ヒトの足: この謎にみちたもの

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422430041

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  • 五木寛之が『風の王国』で紹介したことから有名になった本。
    著者は脚の研究で有名な、大阪大学の教授。
    『風の王国』では、世に流布した、偏平足を悪い足と決め付ける考えに対する強い反論を紹介していた。

    この本のメインとなるポイントは、従来の進化論の、単純な直立二足歩行観への異論。

  • 1984年の書。

    この中でも、やはり扁平足や外反母趾などについて書かれているが、「扁平足は起こらない、極端な扁平足は起こる」という章が印象的だった。

    そして、最も快適な履き物として「わらじ」を挙げている点や、ドイツではずいぶん前から「足の医者」がいることなどについて言及され、日本ではドイツの真似をして靴を導入してしまったことからいろいろな問題が起こっている、ということが述べられていた。

    やはり人間の足には「裸足」もしくはそれに近い履き物がよいのではないだろうか。

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著者プロフィール

1907年神戸市生まれ。1930年府立大阪医科大学(現・大阪大学医学部)卒業、1948年大阪市立大学教授、1960年大阪大学教授、1970年大阪大学名誉教授、川崎医科大学教授、1972年川崎医科大学学長(4期間)、1979年より川崎医科大学顧問。1984年5月10日死去。日本整形外科学会名誉会員、日本リハビリテーション医学会名誉会員(初代会長)、Fellow,R.S.Med.(Eng.)(1950~),M.(Emer.),Br.Orth.Res.Soc. (1975), M.(Emer.), I.C.S.,M.Intern.Soc.Primatology、国際整形外科医療協力機構(W.O.C.)会員、国際医療協力サロン同人。

「2020年 『ヒトの足 この謎にみちたもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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