ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション

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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422113838

作品紹介・あらすじ

アセスメントと治療をどう結びつけるか。多くの臨床家が抱える、この重要な問いに答える試みが本書である。世界の臨床家が評価した『パーソナリティ障害の診断と治療』の著者が、治療のためにいかにケースを理解するかという、ケースフォーミュレーションの技芸を解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 薄く広くアセスメントの観点が解説されていた印象です。薄くといっても、内容が薄い訳ではなく、紙面を割いていないだけで具体例を用いながら丁寧にコンパクトに解説されています。本当はそれぞれのテーマで本1冊くらいになるようなお話ではないかと。また、著者の人に対する誠実さのようなものも感じさせられました。
    臨床経験をもっと積んでから読み直せば、具体例など更に「ああ、こういうことね」とスッと入るのかなと思いました。
    自分の中ではこういう観点がこういう意義から大事だったなとまた振り返りに使いたい本です。

    章だてとしては、大まかには
    1章 ケースフォーミュレーションと心理療法のつながり
    2章 面接への導入
    3章 変えられないものをアセスメントする (気質、医学的要因、外傷、身体的現実、変えられない状況)
    4章 発達的な問題をアセスメント(パーソナリティ構造、愛着スタイルなど)
    5章 防衛をアセスメント
    6章 感情をアセスメント
    7章 同一化をアセスメント
    8章 関係のパターンをアセスメント
    9章 セルフエスティームをアセスメント
    10章 病因となる信念をアセスメント

  • 前作ほどの感動はなかったけれど、これも実践に即して親切に書かれた本。何度も繰り返し手にとることになりそう。

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