- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434216176
作品紹介・あらすじ
世界を変えるビジネスはこうつくる!ジョブズに引き抜かれ、そして、ジョブズを追いやった男、ジョン・スカリーが解き明かす、10億ドル規模のビジネスの立ち上げ方と戦略。
感想・レビュー・書評
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Vol.346 適応型イノベーターは飛び出すがいよいよチャンス到来!http://www.shirayu.com/letter/2016/000700.html
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ジョン・スカリーと言うと、スティーブ・ジョブスに引っ張られ、ジョブスをクビにしたイメージしかなかったが、イノベーションやシリコンバレーのビジネスに深い造詣があることをうかがわせる。成功も失敗も豊富なメンターからの示唆だと思って読むと実に腹落ちする。
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ジョン・スカリー氏といえばジョブズ氏の誘い文句、「Do you want to sell sugared water for the rest of your life, or do you want to come with me and change the world?」が夙に知られているが、彼自身はペプシコで敏腕を奮った超一流のマーケッターでもある。
彼が語る「ムーンショット」とはiPhoneのようなそれ以前とそれ以後では価値観が変わるような革新的なプロダクトやサービスを指す。市場予測が通じない未知の需要ながら消費者ファーストでイノベーションを起こす、そうした人や企業を彼は「適応型」と表現する。
本書で語られる内容は『ゼロトゥワン』や『シンギュラリティ大学』と同様に、昨今極めて重要な起業家マインドであるが、残念なのが本書は公知の事例や親類や知人の事例の寄せ集めである点だ。興味深い論点であるだけに、彼なりの知見や体験が本書内にあまり見受けられないのが残念である。 -
論理はあなたをAからBへと導いてくれる。想像力はあなたをどこへでも連れて行ってくれる。
ビッグデータの発達に起因して、商品を提供する側から顧客側へのパワーシフトが起こっている。 -
Moonshot!を狙うために必要なマインド、スキル等の説明。
ジョブスをはじめ、著名経営者とのやり取りや、スカリーのペプシ・Appleでのエピソードなどが出てくるので、面白く読める。
また、最後のまとめもありがたい。 -
顧客体験が大切だということが具体的にわかるよう意識して書かれている。
失敗も成功も、読む人の参考になるように書かれているように思う。