- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434009389
感想・レビュー・書評
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アゴタ・クリストフの悪童日記以来の好きな本。
感情に関する表現にあまり頼らずに(うれしい、かなしい等の言葉)、気持ちを表現できる希少な方で、ぽつりぽつりと書かれた日記の文章から、じんわりとそれがにじみでています。
最初に出たこのヒヨコ舎の本をとても大切に宝物として扱って、ベッド脇の本棚に大切に鎮座してあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人は優しくて、透明な人だ 美しい透明というのではなく、季節を流れる風のように 周りの景色を透かしてみせる。この人の向こうに、自然の山や、水族館の泡や、民家の花壇や、ラブホテルの安い臭いが走馬灯のようにちかちかと煌めいていく。この人には死んでほしくないな。わたしこの人には死んでほしくないな。
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なんかすごいな。笑えたり切なかったり。
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面白かった。最後の方はフィクションかな…今どこで何やっているんだろう。ぜひ新作読みたい
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奥が深い(汗
藤森直子の感性は、ある種天才的です。 -
・・・・・・・重い。
自分のメンタルが沈みがちな時に読む本ではなかった。
SM女王として風俗で働くバイセクシャル女性のブログ日記を書籍にまとめたものだ。
どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかはわからないけれど、読み終わった後に鈍く嫌なものが胃の中に残った気がした。
仕事としてのSMの可笑しさを軽く語っているところももちろんたくさんあるのだけれど、つきあっている女性を傷つけるようにしかセックスできない、嗜虐嗜好や倒錯気味の性的趣味について真正面から放送禁止用語を連発して語る部分もあって、痛い。
他人との関係をうまく築けない自分について、幸福とは言えない家族関係が遠因にあるように匂わせているんだけれど、そういう「真っ当じゃない自分」を語りながら「でも自分は不幸じゃない」と突っ張ろうとし、「わかったようなことを言うな」と罵詈雑言を吐き散らすところまで、何もかもが重かった。 -
SM嬢さんの日常
そして愛してやまないもの
垂れ流していく日々の想い -
2007.8/12
SMクラブにつとめるバイ・セクシャルな筆者の日記。すごい。こんな生き方もあるのだなぁと。SMにもいろいろあるのだと勉強になる。家具プレイがすごい。 -
中学生の頃に読んだ。
刺激的過ぎて、変な世界を知ってしまった。 -
SMクラブに来る風変わりな客。周りで起こる小説のような事件。愛する彼女たちが抱える不可思議でせつない事情…。剥き出しのオリジナリティと醒めた人間観察眼が異彩を放つ、現役SM嬢の完全ノンフィクション。