素晴らしい装束の世界: いまに生きる千年のファッション

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 118
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416805442

作品紹介・あらすじ

本書はわかりやすい語り口で、平安以来の伝統装束に関する様々な知識を得ることの出来る、いままでにない画期的な内容を備えています。

感想・レビュー・書評

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  • 遥か昔から現代まで続く、有職故実と装束について、
    歴史から変化、着付け、携わる職人の仕事等、詳細に紹介。
    染 織 張 縫 繍 摺 彩 組
    第1章 装束の歴史     第2章 装束の種類
    第3章 装束の色と文様   第4章 装束の構成具
    第5章 装束を支える人々  第6章 装束の着方
    第7章 装束を身近に体験  
    第8章 巻末資料 装束の染織・仕立て用語
    主な参考文献有り。カラー画像とイラスト多数。
    年中行事ごとの状況に合わせた装束着用の仕来たりが生まれ、
    それらを子孫に伝えるために書き残したのが、有職故実の発祥。
    時代と共に、変わるものも変わらぬものがあり、現在へ至る。
    各時代の装束についてや、着方、重ね色目と文様の他、
    現代にもある装束・・・神職や行司、流鏑馬、雅楽・舞楽の装束に
    ついても紹介してたり、それらを扱う各工房や装束店の
    制作工程と職方の仕事への誇りと想いも紹介されています。
    着方はなるほど、一人じゃ着られないのが、よくわかります。
    知りたかった指貫の中の括り方や石帯についても、紹介。
    装束を体験出来る博物館やスポット、行事やイベントも
    載ってるし、装束の入手方法までもあります。
    『日本の装束解剖図鑑』を読み、もっと深く知りたいなと、選書。
    有職故実と装束の奥の深さに圧倒されながらも、楽しかったです。

  • 飛鳥時代から明治時代までの装束が、写真とともに詳しく解説されていて、とても読み応えがあります。装束の名前、歴史、意味、着付けまで載っていて、貴重な資料だと思います。

  • 買いました。作画資料に購入。とても解りやすくいい本なのですが、平安武家女性の装束も細かく知りたかったです。貴族が多いのですね。かさねの色目、男性が具体的に狩衣をどうかさねの色目で着こなしていたのかイラストか写真で説明してもらいたかったなあ。

  • オールカラーで、小物から着付け方、当時の階級、文様、襲目などこれだけの情報が詰まっていながらこのお値段は安いと思う。

    平安衣装スキーならバイブルになります。

  • 作画資料として購入。
    カラーで実際に着物を着用した写真も豊富で良書だと思う。

    が、知識に乏しいと微妙に痒い所に手が届かなかったりする。
    私レベルだと理解し切れないからそんな状態になるのかと…。

  • 平安時代ものが調べたくて購入。昔の装束のこと細かい決まりごとから現代の巫女さんや神主さんの衣装までと幅広く網羅。あと装束の着方や、装束を作る職人さんの現在の仕事ぶりなんかも載っていて、大変興味深かったです。

  • 装束についての基本知識が分かりやすく示してあると思う。写真やイラストも豊富で見ているだけで楽しい。

  • カラーでわかりやすくて重宝してます!

  • オールカラーで、イラストも多く、現代の女性の神職や行司さんの装束など珍しいものもたくさん載っています。内容は、装束の種類だけでなく、小物、制度、着付け方など多岐にわたっていて、ものすごくおもしろいです。イラストも絵巻物のよう昔風のものと現代風のものがあってわかりやすいです。

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著者プロフィール

装束研究家

「2022年 『有職植物図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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