世界の郷土料理事典: 全世界各国・300地域 料理の作り方を通して知る歴史、文化、宗教の食規定
- 誠文堂新光社 (2020年6月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416620175
作品紹介・あらすじ
料理で知る、料理がつなぐ 文化や宗教の多様性。
世界206カ国・地域を網羅した家庭料理、伝統料理を、各々の料理の歴史や食文化などの背景とともに楽しめる1冊です。
2021年はオリンピックイヤーでもあり、世界各国の食文化にも関心が集まっています。
「その国を知るには料理から」ということで、世界206カ国の伝統料理、郷土料理を再現、紹介し、日本の家庭でも作りやすいレシピでご紹介します。
併せて、その国の食文化の概観、また宗教の食規定などもわかりやすく説明し、多様な文化を理解し合うための一冊を目指します。
著者は、世界の料理、日本で楽しめる各国レストラン情報をいち早く提供する総合情報ウェブサイト、e-food.jp の青木ゆり子。
設立20周年を迎える2020年、満を持して、今までフィールドワーク、研究を続けてきた世界各国の料理レシピ、食文化を紹介する、集大成的1冊です。
感想・レビュー・書評
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食の楽しみを大いに発展して楽しめる本でした。例えば来日される外国人の方々の宗教や文化に対応した食事作り、特に長期滞在される方々との交流時に深く背景を理解する目的など、非常に役立つ細かい知識の詰まった本です。コロナ禍で弱ってしまった外国の方々をおもてなしする心を育て直すためにもこの本に出会って良かったです。
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【感想】
海外旅行ができない今、世界の料理を作ることで海外旅行気分を楽しめる。知らない料理ばかりで材料を揃えるのが難しいが、作ってみたい料理が多くて良かった。 -
世界の料理発信サイト代表による、歴史や文化、宗教の食規定、
国際儀礼も学べる、世界国206カ国・地域の料理の300のレシピ集。
CHAPTER1 アジア CHAPTER2 中東 CHAPTER3 ヨーロッパ
CHAPTER4 アフリカ CHAPTER5 北・中央アメリカ、カリブ
CHAPTER6 南アメリカ CHAPTER7 オセアニア
コラム、宗教の食規定、索引、参考文献有り。
国や料理の解説・完成料理の写真・材料・作り方での構成。
材料は日本国内で入手しやすいもの、或いは代用。
“世界の食”を知るのに最適な一冊です。
基本一カ国、一地域(〇〇領など)に一レシピ。
特色がある地方は数種・・・例えば日本では、
京都・アイヌ・沖縄・長崎の卓袱料理の一品が紹介されています。
朝食用のおかゆから、パン、軽食、そして主菜まで、
その国や地域の特色あるレシピがいっぱい!(甘いモノは2品のみ)
占有した国や移民の影響があるレシピもあります。
ドイツ、ハンブルクのフリカデレはハンバーグの原型?
ボルシチはウクライナが起源?
アフリカで米料理が食べられている国が多いのは、驚き。
様々な宗教の食規定が詳細なのも良いです。
レタス禁止の宗教もあるのね。 -
かなり幅広く、他の本より深ぼって書いてあり勉強する上で使いやすい。
調理法や保存方法についての歴史についても書いてあったらよかった -
世界中の郷土料理の辞典。眺めるだけでも楽しめる。
代替の食材も掲載されており、実用度も高いと思う。 -
知らない料理がたくさん。勉強になる。レシピも丁寧に細かく書いてある。
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お手軽につくれそう感が半端ない。
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丁寧にレシピ一つひとつに歴史、文化、宗教の説明が付いていて面白かった。
国や地域の歴史と地理、気候にも興味がわいた。
色々なことを料理が表していると知り、何度も読みたくなる。 -
世界各国300地域の料理情報を網羅する一冊。レシピだけでなく「歴史・文化や、国際交流・ビジネスの基本である食の外交儀礼(プロトコール)と宗教の食規定」も掲載されており、食文化を学ぶ際にも役立ちます。ネットで話題になったジョージアの鶏肉料理「シュクメルリ」も載っていますよ。
[NDC] 596.2
[情報入手先] 本校蔵書
[テーマ] 令和2年度第2回備前地区司書部会/フリーテーマ