ニュージーランドの大らかで自然に寄りそう暮らし365日――何気ない日々の中で紡いでいく穏やかで豊かな時間

著者 :
  • 自由国民社
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本棚登録 : 168
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784426128388

作品紹介・あらすじ

美しく雄大な大自然、息を呑むような絶景など、ピュアでナチュラルなイメージのニュージーランド。しかし最大都市オークランドは「観光で訪れたい都市No.1」そして「世界で暮らしやすい都市No.1」の二冠を達成した、都会的で最先端なモダンシティ。イメージとの違いから、驚く旅行者も多いようです。と言いつつ都心から車で30分離れると羊や牛が放牧されているのどかな風景が広がり、そのバランスが絶妙。個人的には「田舎暮らしに憧れるけれど都会の生活から離れられない」そんな人にぴったりな街だと日々感じています。
 
本書は、そんな人と自然との距離感が丁度よく、エコ・エシカル・オーガニック先進国であるニュージーランドで暮らす筆者の目線で、キウイ(ニュージーランド人)流暮らしのヒントを記した歳時記です。また、私のごく個人的な海外暮らしのあれこれを綴ったエッセイでもあり、全土で撮影した飾らない日常の風景を楽しむ写真集でもあります。

「ミニマリスト」や「サスティナブル」という言葉も、キウイにとっては流行ではなく、ごく自然に根付いてきた文化。本書を読めばその理由がわかり、きっとあなたも日々の生活に取り入れたくなるでしょう。

(著者「はじめに」より抜粋)

感想・レビュー・書評

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  • ニュージーランド在住の著者が過ごした365日のエッセイ。
    関連項目へは黄色い下線で導いている。

    ニュージーランドの日々の暮らしの中での、様々な気づきを
    365のエッセイと添えたカラー写真で緩やかに語っています。
    観光ガイド本ではなく、主にオークランドでの暮らしが中心の話。
    移住しての毎日の中の衣食住。日本との違い。
    買い物は、コスメやファッション、オーガニック。
    身近に存在するエコやエシカル、社会問題や価値観。
    クリスマスなどの行事、文化や歴史をも。
    実は、ニュージーランドが大好きで、何回か旅行をして
    移住も考えましたが、仕事が楽しくなって断念。
    なので、もしかしたら、こんな暮らしをしてたかもって、
    少々後悔しながら、羨ましいと思いながら、読みました。
    モーテルの部屋のキッチンのブラシや、
    トランピングのロッジにあった湯たんぽ。
    美味しくて日本でも探したウイッタカーズのチョコ、
    たっぷりのクラムチャウダー、ボトルを持ち帰ったL&P。
    刺されたら半年痒みが続いたサンドフライ。
    癖になるアンザックビスケット、ルピナスは外来種で駆除の衝撃。
    びっくりしたアイスド・コーヒー、お世話になったi-Site・・・。
    懐かしいことも多くて楽しめました。また行きたいなぁ。

  • ニュージーランド在住の作者が、一年365日になぞらえて、365個の文化や風習、歴史、社会問題から、おすすめのお土産まで幅広く綴ったエッセイ。
    欧米諸国に関しては、ドラマや本、旅行で訪れたこともあるので、ある程度文化などの知識はあったが、ニュージーランドに関しては、ほぼ知識ゼロだったので、とても勉強になった。
    とにかくこの作品を読んで、ニュージーランド国民の環境に対する意識の高さに驚かされた。
    国民一人一人が普段からとても環境保全を意識していて、ファッション的なエシカルではなく、生活に根付いたエシカルライフを送っている様子が至る所で見られた。日本は先進国でありながら、というより先進国だからか(?)環境問題への意識が低すぎると痛感した。
    最近読んだ、『フランスでやめた100のこと』でもフランスの環境に配慮した暮らしを垣間見たので、私自身もできることから始めようと思う。
    この作品は、歴史的なことや社会問題についてもしっかりと記載されていて、知識も深まり、自分の暮らしにも活かせる内容だった。
    おすすめです。

  • このシリーズは現地の生活の様子が分かるので面白い。
    旅行でいえば、観光地巡りよりもコンドミニアムで現地の生活の雰囲気を楽しみたい人にぴったり。

  • ニュージーランドのエシカルな生活や価値観、さらにはお店や生活の様子などを知ることができて楽しく読めた。
    ますますニュージーランドという国に興味を持てたし、行くのが楽しみになりました!

  • 気軽に旅行へ行けない世の中から徐々に変わりつつある今、まんまと行きたい国候補一番がニュージーランドになりました笑 筆者の「都会の生活に疲れストレスから物を買っても買っても買っても満たされるとこはなく」がまんま今の自分で、「ニュージーランドはエコやサステイナブルが流行りでなく文化として根付いて」「最低限の物で身の丈にあった暮らし」と「人との適度な距離感」に惹かれずにはいられなかったです。日本はよくも悪くも豊かになりすぎてしまったんだなあ。

  • 美しく雄大な大自然、息を呑むような絶景など、ピュアでナチュラルなイメージのニュージーランド。しかし最大都市オークランドは「観光で訪れたい都市No.1」そして「世界で暮らしやすい都市No.1」の二冠を達成した、都会的で最先端なモダンシティ。イメージとの違いから、驚く旅行者も多いようです。と言いつつ都心から車で30分離れると羊や牛が放牧されているのどかな風景が広がり、そのバランスが絶妙。個人的には「田舎暮らしに憧れるけれど都会の生活から離れられない」そんな人にぴったりな街だと日々感じています。
     
    本書は、そんな人と自然との距離感が丁度よく、エコ・エシカル・オーガニック先進国であるニュージーランドで暮らす筆者の目線で、キウイ(ニュージーランド人)流暮らしのヒントを記した歳時記です。また、私のごく個人的な海外暮らしのあれこれを綴ったエッセイでもあり、全土で撮影した飾らない日常の風景を楽しむ写真集でもあります。

    「ミニマリスト」や「サスティナブル」という言葉も、キウイにとっては流行ではなく、ごく自然に根付いてきた文化。本書を読めばその理由がわかり、きっとあなたも日々の生活に取り入れたくなるでしょう。

  • 『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日』に続き、ニュージーランド版も読んでみた。
    今の私がNZに行ったら日本に帰りたくないだろうな…と思うようなところ。オーストラリアより田舎という印象はあるし実際そうなんだろうけど、きちんとしていながらゆるさもあり、肩に力を入れる必要がない感じ。村社会っぽさがあまりなく人との距離感がちょうどいい、人の容姿をとやかく言わない、エコやオーガニック意識が高いがファッションではない等々。Googleマップで見てみると、NZは空が広い。高層ビルがあるのはオークランドだけのようだ。
    もっと人気があってもよさそうなのに。しかし有名な観光スポットはオーストラリアの方が多いし、海外旅行で行きたい国として候補には上がらないかもしれない。リゾート地のイメージもない。気になるのは紫外線が強いことぐらいでしょうか。移住を考えるならNZは私の第一候補と言ってもいいぐらいですけど、もちろんそんな予定はなし。今はあまり海外旅行に興味はないけど、行先候補の筆頭ですね。海外旅行で行ける日を楽しみにすることにしよう。

  • ニュージーランドの自由でゆるい生活に憧れる。人とは違う個性が何よりもステキとされているというのが印象に残った。例えば日本だと一重まぶたの人はなんとか二重に近く、目を大きく見えるようにメイクでカバーすることばかりを考えるがニュージーランドは違う。二重が一重と比べて良しではなくて一重はレアだから(いわゆる大多数とは違うから)ステキだという。同調性が強い日本とは真逆だと感じた。いいなあ。日本のかわいいは型が決まっていてメイクでみんな似たような顔、髪型、服装になってるもんなあ。こわいこわい。あちらで過ごしてみると考え方や自分の中の価値観が変わってくるだろう。

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著者プロフィール

草野 亜希子(くさの あきこ)Akia Ora Media代表、ニュージーランドの暮らし情報メディア運営・編集長。デジタルマーケター。NZ永住権保持者。2005年より世界を巡り「旅ブロガー」として活動後独立。現在はオークランドと東京の二拠点生活を送り、エシカルな暮らしコラムや観光情報を執筆する傍ら、YouTubeでも「あっこぷ|akkop」名義で情報を発信中。暮らすように旅をする「旅留学」の提案者。根っからの乗り物(駅・空港)オタク。

「2022年 『ニュージーランドの大らかで自然に寄りそう暮らし365日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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