニングの手順
    軸となりうる属性をリストアップする
    戦略的な属性を(2つに)絞り込む
    ポイントは、
    「顧客に共感してもらえること」その上で
    自社製品を他社製品よりも魅力的だと顧客に認識してもらう
    →新しいポジションを創出する。競合のポジションを弱める
    競合の追従を防ぐ
    →自社のポジションを強化する
    →他社が取りにくいポジションをとる
    自社製品間のカニバリを避ける

    ・製品
    コアと周辺サービス

    ・製品開発プロセス
    シーズ型:自分が持っているものを利用できないか
    ニーズ型:このニーズを満たす方法はないだろうか

  • マーケティングとは「買ってもらえる仕組み」を作ること。そのためにはまず分析が必要となる。その際に重要な軸は「顧客は誰か」「敵は何をしているのか」「自分は今何をしていて何ができるのか」市場を分析する必要がある。この3つの視点は分析フェーズだけでなく、戦略立案フェーズでも、検討・判断する上で必要な視点となる。
    本書の基本編ではマーケティングのための分析と戦略について、具体例を交えながら教科書的に解説している。応用編ではマーケティングの視野を広げ、ブランド戦略・マーケティングリサーチ・CSR戦略・B2Bビジネスのマーケティング・グローバルマーケティングについて触れている。
    基本編の中でとりわけ興味をひいたのは、プライシングの章だった。SD研修の中でも値付けの重要性について語れることがおおいが、サービスデザイナーやワークショップデザイナーのプライシングを考えるときに必要な、事業経済性から見積もる考え方が記されている。応用編のB2Bマーケティングの際のプライシングと合わせて読むことでより理解が深まった。一方で製品戦略の章では、プロダクトドミナントロジックの観点から解説されていたため、サービスデザインの面からの補強が必要と感じた。
    応用編では、ブランド戦略の章が興味深かった。ブランドの構築と展開のさまざまなバリエーションを網羅的に解説されていた。ただしブランド・エクイティの評価手法については概要のみで留められていたため、もっと詳細に触れられてほしかった。マーケティングリサーチの項目では、検証すべき仮説の重要性について語られた。サービスデザインの分野では定性調査の側面から語られるが、本書では定量調査もあわせたリサーチ全体を包括的に解説されていた。データ分析手法についても幾つか触れられており、更に知りたいと感じた。
    全体を通して『グロービスMBA経営戦略』と同様教科書的ではあったが、マーケティングの各ステップでとりうる戦略が網羅的に解説されている。改訂版とはいえ2009年のバージョンとやや古いので、最新の手法やフレームワークを学ぶよりも顧客・自社・競合の三者の視点からの分析や戦略立案をどうするべきかを学べる一冊である。

  • 体系だっていてよい。手元に置いて参照する。

  • マーケティングについてまとめられている。
    実際の例がたくさん載っているので分かりやすい。
    実践的ではないので、工夫して学ぶべき。

  • 入社3年目以来のマーケティング本。理論とこれを支える実例がバランスよく記載されており、マーケティングに関する基礎を体系的・網羅的に復習にはもってこいのビジネス書だと思う。実際に業務経験を積んでいると、マーケティング分野のみならず、現業における仕事の回し方や人への依頼の仕方に関して参考になる点が多くあった。実績や経験を重ねるに連れて、種々の観点から再発見する要素がありそうで嬉しい。何年かに一度は、読み返してみるといいかもしれない。

全45件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力。2022年2月時点で在校生・卒業生の累計は約1万人に達し、日本最大のビジネススクールへと成長しています。その他、関連事業として、 グロービス・コーポレイト・エデュケーション、グロービス出版、GLOBIS 学び放題、グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャー・キャピタル事業、 GLOBIS知見録、出版/電子出版事業 一般社団法人G1、一般財団法人KIBOWがある。

「2023年 『読めば3年後の未来に先回りができる 入社1年目からの「働き方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グロービス経営大学院の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×