- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416619544
作品紹介・あらすじ
【メンタリストDaiGoさん絶賛の勉強法】
「心理学が裏付ける科学的勉強法のすべてがある」(DaiGoさん)
科学的手法を用いた「実験心理学」の知見にもとづく、
子どもの心や脳にとってベストな学び方のコツを紹介します。
「頭のいい子に育ってほしい」と願う子育て世代に向けて、
自身も2人の子どもをもち、大学で数多くの学生を指導している心理学者・竹内龍人先生が
最良の方法を選りすぐりました。
2020年から始まる教育改革にも対応し、英語やプログラミング学習など最新の話題にもふれつつ、
「学業や社会的に成功するカギは?」「本当に身につく勉強法は?」「やる気を高めるには?」「興味を持たせる工夫は?」など、
すぐに実践できて効果を上げることができる勉強法やアイデアを紹介します。
子育てや教育方法で悩みがちな場面に対して、最新の研究による“科学的に正しい方法”が数多く見つかっています。
人間の脳の仕組みに合わせた勉強法なので、生まれ持っての才能や経済力にかかわらず、誰にでも有効なメソッドです。
おもに小学校~高校、そして大学などの入学試験を控えた子をもつ親に向けて解説していますが、
本書で紹介する勉強法はあらゆる学びに応用できます。
受験勉強だけでなく、社会人が直面する資格試験や語学試験などにも対応可能。
子どもから大人まですべての人に役立つ知識を紹介しています。
■目次抜粋
第1章 勉強法の基本〈脳の特性を生かすアイディア〉
・自己コントロールの重要性― 社会的な成功を握るカギ
・1万時間の法則は成立するのか?― 一流になるまでにかかる時間の本当と嘘
・「やる気」のしくみ―内発的動機づけとほめ言葉
など
第2章 実践的な勉強法〈テクニック編〉
・学びの切り札(その1)“分散効果” ― 復習のタイミングと1対4の法則
・学びの切り札(その2)“テスト効果”― 最短で最大の効果を得られる学習法
・学習成果を持続させる“バラバラの法則”―成果アップのカギはランダムさ
など
第3章 実践的な勉強法〈メンタル編〉
・不安を書き出す効果
・ルーティーン効果を活用しよう
・先延ばしの誘惑
など
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感想・レビュー・書評
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読ませる文章になってないので売れなそう。
精神科医かなんかが書いてるライフハック本と読者層被ってそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間の取り方ひとつで記憶への定着度が異なるというのは不思議である。
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4年以上も前の本なので、さらに進化しているのかもしれないが、論文を根拠に効果的な勉強法が紹介されていてとても説得力がある。
誠実な書き方をしている。
個人的に取り入れたいのは「分散学習」と「テスト型学習」。
他にも子供にとって役立つ学習法として保護者が知っておいた方がよい事項がいろいろと紹介されている。 -
脳も性格も大人になってからでも変えられる。
テストの成績が良い人は自己コントロール能力が高い。成功体験を積み重ねることで、自己コントロール能力を高めることができる。
テストの成績が悪い人はセルフ・ハンディキャップをする傾向が強い。セルフ・ハンディキャップをする人は、テスト結果がその人の能力を表していると考えがち。
マルチタスキングを頻繁にする人は記憶力や集中力が低下する。
【分散効果】間隔をあけて復習を繰り返す「分散学習」をすると、長く記憶することに効果がある。
一度に勉強する暗記カードの枚数は多い方が記憶に残る。
【テスト効果】テストを受けるだけ(テストを利用して自分で思い出す努力をすること)で学習効果が上がる。読むだけの復習よりテストによる復習のほうが効果がある。
勉強場所や勉強方法はバラバラにしたほうが勉強の成果が上がる。
【系列位置効果】最初と最後に学習したものほど記憶に残る。
勉強の休憩時間には、何も考えずにリラックスすると、直前に学習したことが記憶に残りやすい。
テスト前に不安感を書き出すだけで、不安や緊張が弱まる。
ルーティンをつくり、ルーティンをすることで、テスト時に冷静になれる。
ライバルが少ないと思ったほうが、テストの成績は良くなる。 -
まず、学習に関して無知な人に対して、科学的なデータを引用しつつも、微細に穿ちすぎず、シンプルな言葉でさらっと説明されているところがいい。どうしてもこういうエビデンスデータの本は専門用語やデータ引用元の説明で読みにくくなるものだが、この本は専門性を捨ててなお読みやすさを追求していた。
直感的に正しいと思われる学習方法や、今までの有名な実験から王道だと考えられていた勉強法のアップデートのための一冊。自分のこれまでの学びの経験にもしっくりきて、頷きながら読めた。 -
とあるきっかけで勉強し直すことになり手に取った一冊。
エビデンスがしっかりした方法が掲載されていて、とても分かりやすかった。
欲を言えばソースになる参考文献の一覧がほしかったな~ -
知っている知識はありつつも、データに従って解説してくれていてとても読みやすかったです。
同じことをつらつら長く書いているのではなく、簡潔に書いてあったのですぐ読めました〜。
英語では、文法の学習に時間を使う
p79セルフハンディキャップイングをしない人は、テスト結果はその人の努力(どのくらい勉強した日)を表していると考えています。結果が悪くても、次に努力をすればよいのだ、と考えます。
p99復習のタイミング一対4の法則
学習から復習感覚1と復習からテスト間隔2の割合を概ね一対4程度にする 復習は等間隔で
自分で復習方法を選ぶこと
p122多肢選択問題の答え合わせは最後に行う方が、最終テストに対する効果が高い
p146「勉強する場所」および「勉強方法」はランダムに
p163イメージを使って数学を解く
円周率はなぜ3?
p172最初と最後が覚えやすい順番を変えて勉強する
p177こどもに自分で教材を選ばせる
p188テスト前に不安感を書き出すとワーキングメモリーをしっかりと働かせることができる
p204ライバルは少ない、と思い込む
p211強制的に期限を決められたAグループよりも、自分で期限を決めたBグループの方が、宿題のための勉強を楽しく感じていた。
p232休憩時間にはぼーっとする。頭を使うと直前に覚えたことを忘れがちになる。
p237勉強の邪魔をしない他者の近くで勉強する
解けそうにない問題は飛ばす -
研究データを証拠としてあげながら、勉強法を解説する本です。まったくわからないことはすぐ復習した方がよく、わかることはしばらく間隔を開けてから復習した方がいいとかかれています。
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記憶するには復習すること
大事だと思ったのは2つで分散学習とテストをすること